「楽しく学ぶ認知症予防講座」主催者あいさつ

「楽しく学ぶ認知症予防講座」主催者あいさつ
健生ネットワーク京都 代表
安宅 吉昭
本日は私ども「健生ネットワーク京都」が主催させていただきま
した、楽しく学ぶ認知症予防講座「笑っていきいきお達者で!」に、
こんなにもたくさんの皆さんにご参加いただき、まことにありがと
うございます。
今日の講座の趣旨でございますが、
「健康長寿はみんなの願い」
であります。医療の発達もあり、みんなが長生きできるなかで、
「認知症」になるお年寄りも増え
てきているという事実であります。すなわちひとごとではなく、誰でもが、
「認知症になる」可能
性を持っているということでもあります。今日の講師の先生から、
「認知症とはどういうこと」と
いうお話をいただくと思いますが、今、一番大事なことは「認知症を正しく理解する」というこ
とであり、また、
「認知症になっても安心して暮らせる地域づくりをする」ということではないで
しょうか。この目的のもとに、今日の講座がみなさんのお役に立てることができれば幸いでござ
います。
「楽しく学ぶ認知症予防講座」来賓あいさつ
2 月 15 日 南丹会場
南丹保健所 次長 新村 欣司氏
今日のテーマは、
「認知症予防」ということでございますが、
厚生労働省の調査では、全国の65才以上の高齢者の15%、お
して認知症予備軍の人が462万人と多くを数えているという
状況です。90才以上では80%が認知症ということです。
すなわち、認知症は特別なものでなく、高齢化に伴って誰もがなるということであります。国
も自治体も認知症対策を進めているところであります。京都府では「京都市式オレンジプラン」
を進めているところです。南丹市では公立南丹病院が認知症疾患医療センターとして地域の中核
施設として位置づけられております。私どもは関係機関とも連携して認知症予防に取り組むこと
といたしております。よろしくお願い申し上げます。
2 月 16 日 京田辺会場
山城北保健所 所長 和田 行雄氏
認知症は超高齢化社会を迎え、身近な問題となってまいりま
した。認知症となっても安心して暮らせることが大事なことで
あります。京都府では昨年 10 月に京都式オレンジプランを策
定して、認知症カフェの設置などの施策を展開しているところ
です。
これから大切なことは、
「認知症にならなかってよかった」と
いうバリアを作らないことであります。認知症は生理的な病気ではないということです。認知症
の世界では著名な洛南病院副病院長である森俊夫先生が、
「私も認知症になる。その時はみんなに
知らせたい!」という話である。認知症は大層なものでなく、二人に一人がなる。ノーマライゼ
ーションの一環としてとらえていただきたい。今後とも、京都府へのご協力をお願いいたします。
(文責 安宅吉昭)