設備別 省エネルギー効果計算の手引き 冷凍冷蔵庫

平成27年度補正予算
中小企業等の省エネ・生産性革命投資促進事業費補助金
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
平成28年2月 1.0版
冷凍冷蔵庫
冷凍冷蔵庫の省エネルギー効果計算について説明します
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
この章では「冷凍冷蔵庫」の導入を例に作業の流れ・方法を説明します。当該設備と異なる設備の導入について
の詳細は別冊「設備別 省エネルギー効果計算の手引き」をご覧ください。
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
指定・簡易・独自から選択
更新範囲の
登録
設備の更新前後で共通の
情報を登録
既存設備
導入予定設備
省エネ量の
確認
計算裕度の
設定
既存設備/導入予定設備それぞれ 設備の更新前後のエネルギー 計算結果に対する裕度の登録
の仕様情報等の登録
量を差し引いた省エネ量の確認
■冷凍冷蔵庫の指定・簡易計算に関する基本的な考え方について
●既存設備のエネルギー使用量
既存設備の定格消費電力に稼働時間(24h×365日=8,760h)、負荷率を乗じることでエネルギー使用量を推計。
●導入予定設備のエネルギー使用量
製品カタログに記載されている「年間消費電力量」を導入予定設備のエネルギー量とする。
■計算方法の選び方
下表の選択基準の欄の内容を参考に、どの計算方法を用いるかを決定してください。
区分
計算方法
省エネルギー効果計算入力項目
冷凍および冷蔵負荷率に「指定負荷率」を使
用する場合(不明な場合含む)
•
•
•
定格消費電力
冷蔵容積
冷凍容積
簡易計算
「冷蔵負荷率」「冷凍負荷率」が明らかな場合
•
•
•
•
•
定格消費電力
冷蔵容積
冷凍容積
冷蔵負荷率
冷凍負荷率
独自計算
上記以外の計算方法で計算を行う場合
・ エネルギー使用量
(月間電力使用量)
指定計算
製品カタログに記載されている「年間電力消費
量」をエネルギー使用量とする場合
•
独自計算
上記以外の計算方法で計算を行う場合
・ エネルギー使用量
(月間電力使用量)
指定計算
既存設備
選択基準
年間電力消費量
(製品カタログ値)
導入予定設備
3
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
■既存・導入予定設備の計算方法について
冷凍冷蔵庫の省エネルギー効果計算において、既存設備の計算に「指定計算」、又は「簡易計算」を用いた場合は、導
入予定設備の計算方法は必ず「指定計算」を用いることとします。
既存設備の計算方法を「独自計算」とした場合は、導入予定設備の計算についても「独自計算」を用いることとします。
既存設備の計算
導入予定設備の計算
指定計算
指定計算
簡易計算
独自計算
独自計算
■計算時の注意事項
稼働時間は、計算方法に関わらず「設備の更新前後で同じ」という前提で計算してください。
4
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
エネルギー使用量の計算
更新範囲の
登録
計算方法の
検討
既存設備
導入予定設備
省エネ量の確認
計算裕度
の設定
■更新範囲登録画面の表示
省エネルギー効果計算を行うために、更新範囲を登録します。
省エネルギー効果計算は、補助事業者情報、導入設備情報等を登録した後で、「省エネルギー効果計算(総括)」欄か
ら画面を開きます。計算を行う設備区分の「詳細」をクリックして「設備情報一覧」画面に進み、そこから更新範囲の登録
画面に進みます。
<申請書詳細 画面>
<設備情報一覧 画面>
更新範囲追加
「更新範囲追加」
をクリック
計算を行う設備区分の
「詳細」をクリック
5
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
■更新範囲登録画面イメージと項目説明
計算時に使用する統一条件(設備情報、更新範囲名、稼働時間等)を登録します。
<更新範囲登録 画面>
1
2
3
「更新範囲」入力画面
イメージ画像
1 ~ 5 までを登録し、 6 「確定」をクリックします。
続けて更新範囲(グループ)を登録します。
→ 「グループ情報」が表示されます。
4
5
6
更新範囲
7
更新範囲
8
9
7 ~ 9 までを登録し、10 「保存する」を
クリックします。
入力した条件で更新範囲が登録されます。
10
以下の説明を参考に、更新範囲情報をポータルへ入力してください。
No.
