ターボ冷凍機

平成27年度補正予算
中小企業等の省エネ・生産性革命投資促進事業費補助金
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
高効率空調
ターボ冷凍機
平成28年2月 1.0版
ターボ冷凍機
ターボ冷凍機の省エネルギー効果計算について説明します
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
この章では「ターボ冷凍機」の導入を例に作業の流れ・方法を説明します。当該設備と異なる設備の導
入についての詳細は別冊「設備別 省エネルギー効果計算の手引き」をご覧ください。
エネルギー使用量の計算
更新範囲の
登録
計算方法の
検討
指定・簡易・独自から選択
設備の更新前後で共通の
情報を登録
既存設備
省エネ量の
確認
導入予定設備
計算裕度の
設定
既存設備/導入予定設備それぞれ 設備の更新前後のエネルギー 計算結果に対する裕度の登録
の仕様情報等の登録
量を差し引いた省エネ量の確認
■ターボ冷凍機の指定計算に関する基本的な考え方について
既存・導入予定設備の定格冷凍能力、IPLV/COP、平均負荷率、想定稼働時間より、電力使用量を算出します。その
差分を省エネルギー量とします。
※IPLV、又はCOPどちらを用いるかは、以下IPLV使用基準を確認のうえ算出を行います。
■計算方法の選び方
下記IPLV/COP使用基準分岐図、及び次頁表の選択基準の欄の内容を参考に、どのような計算方法を用いるかを
検討してください。
■IPLV/COP使用基準
スタート
導入予定設備が
インバータ機であるか
NO
YES
稼働時間が1500時間以上
であるか
NO
YES
既存設備、導入予定設備共に
IPLVを用いて計算
3
既存設備、導入予定設備共に
COPを用いて計算
※ポータルシステム上の指定計算、簡易計算においては、「導入予定設備のインバータ制御の有無」「想定稼働時間」
の情報を入力すると、自動的に該当する計算方法を用いてエネルギー使用量が算出されます。
3
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
区分
計算方法
指定計算
(IPLV)
備考
IPLVと想定稼働時間、指定負荷率
・定格冷凍能力(既存)
(58.5%)を利用して年間値を計算す
・想定稼働時間
る方法
前頁IPLV/COP使用
基準において、IPLVを
用いる場合に限る。
簡易計算①
(IPLV)
IPLVと想定稼働時間、独自負荷率を
利用して年間値を計算する方法
・定格冷凍能力(既存)
・想定稼働時間
・平均負荷率(既存)
前頁IPLV/COP使用
基準において、IPLVを
用いる場合に限る。
簡易計算②
(COP)
・定格冷凍能力(既存)
COPと想定稼働時間、独自負荷率を利
・想定稼働時間
用して年間値を計算する方法
・平均負荷率(既存)
前頁IPLV/COP使用
基準において、COPを
用いる場合に限る。
既存設備
既存設備の実電力消費量から計算する ・エネルギー使用量
方法や上記以外の方法で計算する方法 (月間電力使用量)
独自計算
導入予定
設備
省エネルギー効果計算
入力項目
計算方法
指定計算①
(IPLV)
既存設備で指定計算、又は簡易計算
①を採用した場合
・定格冷凍能力(導入予定)
・IPLV(導入予定)
指定計算②
(COP)
既存設備で簡易計算②を採用した場合
・定格冷凍能力(導入予定)
・COP(導入予定)
導入予定設備の実電力消費量から計
・エネルギー使用量
算する方法や上記以外の方法で計算す
(月間電力使用量)
る方法
独自計算
■既存・導入予定設備の計算方法について
ターボ冷凍機の省エネルギー効果計算において、既存設備の計算に「指定計算」、又は「簡易計算」を用いた場合は、導
入予定設備の計算方法は必ず「指定計算」を用いることとします。
※既存・導入予定設備でIPLV、又はCOPを用いるかは統一すること。
既存設備の計算方法を「独自計算」とした場合は、導入予定設備の計算についても「独自計算」を用いることとします。
導入予定設備の計算
既存設備の計算
指定計算
(IPLV)
指定計算①
(IPLV)
簡易計算①
(IPLV)
簡易計算②
(COP)
指定計算②
(COP)
独自計算
独自計算
■計算時の注意事項
 稼働時間は、計算方法に関わらず「設備の更新前後で同じ」という前提で計算してください。
4
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
更新範囲の
登録
既存設備
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■更新範囲登録画面の表示
省エネルギー効果計算を行うために、更新範囲を登録します。
省エネルギー効果計算は、補助事業者情報、導入設備情報等を登録した後で、「省エネルギー効果計算(総括)」欄か
ら画面を開きます。計算を行う設備区分の「詳細」をクリックして「設備情報一覧」画面に進み、そこから更新範囲の登録
画面に進みます。
<申請書詳細 画面>
<設備情報一覧 画面>
更新範囲追加
「更新範囲追加」
をクリック
「申請書詳細 画面」を下部までスクロール
し、計算を行う設備区分の「詳細」をクリック
5
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
■更新範囲登録画面イメージと項目説明
計算時に使用する統一条件(設備情報、更新範囲名、稼働時間等)を登録します。
<更新範囲登録 画面>
1
2
3
「更新範囲」入力画面
イメージ画像
1 ~ 5 までを登録し、 6 「確定」をクリックします。
続けて更新範囲(グループ)を登録します。
→ 「グループ情報」が表示されます。
4
5
6
更新範囲
7
更新範囲
8
9
7 ~ 9 までを登録し、10 「保存する」を
クリックします。
入力した条件で更新範囲が登録されます。
10
以下の説明を参考に、更新範囲情報をポータルへ入力してください。
No.
