回路・回路網 接点方程式 2015-10-26 接点解析法 Gx : コンダクタンス J0:独立電流源 その他は電圧制御電流源 C1 K6・V2 V1 V2 1 V3 2 G5 3 G3 J0 C2 G4 K7・(V1-V2) 0 基準(0V) [1] 節点1から3についてKCLに基づいて式を立てる。 1: 2: 3: [2] 式を整理して、y1V1+y2V2+y3V3 = J の形にする。 1: 2: 3: [3] 行列を用いた表現にする。 Y・V=Iの形の式になっているので、Yの逆行列を 求めれば V=Y−¹・I よりVを求めることが出来る。 = -1- 回路図より機械的にアドミッタンス行列を作ることが出来る。 アドミッタンス行列の特徴 1:基準電位(接地)に接続されている素子は節点の対角要素にのみ入力される。 例: G4、C2 2:節点間に接続される素子は、対応するそれぞれの節点の対角要素には正の符号、 対称な位置の非対角要素には負の符号を付けて入力される。 V1 V2 V3 例: G3 V1 V2 V1 G3 -G3 V2 -G3 G3 V3 G5 V2 V3 V1 V2 V3 V2 G5 -G5 V3 -G5 G5 V1 3:従属電流源(電圧制御)は接続されている節点に対応する行の制御電圧に対応する列 に入力される。 V1 V2 V3 K6・V2 例: K6 V1 K6 V1 V2 -K6 V2 V3 K7 V3 K7・(V1-V2) V1 V2 K7 -K7 V3 V1 V2 0 V3 4:独立電流源は右辺の電源項の対応する行に入力される。 独立電圧源、従属電圧源、電流制御電流源が存在する場合は、修正接点解析法を用いる。 -2- 修正接点解析法 Modified Nodal analysis 電流源と電圧源を含む回路に対応できる。 V1 I3 1 V2 G1 1: G1(V1-V2)-I3 = 0 2 2: G1(V2-V1)+G2V2-J = 0 E + V1-E=0 J G2 - * I3が未知変数となる。 0 G1 -G1 -1 -G1 G1+G2 0 1 0 0 V1 V2 I3 = 0 J E 修正接点解析法では(1)電圧源を流れる電流、(2)(電圧源、電流源の)制御電流、 (3)インダクタを流れる電流を未知変数として追加する。また、定数項として、独立電 圧源を追加する。 電圧制御電圧源は電圧の関係式として追加する。 -3- G2 K6・V3 V1 I5 L5 2 1 V2 I7 G3 K ・I 3 + 7 6 V3 I8 4 V4 C1 + G4 E1 - J2 I6 0 基準(0V) [1] 節点1から4についてKCLに基づいて式を立てる。 1: 2: 3: 4: [2] 電圧源 E1、K7・I6、制御電流 I6、インダクタに流れる電流 I7についての式を立てる。 [3] 行列を用いた表現にする。 V1 0 V2 0 V3 0 V4 I5 -4- = J2 E1 I6 0 I7 0 I8 0
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