項目名
入力方法
1
計算方法
プルダウン
「計算方法の選び方」を参考に、「指定計算」
「エネルギー使用量」欄に計算後の
「簡易計算」独自計算」から選択する
値を入力する。
2
種別
プルダウン
既存設備の種別を選択する
不明な場合は、メーカーに確認する。
更新範囲の名称を登録する
例)フロア1、オフィスフロア、店舗フロア 等
提出書類「2-10 既存設備の撤
去範囲」、及び「2-11 導入予定
設備の配置図」の記載と整合性を
とること。
3
更新範囲
手入力
説明
備考
「独自計算」を選択した場合は、
6
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
エネルギー使用量の計算
既存設備
更新範囲の
登録
計算方法の
検討
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■既存設備情報の登録(指定・簡易計算)
省エネルギー効果計算を行う既存設備の基本情報や稼働台数等の情報を登録します。
2-7 エネルギー使用量計算書(設備毎/既存設備)
ポータル入力画面へ差し替え予定
■基本情報
計算方法
1
指定計算
2
既存/導入予定 既存設備
更新範囲
3
フロア1
4
台数
1台
冷凍冷蔵庫
5
種別
冷凍冷蔵庫
■設備情報
設備区分
6
製造メーカー □□株式会社
設備情報7
製品名
8
型番
9
設置年
基準要件
10
その他仕様
11
冷蔵庫X
OLD-freezer
2005年
性能区分
-
基準値1
-
性能値1
-
基準値2
-
性能値2
-
備考
冷凍容積
168 L
定格消費電力 700 W
冷蔵容積
561 L
12
■原油換算使用量
月
電
気
定格消費電力
(W)
13
冷蔵 負荷率
(%)
14
冷凍 負荷率
稼働時間
エネルギー使用量
原油換算使用量
(%)
(h)
(kWh)
(kl)
1月
700
75.0%
95.0%
744
414.5
0.106
2月
700
75.0%
95.0%
672
374.4
0.096
3月
700
75.0%
95.0%
744
414.5
0.106
4月
700
75.0%
95.0%
720
401.1
0.103
5月
700
75.0%
95.0%
744
414.5
0.106
6月
700
75.0%
95.0%
720
401.1
0.103
7月
700
75.0%
95.0%
744
414.5
0.106
8月
700
75.0%
95.0%
744
414.5
0.106
9月
700
75.0%
95.0%
720
401.1
0.103
10月
700
75.0%
95.0%
744
414.5
0.106
11月
700
75.0%
95.0%
720
401.1
0.103
12月
700
75.0%
95.0%
744
414.5
0.106
8,760
4,880.3
1.250
合計
原油換算使用量合計
(kl/年)
7
1.250 kl
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
■既存設備情報の入力(指定・簡易計算)
以下の説明を参考に、既存設備情報をポータルへ入力します。
No.
