シャボン膜の干渉色について

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団体の部 県教育委員会賞
県教育委員会賞
●研究テーマ
シャボン膜の干渉色について
明倫中学校
科学部1年
江島 隆平 齋藤 直弘 佐嶋 清
寶珍 勇輝 尹 泰陽
動機
シャボン玉を観察していると虹色の波のような模様が動いていることに気がついた。また、時
間がたつと、色の見え方が変化していた。そこで、シャボン玉が輝くしくみについて調べたいと
思った。
内容
【1】時間と干渉色の変化
半円形のシャボン玉の頂上から干渉色が現れた。色は、①赤、緑②黄、青、紫の順で見え、最後に
灰色や黒色の目玉のようなものが現われて割れた。以下の実験2∼4でも、色の現れる順番は共
通していた。
【2】シャボン玉の大きさと干渉色
直径が小さいほど干渉色が出るまでの時間は長くなった。
【3】界面活性剤の濃度と干渉色
濃度が濃い方が、色がはっきりと見えた。
【4】シャボン膜の形と干渉色
・丸形…水平:縁の部分から現れた。
立てる:上部から現れた。
・四角、星形など角がある形…水平:角から現れた。
立てる:上の方の角から現れた。
・ハート形…水平:丸みを帯びた部分から現れた。
立てる:中央に筋が流れ、その両側から渦を描くように現れた。
まとめや感想
はじめは、干渉色という言葉も知らなかったが、研究をしていくうちに楽しくなり、干渉色の
ことがよく分かった。この実験で一番興味を持ったのは、形による干渉色の変化だ。何枚も写真
を撮って変化を見つけるのは忍耐力が必要だった。今後は、調べ学習の中で見つけたシャボン膜
に電流を流す実験も試してみたい。