ハロゲンフリー高弾性・低熱膨張多層材料 MCL-E-679FG MCL-E-679FGB〈ブラックタイプ〉 GEA-679FG〈プリプレグ〉 ガラス布基材高Tgエポキシ樹脂多層材料(FR-4) ■特 長 ●ハロゲン系難燃剤、アンチモンおよび赤リンを使用せずに難燃性 UL94V-0を達成している環境対応材料です。 ●熱膨張係数が一般FR-4より、 Z方向で約50%小さくなっています。 (当社比) ●表面粗さが一般FR-4の約1/4程度であり (当社比)、 微細パターン形成が可能です。 ■用 途 ●半導体パッケージ (FC-BGA, BGA, CSP) ●弾性率が一般FR-4より約20%高く (当社比)、 薄物多層材でのそり、たわみも小さくなります。 ●はんだ耐熱性に優れています。 (鉛フリープロセスへの対応が 可能です) ●ビルドアップ用内層コア材 ■一般仕様 ●MCL 品 番 タイプ名 定尺寸法 (たて×よこ) 標準銅箔厚さ 2μm 3μm 5μm 12μm (LP、 PF) (S) MCL-E-679FG MCL-E-679FGB 1020 +10 −0 1220 +10 −0 +10 ×1020 −0 mm +10 −0 ×1020 mm (R) (S) 呼び名 (呼称) U0.025 U0.03 U0.04 U0.05 T0.04 T0.05 T0.06 T0.07 M0.06 0.1 0.15 0.2 0.3 0.41 0.61 0.81 2μm 3μm 5μm 12μm 18μm 35μm 70μm (STD、 LP、 PF) 厚さおよび許容差 0.025±0.013mm 0.030±0.013mm 0.040±0.013mm 0.050±0.013mm 0.040±0.013mm 0.050±0.013mm 0.060±0.013mm 0.070±0.013mm 0.07±0.02mm 0.11±0.02mm 0.16±0.03mm 0.21±0.04mm 0.32±0.05mm 0.40±0.05mm 0.60±0.06mm 0.80±0.08mm 注1) STD;一般銅箔、LP;低プロファイル箔、PF;プロファイルフリー箔を示します。 注2) 厚さは絶縁層の厚さを示します。 注3) 厚み (呼び名) の頭文字「U」 は1ply、 「T」 は2plyを示します。 ■一般特性 ●多層用銅張積層板 (t0.1mm) 試 験 項目 処理条件 ガラス転移温度 Tg 熱膨張係数 *1 X Y Z はんだ耐熱性 (260℃) T-260*2 *2 T-288 熱分解温度 (5%重量減少) セミアデイティブ工法 ビルドアップ耐熱性 18μm 銅箔引きはがし強さ 35μm 表面粗さ (Ra) 曲げ弾性率(たて方向) 1MHz 比誘電率 1GHz*3 1MHz 誘電正接 1GHz*3 体積抵抗率 表面抵抗 絶縁抵抗 TMA DMA (30∼120℃) (<Tg) (>Tg) A TMA TGA 260℃リフロー 単 位 ℃ ppm/℃ 秒 165∼175 200∼220 13∼15 13∼15 23∼33 140∼170 分 ℃ サイクル A kN/m A A μm GPa C-96/20/65 − C-96/20/65 − C-96/20/65+C-96/40/90 C-96/20/65+C-96/40/90 C-96/20/65 C-96/20/65+D-2/100 E-24/50+D-24/23 A 85℃/85%RH, DC100V印加 MCL-E-679FG(R) タイプ 0.9∼1.1 1.1∼1.2 23∼28 5.2∼5.4 Ω・cm Ω Ω 吸水率 % 0.4∼0.6 耐燃性 (UL-94) − 耐電食性 時間 注) 一般特性試験は、JIS C 6481によります。 *1) 昇温速度:10℃/min *2) IPC-TM-650によります。 (銅箔なし) *3) トリプレートストリップライン共振器法によります。 測定項目により、t0.8mmの値を記載しております。 16 実測値 MCL-E-679FG(S) タイプ 300以上 60以上 60以上 340∼360 10以上 2∼3 4.6∼4.8 0.008∼0.010 0.016∼0.018 1×1015∼1×1016 1×1013∼1×1015 1×1014∼1×1016 1×1013∼1×1015 V−0 2000以上 175∼185 210∼230 12∼14 12∼14 20∼30 130∼160 1.1∼1.2 1.2∼1.3 24∼29 5.0∼5.2 0.3∼0.5 ●プリプレグ ガラスクロス 品 番 タイプ名 IPC スタイル 織密度 (たて×よこ) 樹脂分 (%) GEA-679FG 0.03 0.04 0.06 0.1 0.025 0.025 0.03 0.03 0.03 0.04 0.06 0.1 1027 1037 1078 2116 1017 1017 1017 1027 1027 1037 1078 2116 75×75 69×72 53×53 60×58 95×95 95×95 95×95 75×75 75×75 69×72 53×53 60×58 73±2 73±2 68±2 58±2 72±2 75±2 78±2 73±2 78±2 73±2 68±2 58±2 (R) (S) (GBPE) (GRZPE) (GRROE) (GRSKE) (GSANE) (GSAOE) (GSAPE) (GSBPE) (GSBSE) (GSZPE) (GSROE) (GSSKE) プリプレグ特性 揮発分 硬化時間 (%) (秒) 1.5以下 1.0以下 1.5以下 1.0以下 180±30 170±30 160±30 180±30 170±30 成形厚さ (mm) 0.040 0.048 0.079 0.127 0.024 0.027 0.031 0.040 0.050 0.048 0.079 0.127 注) 一般特性試験は、JIS C 6521 (成形厚さは除く) に準じています。 ※1) 成形厚さは樹脂流れを0%と仮定した場合のプリプレグ1枚当たりの厚さです。 この値は、 プレス条件や内層パターン形状により変わります。 ●HAST特性 ●たわみ特性 処理条件:130℃ 85%RH DC5.5V 1014 12 70μm 荷量 (1g) 10 1013 たわみ量 絶縁抵抗 90μm 110μm 1012 サンプル構成:MCL-E-679FG (ST0.06) / GEA-679FG (GSBPE) 前処理: リフロー260℃×3回 処理条件:85℃85%RH、DC50V ドリル径:0.1mm 11 (Ω)10 8 たわみ スパン 6 (mm)4 2 1010 1 9 10 0 200 400 600 800 0 1000 U0.04 T0.04 U0.05 T0.06 T0.07 Span Span Span Span Span Span Span : : : : : : : 10mm 15mm 20mm 25mm 30mm 35mm 40mm 厚さ区分 処理時間 (h) ●プリプレグ層間厚さ (内層銅箔厚さ:15μm) 60 GSBSE 50 層間厚み GSBPE 40 GSAPE (μm) 30 GSANE 20 10 層間厚み 0 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 残銅率 (%) 17
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