項目名
入力方法
1
計算方法
自動表示
2
既存/導入予定
プルダウン
「既存」を選択する
3
更新範囲
プルダウン
事前に登録した更新範囲から該当の
範囲を選択する
4
台数
手入力
登録した更新範囲内の、既存設備の
台数を入力する
5
種別
プルダウン
「冷蔵庫」「冷凍庫」「冷凍冷蔵庫」か
ら選択する
6
製造メーカー
手入力
既存設備の製造メーカー名を入力する 設備銘板等参照。
7
製品名
手入力
既存設備の製品名を入力する
設備銘板等参照。
8
型番(品番)
手入力
既存設備の製品型番を入力する
設備銘板等参照。
9
設置年
プルダウン
10
定格消費電力
手入力
既存設備の定格消費電力を入力する 製品カタログ、仕様書から転記する。
11
冷蔵容積
手入力
既存設備の冷蔵容積を入力する
(冷凍のみの場合は0を入力)
製品カタログ、仕様書から転記する。
12
冷凍容積
手入力
既存設備の冷凍容積を入力する
(冷蔵のみの場合は0を入力)
製品カタログ、仕様書から転記する。
13
14
冷蔵負荷率
冷凍負荷率
自動表示
または
手入力
自動表示
または
手入力
説明
備考
事前に「更新範囲」で登録した情
報が反映される
製造型番等から既存設備の製造年を
確認し入力する
「指定計算」を選択した場合は負荷率
が自動表示される
「簡易計算」を選択した場合は、数値を手入
「簡易計算」を選択した場合は冷蔵負 力するとともに、負荷率の根拠となる資料を
荷率を入力する(冷凍のみの場合は0 添付する。
を入力)
「指定計算」を選択した場合は負荷率
が自動表示される
「簡易計算」を選択した場合は、数値を手入
「簡易計算」を選択した場合は冷蔵負 力するとともに、負荷率の根拠となる資料を
荷率を入力する(冷蔵のみの場合は0 添付する。
を入力)
8
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
既存設備
更新範囲の
登録
指定・簡易・独自
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■導入予定設備情報の登録(指定・簡易計算)
省エネルギー効果計算を行う導入予定設備の基本情報や導入台数等の情報を登録します。
2-7 エネルギー使用量計算書(設備毎/導入予定設備)
ポータル入力画面へ差し替え予定
■基本情報
2
計算方法
指定計算
1
更新範囲
フロア1
3
既存/導入予定 導入予定設備
台数
1台
冷凍冷蔵庫
4
種別
冷凍庫
11
性能値1
117%
性能値2
-
■設備情報
設備区分
5
製造メーカー □□株式会社
設備情報6
製品名
冷蔵庫ABC
7
型番
8
設置年
9
性能区分
冷凍冷蔵庫/縦型
10
基準値1
100%
基準値2
-
備考
-
基準要件
その他仕様
NEW-freezer
2016年
定格消費電力 冷蔵容積
12
-
年間電力消費量 1460 kWh
冷凍容積
-
■原油換算使用量
月
電
気
稼働時間
13
(h)
エネルギー使用量
原油換算使用量
(kWh)
(kl)
1月
744
124.0
0.031
2月
672
112.0
0.028
3月
744
124.0
0.031
4月
720
120.0
0.030
5月
744
124.0
0.031
6月
720
120.0
0.030
7月
744
124.0
0.031
8月
744
124.0
0.031
9月
720
120.0
0.030
10月
744
124.0
0.031
11月
720
120.0
0.030
12月
744
124.0
0.031
合計
8,760
1,460.0
0.365
原油換算使用量合計
(kl/年)
9
0.365 kl
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
■導入予定設備情報の入力(指定・簡易計算)
以下の説明を参考に、導入予定設備情報をポータルへ入力します。
No.
