七中だより教育目標江東区立深川第七中学校・よく考える人になる学校だより・思いやりのある人になる平成 24 年 11 月 3 日発行第１２号〒 135-0001 江東区毛利 1-14-1 ・健康で明るい人になるＴＥＬ 03-3631-5990 発行人校長今泉良男ホームページ http://www.koto.ed.jp/fuka7-chu/ 毎週月曜日に実施している朝礼講話の内容を本校の教育活動の一端を紹介するために掲載いたします。お読みくださいますれば幸いです。「ノーベル医学生理学賞の対象となったｉＰＳ細胞について」朝礼講話より平成２４年１０月２２日（月）実施今年のノーベル医学生理学賞はｉＰＳ細胞の研究で京都大学の山中伸弥教授らに贈られるという発表が１０月８日にありました。そこで今日はこのｉＰＳ細胞について話します。私たちの体は約６０兆個の細胞からできています。その一つ一つに私たち体を作る設計図に当たる遺伝子（これをＤＮＡといいます）が核の部分にあります。ですから細胞が一つあれば、その人を再生できる訳ですが残念ながら細胞はそれぞれの器官ごとに分かれてしまっているのでそれはできません。それができるのは受精卵の時だけです。受精卵の細胞は胚性幹細胞（ embryo stem cell）といって人体のどんな組織にも変化できる細胞です。万能細胞（ＥＳ細胞）とも呼ばれています。しかし、細胞分裂が進んで、背骨や頭といった組織の細胞に分化するともう万能細胞としての能力はなくなってしまいます。ですからこの万能細胞を得るためには受精卵が必要になる訳ですが、これは倫理的に問題があります。山中教授らが研究したのはこの万能細胞の能力を皮膚などの細胞を操作して取り戻そうとしたのです。このようにして作られた万能細胞の能力を持った細胞は「人為的に多能性を持たせた幹細胞」（ induced pluripotent stem cell）・頭文字を取ってｉＰＳ細胞と呼ばれています。このｉＰＳ細胞は何にでも分化できますから心臓や神経など体の様々な細胞を作ることができる訳です。将来はこのようにして作られた心臓が皮膚の細胞を取った人に移植される日が来るかも知れません。このようにして作られた心臓は遺伝的には全く同じなので拒絶反応は出ません。そこまで行かなくても現在、注目を浴びているのは難病の治療です。例えば神経の難病にかかった人の皮膚の細胞から神経の細胞を作り出すことができれば、どのようなメカニズムでその病状が発生するのかが分かりその病気の解明や治療薬を作る際の貴重なデータとなります。山中教授らのこれからの研究に期待しましょう。七中生の活躍第５６回江東区中学校ソフトテニス秋季大会男子女子団体の部優勝（９／３０）個人の部優勝栗原・本田組団体の部第５位（９／３０）準優勝大滝・土橋組（９／２９）第６６回江東区中学校バスケットボール秋季大会第１回深川芭蕉小中学生俳句大会薬物乱用防止ポスター優秀賞入選女子第３位（１０／１４）神尾みなみ川澄星礼那小学生体験入学を行いました１０月１２日（金）の午後１時１５分から毛利小学校、東川小学校の６年生全員が来校し、体験入学を行いました。前半は国語、社会、数学、理科、音楽、体育、英語の各授業を後半は卓球、ｿﾌﾄﾃﾆｽ、ﾊﾞﾚｰﾎﾞｰﾙ、ﾊﾞｽｹｯﾄﾎﾞｰﾙ、ｻｯｶｰ、演劇、音楽の各部活動を体験しました。各小学校の校長先生、引率の先生方、ご配慮ありがとうございました。電子黒板を用いた社会卓球部電子レンジを用いた理科女子バレーボール部琴を用いた音楽サッカー部学習活動発表会を開催しました１０月２７日（土）に学習活動発表会を開催しました。合唱コンクール、弁論発表、音楽部発表、英語レシテーション・スピーチ、カナダ短期留学報告、演劇部発表そして展示と日頃の学習活動の成果をしっかり発表し、多くの参観者から好評を得ました。