資料7 青森県立精神保健福祉センター 渡邉 直樹 1 2 「互いに気持ちを伝え合うこと」 市町村で→住民の意識の変化→紙芝居や演劇 で広がり→3県合同の取り組み→傾聴ボラン テイアの養成 学校で→音楽療法を用いたとりくみ 職域で→上司と部下、部下同士の伝えあい 医療機関で→こころのケアナース養成 金融・商工・労働等窓口で→傾聴の重要さへ の指摘 ご遺族訪問→傾聴・共感体験が前提 3 based approach, 「自殺や<うつ>を考えないで済 むこころの健康づくりの要因を把握し、その 結果を繰り返し住民に伝えていく」→①住民 の意識調査②結果をわかりやすく住民に還元 ③住民参加型の組織づくり④専門家の支援体 制づくり 地域に出向く保健師の伝統・・・昭和40年 代~ 県・精神保健福祉センター・保健所・市町村 の連携が比較的スムーズ 1次予防がメイン・・・population 4 5 6 図1: *自殺率が県の平均よりも高い地域を選定 一次調査 (ストレス状況や対処能力、打つ状態や希死念慮などの把握) * 数年ごとに繰り返す 7 8 参加機関・・・銀行・信用金庫・信用組合・ 労働金庫・商工会・農協・漁協・労働基準監 督署・社会福祉協議会・消費生活センター・ 市町村保健衛生課・介護保険課・保健所など 個人のこころの健康づくり・職場のこころの 健康づくり:互いに気持ちを伝え合うことの できる職場づくりとストレスやうつ病の知識 を身につける 地域と職域の連携を推進する足掛かりとする ①ストレスやうつ病に関する講演 ②事例の 紹介と検討 9 みんな誰かに亡くなった人のことを話したい。 でも、腹の底からわかってくれる人にだけ話す んだよ。自分は2人何でも話せる人がいたから 救われた。人とのつながりが大事だとつくづく 思う。心が軽くなったよ。 だから、遺族の会ができたらぜひ参加したい。 めぐせ死に 方して! 「あと2人子供残って るから」って言われて、 さらに傷ついたんだ。 あっちに1人でいるか ら、自分も行きた い。 こういうことは、我が家 の息子だけで たくさんだ! もっと家族がお互い 思いやりをもって接してい れば。 必ず死ぬ前にはサイン があるから、気付いてあげ て! 10 2月10日・11日(9時~5時) スタッフ:弁護士・精神科医師・心理士・精 神保健福祉士・保健師 休日に設置し、県民特に働き盛りの者の精神 的健康の増進を図り、自殺予防を推進 ①経済・生活問題の悩み ②うつ病を中心と したこころの病気の不安・悩み・治療につい て ③職場における対人関係や仕事からくる ストレスについて 新聞広告、20件、精神科医4例、精神保健 福祉士2例、保健師6例、弁護士4例、心理 士4例 11 県立中央病院救命救急センター:6年間に323 件、既遂例26例、後半3年間の件数増加、若年 女性例、過量服薬(58%その中の73%は医師 の処方による)や反復企図、精神科受診歴は2 8%(斉藤文男他:当院救命救急センターに搬送された自殺企図者の実態.青県 病誌、50(105-113,2005) 市町村の保健師・・・自殺未遂後生活保護をうけ た事例の定期的な家庭訪問、リストカット若年女 性の家庭訪問と精神科へのつなぎ、自殺未遂によ る育児不能の母親への家庭訪問→家族・兄弟と連 絡をとりながらの対応、産後うつの事例への対応 など。依頼元は社会福祉事務所や保健所・消防 署・保健協力員や民生委員・社会福祉協議会など から 12
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