項目名
入力方法
説明
1
既存/導入予定
プルダウン
「導入予定設備」を選択する
2
更新範囲
プルダウン
事前に登録した更新範囲から該当の
範囲を選択する
3
台数
手入力
登録した更新範囲内の、既存設備の
台数を入力する
4
種別
プルダウン
「冷蔵庫」「冷凍庫」「冷凍冷蔵庫」か
ら選択する
5
製造メーカー
手入力
導入予定設備の製造メーカー名を入
力する
製品カタログ、仕様書から転記する。
6
製品名
手入力
導入予定設備の製品名を入力する
製品カタログ、仕様書から転記する。
7
型番(品番)
手入力
導入予定設備の製品型番を入力する 製品カタログ、仕様書から転記する。
8
設置年
プルダウン
「2016年」、又は「2017年」を選択す
る
9
性能区分
プルダウン
「別表1」で定められた性能区分を選択
する
10
基準値1
自動表示
100%が自動表示される
11
性能値1
手入力
基準達成率を入力する
(100%以上の設備のみ対象)
製品カタログ、仕様書から転記する。
12
年間電力
消費量
手入力
年間電力消費量を入力する
製品カタログ、仕様書から転記する。
13
エネルギー
使用量
自動計算
【12】で入力した電力消費量が自動で
月毎の日数を考慮した、電力消費量
に案分される
10
備考
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
既存設備
更新範囲の
登録
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■登録情報の確認
「申請者詳細 画面」の[設備情報一覧] で、設備の計算漏れが無いか確認をしてください。
<申請者詳細 画面>-<導入設備一覧>
<申請者詳細 画面>
■事業全体での省エネルギー量の確認
計算された省エネルギー量の算出結果を確認します。
申請する補助事業の省エネルギー効果を必ずご確認ください。
<申請者詳細 画面>-<省エネルギー効果計算(総括)>
裕度
合計(裕度加味)
%
%
%
%
%
%
%
%
※マイナスの値でも可
※マイナスの値は不可
※裕度が加味された
合計値が表示される
<省エネルギー効果計算(総括)表でのマイナス表記について>
既存設備と導入予定設備で使用するエネルギー種別が異なる場合、エネルギー種別ごとの合計値にマイナスの値が
表示される場合がありますが問題はありません。
ただし、事業全体の省エネルギー量の合計が0またはマイナスとなる場合は、事業を通じて省エネルギー効果を得られて
いないため、交付申請を行うことが出来ませんのでご注意ください。
例)既存設備のエネルギー種別
:油 (原油換算での年間エネルギー使用量:1,000kl)
導入予定設備のエネルギー種別:ガス (原油換算での年間エネルギー使用量:-700kl)
このケースの場合、油の省エネルギー量が1000klになる一方、ガスは700kl増えるため、ガスだけを見た場合
はエネルギー使用量が増加したことになります(=省エネルギー量がマイナス表示になる)。
ただし、事業全体(油やガスも含めた全体のエネルギー使用量)を見た場合は、300klの省エネルギー量を
得たことになります。
11
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
既存設備
更新範囲の
登録
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■計算裕度設定画面の表示
「計算裕度」を設定する場合は、以下「裕度設定」画面にて登録を行います。
<申請書詳細 画面>
■申請書詳細
1
計算裕度登録
1 計算裕度登録クリックし、計算裕度
登録画面表示
同意確認
計算裕度登録
■裕度選択
2 裕度選択(プルダウン)
設備区分ごとに10~20%の裕度を選択する
最低でも10%の裕度設定は必須
計算裕度登録
裕度
2
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
■裕度登録
3 保存
内容を確認し、問題がなければ[保存]をクリック
保存
3
登録が完了すると、「申請者詳細 画面」に戻ります。
これで、すべての必要情報の登録、及び省エネルギー量計算は完了です。
12
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
■「独自計算」を用いた場合の情報の登録について
「独自計算」で既存設備、導入予定設備のエネルギー使用量を算出した場合は、その結果を補助事業ポータルに登
録する必要があります。
補助事業ポータルでは、入力されたエネルギー使用量を原油換算し、事業全体の省エネルギー効果を算出します。
■更新範囲の登録
「独自計算」を用いる際には、更新範囲登録画面の計算方法の欄で必ず「独自計算」を選択し、確定ボタンをクリック
してください。その後、更新範囲の名称を入力のうえ、登録してください。
※ 「独自計算」を選択した場合は、稼働条件(稼働時間や必要熱量 等)の登録は行いません。
■既存設備・導入予定設備の原油換算使用量の計算
「エネルギー使用量算出 画面」を開き、以下の手順に沿って各情報を登録し、設備の原油換算使用量を算出します。
2-6 省エネルギー効果計算書(設備毎/既存設備)
■計算方法・更新範囲、台数
計算方法
独自計算
更新範囲
フロア1
台数
1台
高効率空調
種別
(空調)ガスヒートポンプエアコン