1
2
項目名
計算方法
入力方法
プルダウン
説明
備考
「計算方法の選び方」を参考に、「指定計算」
「簡易計算」「独自計算」から選択
「独自計算」を選択した場合は、
「エネルギー使用量」欄に計算後の
値を入力する。
「簡易計算」を選択した場合は負
荷率に任意の値を入力する。
双方とも根拠となる資料を添付す
る。
更新範囲の名称を登録する
更新範囲
手入力
例)フロア1、オフィスフロア、店舗フロア 等
3
稼働時間
手入力
4
導入予定設備の
インバータ制御
プルダウン
年間の想定稼働時間を入力する
提出書類「2-10 既存設備の撤
去範囲」、及び「2-11 導入予定
設備の配置図」の記載と整合性を
とること。
既存・導入予定設備で同じ時
間を使用する
既存設備ではなく、導入予定設備
導入予定設備がインバータ機の場合は「有り」、
のインバータ制御・定速機を選択す
定速機の場合は「無し」を選択する
る。
6
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
エネルギー使用量の計算
既存設備
更新範囲の
登録
計算方法の
検討
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■既存設備情報の登録(指定計算・簡易計算)
既存設備の基本情報や稼働台数等の情報を補助事業ポータルへ入力し、エネルギー使用量を計算します。
ポータル入力画面へ差し替え予定
2-7 エネルギー使用量計算書(設備毎/既存設備)
■基本情報
1
計算方法
指定計算
2
3
更新範囲
フロア1
4
既存/導入予定 既存設備
台数
1台
種別
ターボ冷凍機
■設備情報
設備区分
5
空調
製造メーカー □□株式会社
設備情報6
製品名
ターボTB
7
型番
OLD-3500TB
8
設置年
1980年以前
基準要件
性能区分
-
基準値1
-
性能値1
-
基準値2
-
性能値2
-
備考
-
9 定格冷凍能力 1,758
その他仕様
USRT
11
10 年間稼働時間 1,550 h
運転条件
導入予定設備の
インバーター制御
有り
■原油換算使用量
月
定格 冷凍能力
IPLV
平均負荷率
稼働時間
エネルギー使用量
原油換算使用量
(%)
(h)
(kWh)
(kl)
(kW)
1月
2月
3月
4月
電
気
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
年間
6,188
12
4.93
58.5%
13
1,550
1,138,578.5
原油換算使用量合計
(kl/年)
7
292.871
292.871 kl
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
■既存設備情報の入力(指定計算・簡易計算)
以下の説明を参考に、既存設備情報をポータルへ入力します。
No.
項目名
入力方法
説明
1
計算方法
自動表示
事前に「更新範囲」で登録した情報が反
映される
2
既存/導入予定
プルダウン
「既存設備」を選択する
3
更新範囲
プルダウン
事前に登録した更新範囲から該当の範囲
を選択する
4
台数
手入力
【3】で選択した更新範囲内の、既存設備
の台数を入力する
5
製造メーカー
手入力
既存設備の製造メーカー名を入力する
設備銘板等参照。
6
製品名
手入力
既存設備の製品名を入力する
設備銘板等参照。
7
型番(品番)
手入力
既存設備の製品型番を入力する
設備銘板等参照。
8
設置年
プルダウン
固定資産台帳に記載されている、既存設
備の設置年(取得年)を選択する
9
定格冷凍能力
手入力
製品カタログ、仕様書に記載の設備の仕
様情報を入力する
10
稼働時間
自動表示
事前に「更新範囲」で登録した情報が反
映される
11
導入予定設備の
インバータ制御
自動表示
事前に「更新範囲」で登録した情報が反
映される
12
IPLV/COP
自動計算
導入予定設備の種類、及びその想定稼
働時間により、IPLV、又はCOPが自動算
出される
13
平均負荷率
自動計算
又は手入力
備考
指定計算(IPLV)の場合
→固定値58.5%が自動入力
簡易計算(IPLV)の場合
→任意入力の平均負荷率を入力
簡易計算(COP)
→任意の平均負荷率を入力
8
製品カタログ、仕様書、銘板等参照。
能力の単位は、「kW」、又は「USRT」を
選択する。
※USRTで入力した場合、自動計算で
kWに換算され「原油換算使用量」の
「定格冷凍能力」欄に表示される。
任意の平均負荷率を設定した場合は根
拠となる資料を添付する。
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
更新範囲の
登録
指定・簡易・独自
既存設備
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■導入予定設備情報の登録(指定計算)
省エネルギー効果計算を行う導入予定設備の基本情報や導入台数等の情報を登録します。
ポータル入力画面へ差し替え予定
2-7 エネルギー使用量計算書(設備毎/導入予定設備)
■基本情報
2
計算方法
指定計算
1
更新範囲
フロア1
3
既存/導入予定 導入予定設備
台数
1台
種別
ターボ冷凍機
■設備情報
設備区分
4
空調
製造メーカー □□株式会社
5
設備情報
製品名
ターボTBⅡ
6
型番
NEW-5400TB
7
設置年
8
性能区分
220USRT<冷凍能力≦1000USRT
基準値1
IPLV 8.70
基準値2
-
備考
-
基準要件
2016年
9
10
その他仕様
定格冷凍能力 1,800
性能値1
9.10
性能値2
-
USRT
導入予定設備の
インバーター制御
運転条件 年間稼働時間 1,550 h
有り
■原油換算使用量
月
定格 冷凍能力
IPLV
平均負荷率
稼働時間
エネルギー使用量
原油換算使用量
(%)
(h)
(kWh)
(kl)
(kW)
1月
2月
3月
4月
電
気
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
年間
6,336 11
9.10
57.1%
9
1,550
616,605.9
原油換算使用量合計
(kl/年)
158.607
158.607 kl
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
■導入予定設備情報の入力(指定計算)
以下の説明を参考に、導入予定設備情報をポータルへ入力します。
No.
