生徒による学校評 - 岩国市立東中学校

平成26年11月後期
No333
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岩国市立東中学校
岩国市三笠町2-1-9
生徒による学校評価(前期)の結果と分析について
東中学校長
柏村雅実
1 1月21日(金)に本校で「岩国市学力向上推進事業」の研究発表会
がありました。2年間の学力向上の研究の集大成ともいうべき大会で
あり、生徒の授業や無言清掃の様子を市内の小中学校の先生方に見て
いただきました。また、午後からは、全体会として生徒の合唱や学力
向上への取組の発表、学校からの研究の概要説明を行い、指定の授業
研究(理科・社会・英語)とワークショップ型の研究協議を実施しま
した。市内の各小中学校の先生方からは大変感動的で有意義な会であ
ったと好評でした。これも、子どもたちが学校の意図をくんで協力し
てくれたおかげです。東中学校の生徒は、本当に素晴らしく、誇れる
研究発表会の様子
生徒たちです。(地域や保護者の皆様にもお見せしたかったです。)
さ て、前回号では保護者による学校評価の結果をお知らせしましたので、今回は生徒による本
校教育活動の評価についての結果をお知らせしたいと思います。今年度から、保護者による学校
評価と同様に、評価項目を15項目に厳選し、重点を置いている内容や課題のある内容を生徒た
ちに評価してもらうことにしました。(別紙参照)
項目1~8は生徒の自己評価であり、私たちは現実に見える生徒の姿で学校の取り組みを評価
し改善していきたいと考え、評価してもらったものです。次に、項目9~15は教員の教育に取
り組む姿勢を生徒たちに評価してもらったものです。
本文の標記「あてはまる」と「あてはまらない」は次のようにお示しします。
「よくあてはまる」+「ややあてはまる」→「あてはまる」
「あまりあてはまらない」+「まったくあてはまらない」→「あてはまらない」
【生徒による学校評価の結果と分析】
項目1(あいさつ)項目2(身なり・言葉遣い)はおよそ9割の生徒が「あてはまる」と答え
ており、学校の落ち着いた様子がうかがえます。
今年度から、取り組み始めた項目3(無言清掃)については、8割弱が「あてはまる」と答え
ており、無言清掃への取り組みは順調に進展していると思います。さらに、生徒の意識を高め、
自らの心を磨くことに繋げていきたいと考えています。
項目4(家庭学習の習慣化)と項目5(ボランティア活動)については、
全項目の中で、「あてはまる」と答えた割合が最も低い状況でした。家庭
学習については、2時間以上の学習をしている生徒の割合も確実に増えて
いますが、反面、家庭学習の時間が1時間以下の生徒の割合も多く、2極
分化が顕著に見られます。家庭学習の時間と学力は相関関係が大変高く、
学力低位の生徒は家庭学習をあまりしていないという実態が見られます。
また、ボランティア活動については、参加延べ人数は300人を超えてい
ますが、特定の生徒の参加が多い傾向が顕著です。ボランティアの意義を
バザーボランティア
理解してもらうと共に、もっと裾野を広げていきたいと思います。
生徒の取り組みである項目6(ねらいを理解して授業に臨む),7(自分の考え意見を表現す
る),8(できること・できないことを明確にする)は東中スタイルと呼んでいるものであり、
教師の取り組みである項目13(ねらいの明確化),14(学び合いの場の設定)、15(振り
返りの時間の設定)と対応しています。この結果から、教員の東中スタイルへの取り組みに比べ
て、子どもたちの取り組みの意識が若干低いように感じられます。さらに、生徒会や委員会活動
を活用して意識化を図っていきたいと思います。
次に、項目9(相談しやすい)項目10(師弟同行)項目11(時を守る)項目12(教師の
挨拶)については、生徒との信頼関係を表す指標となると考えています。いずれも8割を超えて
おり、教師と生徒の信頼関係は概ね良好であると捉えています。
自由記述については、生徒たちはいろいろな意見や提案を書いてくれました。私たち教員にと
っては大変厳しいと思われる意見もありました。例えば、
「先生が授業に遅れてくることがある」
「怒ってばかりいないで、もっと楽しい授業をして欲しい」
「掃除は先生も一緒にやって欲しい」
・・・、本当に素直な思いや願いを書いています。とても有り難いことです。
私たち教員にとっては、大変耳の痛いことではありますが、真摯に受け止めて、「直すべきと
ころは、直す」という姿勢で、自らを積極的に改善していき、より一層生徒や保護者の皆さんと
の信頼関係を高めていきたいと思います。
「過ちては 則ち 改むるを 憚ることなかれ」(論語)の姿勢で頑張りますので、これから
も率直なご意見等、よろしくお願いします。
11月11日(火)、津波を想定した、東小学校との合同避難訓練を
実施しました。地震発生時にはまず校庭に避難し、津波の情報が入っ
た段階で県総合庁舎屋上へ避難するという、
「南海トラフ地震防災規程」
に従った2段階の避難を行いました。
有名な「釜石の奇跡」を踏まえ、まず自分の命を守り、その上で人
の命を守ることを学ぶ機会とするため、生徒と教職員が手分けして階
段の安全サポートと、小学校低学年児童の誘導を行いました。中学生
が小学生と手をつないで避難し、市消防組合の方からも、「何も言うこ
とのないすばらしい避難でした」とお誉めの言葉もいただきました。
地震・津波はあってはならない災害ですが、いつかは日本のどこかで必ず起こります。この訓
練が一人でも多くの人命を救うことにつながることを願っています。
11月21日(金)昨年より市の研究指定を受けて取り組
んできた「確かな学力推進事業」の研究発表会を開催しまし
た。市内の小中学校の先生方他50名余りに参加いただき、
午前中2時間の公開授業の後、「無言清掃」の参観、午後から
の全体会では本校教職員と生徒全員による合唱(「夢の世界を」
全校合唱のようす
「ふるさと」)を披露し、午後の研究授業、分科会を行いました。
事後の参加者アンケートを読んで目にとまったのは「感動」の二文字です。全校合唱、生徒の
学習態度、教員の授業への熱意、生徒と教職員が一体となった研究への取組等々に対して、感動
したという意見が多く見られました。この言葉を励みとして、今後さらに研究を進めていきたい
と思います。
また、当日は、育友会から接待準備および受付係についてご協力をいただきました。ありがと
うございました。
11月23日(日)、錦川清流駅伝大会が開催され、選手・補
員23名が参加しました。男子は10区、女子は5区のタスキ
をつなぎ、紅葉の中を走り抜きました。結果は、男子の部10
位、女子の部12位でした。
毎日日暮れまで駅伝の練習に取り組んだみなさん、よくがん
ばりました。また、お迎えなどで支えていただいた保護者の皆
様のご協力に感謝いたします。
1日(月)~2日(火) 期末テスト
2日(火) 全校集会・専門委員会
4日(木) くすり教育
5日(金) 音楽鑑賞教室
8日(月) 生徒会役員選挙
9日(火) 日米交流事業クリスマス・コンサート
15日(月) クラスマッチ2年
16日(火)
17日(水)
18日(木)
19日(金)
22日(月)
24日(水)
26日(金)
クラスマッチ1年
クラスマッチ3年
保護者懇談会
保護者懇談会
保護者懇談会
終業式
学校運営協議会
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次回の学校納金の振替日は12月1日(月)で
す。振替日の前日までに、口座への入金をよろしく
お願いします。