一人一人を大切に考え,ともに高め合う集団をつくる

様式1 双 小 第15号
平成27年3月13日
水戸市教育委員会委員長 様
水戸市立双葉台小学校長 大塚 昌弘 自 己 評 価 書
1 本校の教育目標
(1) 本校の教育目標
自ら学び,心豊かで,たくましい実践力のある児童の育成
(2) 本年度の学校経営の重点
① 知のプロジェクト
全国学習状況調査や県学力診断テスト等の活用を図り,児童一人一人への基礎基本の定着と自ら考える
力の育成
② 徳のプロジェクト
小中連携から小中一貫による9年間を見通した教育実践による豊かな人間性の育成
③ 体のプロジェクト
家庭と連携した基本的生活習慣の確立と家庭,地域と連携した健やかな体をつくる食育の推進
2 重点目標
一人一人を大切に考え,ともに高め合う集団をつくる
3 具体的施策
特色ある学校運営
○一人一人が能力を伸ばし生き生きと活動する,ともに高め合う集団を作る。
○小中一貫教育を推進し,心身ともに健全な「双葉っ子」を育成する。
豊かな心の育成
○磨き合い支え合う同学年や異学年との交流
○公共心やマナ-の向上を目指した実践活動
○道徳的実践活動による規範意識の高揚
○小中一貫による9年間を見通した教育実践
確かな学力の育成
○学びの質を高める授業研究
○自己表現力, コミュニケーション力の育成
○全国学習状況調査や県学力診断テスト等の活用
○教育課程特例を生かした英会話学習の工夫
健康・体力の向上
○家庭と連携した基本的生活習慣の確立
○「早寝・早起き・朝ごはん」の定着
○家庭,地域と連携した食育の推進
○体育の授業や休み時間等の活用
○地域に開かれた学校づくり
地域・家庭との連携 ○小中一貫教育の推進
○地域の教育力を生かした教育課程の編成
4 総括
分野
特色ある学校運営
自己評価のまとめ(取り組み状況・成果と課題)
次年度に向けた改善方策
・ 水戸市の小中一貫教育研究指定校になり,双葉台中学校と共 ・ 来年度は,小中一貫教育研究指定
の完結年にあたり,教科における小
に小中一貫教育を推進し,小中9年間の学びの連続性を意識した
中一貫教育を推進する。小中の合同
学習指導を展開し,合同研修会や相互授業参観などをとおして,
教科部員会等を継続して行い,小中
児童生徒の確かな学力および豊かな心の育成のための研修を
で共通理解のもと学力向上に有効な
行ってきている。
手立てを講じていく。
・ 保護者や地域の方々の協力を得て,ゲストティーチャーとして, ・ 地域や保護者との連携を密にし
または指導者として地域人材を活用した教育活動を展開できるよ
て,体験活動やゲストティーチャーに
うにしている。
よる授業などを展開し,児童の「生き
る力」の育成に努める。
豊かな心の育成
・ あいさつを行う児童が増えてきている。地域・保護者との連携し
たあいさつ運動の成果であると思われる。
・ あいさつ運動を積極的に展開する
とともに,あいさつの意義についての
理解を深める指導を行う。
・ 授業時数を確保し,教材研究等を充実させ,各学年とも道徳の
時間を大切にし指導している。
・
さらに子どもの心を耕せるような教
材や指導法を工夫する。
確かな学力の育成
・ 学習習慣や基礎・基本の徹底には,各学年同じ歩調で取り組ん ・ 適正な家庭学習の課題の出し方を
でいる。
工夫する。保護者には,家庭での学
習環境をサポートできるように呼びか
ける。
・ 県の学力向上プロジェクト推進事業の推進校となり,校内研修で ・ 全国学力・学習状況調査および,県
学力診断テストの分析の結果明らか
国語教育の充実を図っている。言語活動を重視した学習活動を
になった課題について取り組んでい
通して,「書く力」の育成に力を入れて,研修している。確かな根拠
く。
をもとに自分の考えを話したり書いたりできるよう指導法や学習形
態を工夫していく。
・ 双葉台中学と共通理解を図り,小中一貫教育の研究を推進し, ・ 来年度は各教科において小中一
ている。11月には市少年自然の家において総合的な学習の時間
貫教育の研究を進め,小中9年間の
を中心とした中間発表会を行い好評だった。
学びの連続性を意識した学習指導を
していく。
・ 個に応じた学習指導については,課題がある。さらに,少人数の ・ 個に応じた学習指導については,
学習形態を工夫するなどして取り組
良さを生かし,個に応じた学習に取り組んでいく。また,学力向上
んでいく。ノート指導を適切に行い,
サポーターの活用では,児童の能力や特性に応じた指導を行い
つまずきの早期発見とやる気を伸ば
成果が出ている。
す指導に生かす。
健康・体力の向上
・ 今年度の体力テストは昨年に引き続き,県の目標値を上回り,体 ・ 年間を通して計画的に業間運動を
力づくりの取り組みの成果が現れている。 6学年が参加した水戸
継続的に行い,体力の向上を図っ
市陸上記録会でも,すばらしい成績を残すことができた。
た。さらに体力テスト等からみられる
本校の課題に対して計画的に対応し
ていく。
・ 毎月家庭の協力を得て,「健康生活キャンペーン」を実施し,健康 ・ 健康生活キャンペーンの個人データ
を有効に活用していきたい。健全な
に関する自己管理の習慣化を図っている。これにより,児童の生
生活習慣についての意識を高める。
活の様子を把握し,指導することで望ましい生活習慣が身につい
てきている。
・ 学校だよりや学年だより,保健だよりなど各種たよりで学校の教
育活動について情報発信している。
家庭・
地域との連携
・ 学校だより,学年だより,HP等による
情報発信に努めた。
