力を発揮する = 一生懸命やる = きちんとやる

伊達市立伊達西小学校だより
第4号
平成27年6月30日
伊達西小の教育目標
・強い子
・正しい子
・仲よくする子
・考える子
力を発揮する = 一生懸命やる = きちんとやる
校長
土
井
嘉
啓
今年も大きな事故やトラブルがなく、運動会が無事終了しました。保護者の皆様には、駐
車場や座席などでのご協力に、改めてお礼申し上げます。
開会式でも触れましたが、運動会の練習に取り組む子どもたちの姿を見ていて、先生の話
にしっかりと耳を傾け、きちんと取り組んでいることに感心をしていました。
低学年も頑張っていましたが、低学年よりも中学年、中学年よりも高学年と、
学年が大きくなるにつれ立派になっていることに成長の過程が見られ、うれ
しく感じられました。本番でも,ぜひその姿を見せてほしいと話しましたが、
私は、しっかりと見せてくれていたと感じています。
さて、先日の校長会議で、最近、伊達市内で、子どもたちの自転車事故が続けて発生して
いるので各学校の指導を強化するよう教育委員会から指示がありました。自転車は、便利で
楽しい乗り物ですが、自動車と同様、きちんとルールを守り、気をつけなければ、大きな事
故につながります。被害者にも加害者にもなります。事故が起こってからでは、取り返しが
つきません。こんなことになるのなら…、こんな気持ちになると分かって
いたら…、どんなことでも気をつけられたのに…、と思うはずです。事故
が起こる前の、あの普通の生活がいかに幸せだったかということに気づか
されるはずです。
こういうことは、私たち大人でも、頭では分かっていても、ついつい…ということになり
がちです。一つのことに夢中になりやすく、生活経験の少ない子どもであれば、なおさらの
ことです。ですから、繰り返し、時には厳しく教えてあげなければなりません。
また、このことは,事故防止だけでなく,信頼される社会人になるためのルールやマナー
にもつながります。人やものごとにきちんと対応できる子(人)は、事故やトラブルにも巻
き込まれません。巻き込まれたとしても、大きなことにはなっていきません。そのために、
日頃から、きちんとものごとに取り組むことを経験させ、前よりできるようになった、考え
られるようになったというような自信を付けさせていくことが大切です。
子どもたちのもっている力を伸ばし、発揮できるようにしていくことが学校の最大の責務
です。それは、親として一番の願いでもあると思います。そのためには、子どもたちがもの
ごとに一生懸命取り組むことが必要です。また、子どもたちがものごとに一生懸命取り組む
ためには、きちんと取り組む意識を高めていくことが必要です。
運動会で,子どもたちが見せてくれた「きちんと」取り組
むことのできる力を,より高め,広げていけるよう,ご家庭
との連携のもと,取り組んでいきたいと考えております。そ
ういう意味でも,今回の運動会での子どもたちの姿を心から
うれしく感じていたところです。