1. 更新範囲を選択する
「独自計算」の結果を登録するために作成した更新範
囲を選択し、確定ボタンをクリックしてください。
既存/導入予定 既存設備
■設備情報
設備区分
製造メーカー
○○株式会社
製品名
カクメイエアコンG
H7-TMAK
設備情報
型番(品番)
設置年
基準要件
2. 設備の基本情報を入力する
1995年
性能区分
-
基準値1
-
性能値1
-
基準値2
-
性能値2
-
備考
-
種別1
昼間買電
種別2
その他の
燃料等
エネルギー
種別情報
<登録する設備が既存設備の場合>
製品名や型番等の情報を登録します。
熱量換算係数
1
熱量換算係数
2
<登録する設備が導入予定設備の場合>
予め登録をした該当設備をプルダウンから選択
してください。
9.97 千kWh
21 千㎥
■エネルギー使用量
原油換算使用量
(kl)
エネルギー使用量
月
kWh
電
気
1月
69.600
0.018
2月
67.700
0.017
3月
51.600
0.013
4月
9.100
0.002
5月
22.700
0.006
53.400
0.014
123.300
0.032
124.000
0.032
94.100
0.024
10月
20.200
0.005
11月
10.100
0.003
12月
49.700
0.013
6月
7月
8月
9月
様式サンプル
695.500
合計
月
千㎥
ガ
ス
0.179
原油換算使用量
(kl)
エネルギー使用量
1月
0.597
0.324
2月
0.583
0.316
3月
0.445
0.241
4月
0.078
0.042
5月
0.196
0.106
6月
0.460
0.249
7月
1.063
0.576
8月
1.069
0.579
9月
0.811
0.439
10月
0.174
0.094
11月
0.087
0.047
12月
0.428
0.232
合計
5.991
3.246
原油換算使用量合計
(kl)
3. エネルギー種別情報を入力する
該当の設備が使用するエネルギー種別を選択してくだ
さい。選択した種別に応じ、原油換算を行います。
4. エネルギー使用量を入力する
「独自計算」で算出した設備の月別のエネルギー使用
量を登録してください。
※原油換算する前のエネルギー使用量を登録します。
5. 原油換算量等計算ボタンをクリック
入力したエネルギー使用量の値を基に、各月の原油
換算を行います。
3.425 kl
13
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
■【参考】冷凍冷蔵庫の指定・簡易計算の計算手順と計算式について
冷凍冷蔵庫の指定計算、及び簡易計算については以下の考えに基づき、補助事業ポータルで計算を行っています。
凡
例
製品カタログ等から転記する値
実績又は計画に基づき入力する値
使用データや計算ロジックによって自動入力される値
1. 既存設備のエネルギー使用量算出の計算
以下の情報を用いて、既存設備のエネルギー使用量を求める。
既存設備
定格消費電力
[W]
既存設備
稼働時間※
[h/年]
×
冷蔵or冷凍
負荷率
× (自動計算又は任意入力)
×
[%]
既存設備
台数
[台]
×
単位変更
1/1,000
[Wh⇒kWh]
既存設備
消費電力量
[kWh/年]
=
※「既存設備月間想定稼働時間」は1日24時間、365日=8,760h稼働とする
既存設備
消費電力量
[kWh/年]
単位変更
1/1,000
[kWh⇒千kWh]
×
【使用する負荷率に関して】
冷蔵庫or冷凍庫の場合 ⇒
冷蔵冷凍庫の場合
⇒
冷蔵冷凍
負荷率
[%]
×
熱量換算係数
9.97
[GJ/千kWh]
×
原油換算係数
0.0258
[kl/GJ]
=
既存設備
原油換算使用量
[kl/年]
指定か任意の負荷率でそのまま計算を行う。
冷蔵負荷率と冷凍負荷率を各々設定し、冷蔵容量・冷凍容量で加重平均した値で
計算を行う。
冷蔵容量
[L]
=
冷蔵負荷率
[%]
冷凍容量
[L]
+
×
冷蔵容量
[L]
+
冷凍負荷率
[%]
冷凍容量
[L]
×
冷蔵容量
[L]
+
冷凍容量
[L]
2. 導入予定設備のエネルギー使用量算出の計算
以下の情報を用いて、導入予定設備の電力使用量を求める。
導入予定設備
消費電力量
[kWh/年]
※製品カタログに記載されている「年間消費電力量」を使用(計算上は月毎の日数に応じて按分)。
導入予定設備
消費電力量
[kWh/年]
×
単位変更
1/1,000
[kWh⇒千kWh]
×
熱量換算係数
9.97
[GJ/千kWh]
×
原油換算係数
0.0258
[kl/GJ]
=
導入予定設備
原油換算使用量
[kl/年]
※次頁に続く
14
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
3. 省エネルギー量算出の計算
1.~2までの計算を実施し、.各々の原油換算使用量を求める。
既存・導入予定設備の差分を省エネルギー量とする。
既存設備
原油換算使用量
[kl/年]
-
導入予定設備
原油換算使用量
[kl/年]
=
省エネルギー量
[kl/年]
15
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
■必要添付書類
交付申請書には選択した計算方法に応じて下記の書類を添付してください。
No.