HPは,ほぼ毎日更新することができ
ているが,多くの職員で記事を掲載
できるようにしていきたい。
・ PTAや地域との連携を強化し,協力体制のもと学校運営を行っ ・ 保護者や地域の方々の声には耳を
傾け,情報収集・早期対応に努め
ている。
る。
・ 教職員と保護者と意識の差が大きい。保護者が気軽に児童や教 ・ 保護者の疑問や不安には共通理解
のもと誠実に対応するようにする。そ
育活動などについて相談できるような体制作りについて検討する。
して保護者が気軽に児童や教育活
動などについて相談できるような体
制作りについて検討する。
5 評価項目別
項目
分野
評価項目
学校は,一人一人を大切
ともに高め合う
に考え,ともに高め合う集
集団づくり
団作りをしてる。
特色ある学校運営
いじめや体罰 学校は,いじめや体罰の
のない学校づく ない学校づくりに取り組
り
んでいる。
温かい学年・学 学校は,悩みのある子ど
級経営
もに温かく関わっている。
子どもたちは,生き生きと
生き生きと活動
楽しい学校生活を送って
する学校づくり
いる。
豊かな心の育成
礼儀がきちんと 学校は,あいさつや礼儀
している学校づ などの指導をきちんと
くり
行っている。
心の教育の推
進
学校は,道徳の授業を大
切にし,心の教育の推進
を図っている。
相手を思いや
る心の教育
子どもたちは,他者を思
いやったり,相手に感謝
したりすることができてい
る。
評価
A
A
A
A
実施状況と改善策
・ 一人一人の活躍の場が確保されるように配慮した。
さらに自信をもって主体的な活動ができるように支援の
在り方を検討していく。
・ いじめについてのアンケートを定期的にとり,実態把握
に努めている。また相談ポストの活用により,いじめの早期
発見に努めている。今まで数件の事例が挙がってきたが,
その都度適切に対応し,問題は解消している。今後もいじ
めの早期発見のために,児童相互の関わりを大切にし,
お互いの良さを認めあえる学級集団づくりに努める。
・ さらに,日頃の児童観察を行い,危険信号を早期にキャッ
チする学級経営に努める。
お互いを思いやり,尊重し,生命や人権を大切にする指
導について,全教育活動を通して指導していく。
・ さらに,子どもたちをよく観察し,日頃のふれあいの中か
らお互いに良さを認め合える学級・学年づくりに努める。
A
・ 地域でのあいさつ実施率が少しずつ向上している。さら
に地域・保護者との連携を図り,学校外での児童のあいさ
つについて再度呼びかける
B
・ 各学級で,道徳の時間を大切にし指導している。さら
に,教材研究をするとともに日常においても実践力を育む
指導を充実させたい。
A
・ 道徳の時間はもとより,日常の生活の中で,機会を見つ
けて適宜指導していくことを充実させる。
個に応じた学
習指導指導
確かな学力の育成
学校は,一人一人の能力
を伸ばす指導をしてい
る。
学習指導力の 先生は,分かりやすい授
向上
業をしている。
工夫した学習
形態
学校は,体験学習や外
部講師による授業をする
など工夫した取組をして
いる。
学校は,交通安全や災
安全教育の推
害等への指導や訓練を
進
きちんと行っている。
健康・
体力の向上
体力向上を促
す環境づくり
学校は,体力向上のた
め,環境を整え,工夫し
た活動をしている。
個に応じた保
健指導
学校は一人一人が健康
な生活ができるように適
切に保健指導を行ってい
る。
学校は,困ったことを相
教育相談体制
談しやすい雰囲気があ
の充実
る。
家庭・地域との連携
家庭との連携
学校は,子どもの様子を
分かりやすく伝えている。
保護者・地域の
学校は,保護者・地域の
ニーズへの対
願いに応えている。
応
学校は授業参観や学校
学校公開の推
公開日など積極的に学
進
校公開を行っている。
B
A
B
A
A
A
B
B
B
A
・ 学力向上サポーター等を活用して,TT授業や少人数指
導など個に応じた学習指導をすることができた。さらに習
熟度に応じた学習指導の在り方を研究する。
・ 校内研修を充実させ,プロジェクト訪問等を通して学習
指導法の向上を図った。さらに,繰り返しのドリル学習の指
導を徹底し,基礎基本の定着を目指すとともに,学習意欲
を向上させる指導を行う。
・ 各学年等で保護者や地域の方々の協力を得て,ゲスト
ティーチャーとして,または指導者として地域人材を活用
した体験活動を行った。
・ 外部講師を招いての防災教室や緊急救命法講座などを
行い,体験的活動を多く取り入れ保健・安全の意識を高め
た。さらに,大規模災害における,避難等についての工夫
した避難訓練を行うとともに,保護者や地域,関係機関と
連携した防災教育,安全教育を充実させていきたい。
・ 体力向上のために,体育の授業での取り組みの他,業
間運動でも持久走などの取り組みをしている。 休み時間
の遊びの中に,体力の向上の手立てを工夫していきた
い。
・ 健康生活キャンペーンを行い,児童の生活習慣や環境
を把握し,適切な指導を行っている。さらに,健康な生活
習慣について保護者の意識を高めたい。
・ 保護者が気軽に児童や教育活動などについて相談できる
ような体制作りについて検討する。
・ 学校だより,学年だより,HP等による情報発信に努めた。
さらに地域・保護者の求める情報を発信できるようにして
いきたい。
・ 学校評価アンケート等からの保護者の意見,要望等につ
いて,検討し,改善に努める。
・ 授業参観・学級懇談会,学校公開の日には,多くの保護
者,地域の方々の参加があった。