1
2
計算方法
指定 簡易 独自
○
○
必要証憑
証憑例
○
導入予定設備の定格電力使用量の根拠
導入予定設備 製品カタログ・仕様書
※該当する箇所に蛍光マーカー等で印をつけ、
転記した箇所が判るようにする。
○
「独自計算」の計算過程および使用した値の
証憑
計算過程説明書(計算式含む)
計算内したデータの根拠資料
※独自計算の場合、上記必要証憑をすべて添付してください。
※既存設備の場合、添付する必要はないが、SIIの求めに応じ、迅速に対応できるよう準備してください。
※上記は、交付申請時の提出書類添付4(設備の製品カタログ/設備の仕様書)、又は添付8(省エネルギー効果
独自計算書)にあたります。
(「[別冊]交付申請の手引き」参照)
16
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
■使用データ
冷蔵負荷率、冷凍負荷率は以下の通り。
以下の数値を使用しない場合は「簡易計算」、又は「独自計算」となる。
種別
形状
負荷率
縦型
冷蔵庫
75%
横型
縦型
冷凍庫
95%
横型
冷凍冷蔵庫
容積の割合に応じて、負荷率を加重平均する。
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設備別 省エネルギー効果計算の手引き
冷凍冷蔵庫
■基準エネルギー消費効率
種別
性能区分
冷蔵庫
電気冷蔵庫
冷凍冷蔵庫
電気冷凍庫
基準値
縦型 ※1
インバータ制御
電動機有
〈2016年省エネ基準達成率〉 100%以上
縦型
インバータ制御
電動機無
〈2016年省エネ基準達成率〉 100%以上
横型 ※2
〈2016年省エネ基準達成率〉 100%以上
縦型
〈2016年省エネ基準達成率〉 100%以上
横型
〈2016年省エネ基準達成率〉 100%以上
縦型
〈2016年省エネ基準達成率〉 100%以上
横型
〈2016年省エネ基準達成率〉 100%以上
チェストフリーザー ※3
〈2016年省エネ基準達成率〉 100%以上
冷凍ストッカー ※4
〈2016年省エネ基準達成率〉 100%以上
冷凍冷蔵庫本体
対
象
範
囲
備
考
※1 「縦型」とは、JIS B 8630(2009)に規定する外形寸法に基づく高さ(以下「外形高さ寸法」
という。)(単位 ミリメートル)が1,000ミリメートル超の機器であって前開き形のものをいう。
※2 「横型」とは、外形高さ寸法が、1,000 ミリメートル以下の機器であって前開き形のものをいう。
※3 「チェストフリーザー」とは、上開き形であって、上方に引き上げる形状の扉をもつものとする。
※4 「冷凍ストッカー」とは、上開き形であって、左右にスライドする形状の扉をもつものとする。
その他、詳細はトップランナー制度「電気冷蔵庫 目標年度が2016年度以降の各年度のもの【業務用】」、「電気冷凍庫
目標年度が2016年度以降の各年度のもの【業務用冷凍庫】」に準ずる。
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