項目名
入力方法
説明
備考
1
既存/導入予定
プルダウン
「導入予定設備」を選択する
2
更新範囲
プルダウン
事前に登録した更新範囲から該当の範囲
を選択する
3
台数
手入力
【2】で選択した更新範囲内の、導入予定
設備の台数を入力する
4
製造メーカー
手入力
導入予定設備の製造メーカー名を入力す
る
製品カタログ、仕様書から転記する。
5
製品名
手入力
導入予定設備の製品名を入力する
製品カタログ、仕様書から転記する。
導入予定設備の製品型番を入力する
製品カタログ、仕様書から転記する。
セット型番(複数の設備により構成され
るセット販売品の型番)がある場合はセッ
ト型番を、ない場合は導入する熱源設備
の型番を入力する。
6
型番(品番)
手入力
7
設置年
プルダウン
導入予定設備の設置年を選択する
「2016年」、又は「2017年」を選択する。
性能区分
プルダウン
「別表1」で定められた性能基準指標を選
択する
不明な場合は製造メーカー等に確認し、
正しい性能区分を選択する。
性能値1
自動表示
「性能区分」で選択した性能基準値が自
動表示される
性能値1
手入力
基準値1に示された基準値を満たすこと
8
9
製品カタログ、仕様書から転記する。
10
定格冷凍能力
手入力
製品カタログ、仕様書、銘板等参照。
能力の単位は、「kW」、又は「USRT」を
製品カタログ、仕様書に記載の設備の仕様 選択する。
※USRTで入力した場合、自動計算で
情報を入力する
kWに換算され「原油換算使用量」の「定
格冷凍能力」欄に表示される。
11
IPLV/COP
手入力
メーカーに確認のうえ、IPLV/COPを入力す
場合は、製品カタログ、仕様書から転記
る
する。
メーカーに確認の上入力する。記載ある
10
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
既存設備
更新範囲の
登録
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■登録情報の確認
「申請者詳細 画面」の[設備情報一覧] で、設備の計算漏れが無いか確認をしてください。
<申請者詳細 画面>-<導入設備一覧>
<申請者詳細 画面>
■事業全体での省エネルギー量の確認
計算された省エネルギー量の算出結果を確認します。
申請する補助事業の省エネルギー効果を必ずご確認ください。
<申請者詳細 画面>-<省エネルギー効果計算(総括)>
裕度
合計(裕度加味)
%
%
%
%
%
%
%
%
※マイナスの値でも可
※マイナスの値は不可
※裕度が加味された
合計値が表示される
<省エネルギー効果計算(総括)表でのマイナス表記について>
既存設備と導入予定設備で使用するエネルギー種別が異なる場合、エネルギー種別ごとの合計値にマイナスの値が
表示される場合がありますが問題はありません。
ただし、事業全体の省エネルギー量の合計が0またはマイナスとなる場合は、事業を通じて省エネルギー効果を得られて
いないため、交付申請を行うことが出来ませんのでご注意ください。
例)既存設備のエネルギー種別
:油 (原油換算での年間エネルギー使用量:1,000kl)
導入予定設備のエネルギー種別:ガス (原油換算での年間エネルギー使用量:-700kl)
このケースの場合、油の省エネルギー量が1000klになる一方、ガスは700kl増えるため、ガスだけを見た場合
はエネルギー使用量が増加したことになります(=省エネルギー量がマイナス表示になる)。
ただし、事業全体(油やガスも含めた全体のエネルギー使用量)を見た場合は、300klの省エネルギー量を
得たことになります。
11
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
既存設備
更新範囲の
登録
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■計算裕度設定画面の表示
「計算裕度」を設定する場合は、以下「裕度設定」画面にて登録を行います。
<申請書詳細 画面>
■申請書詳細
1
計算裕度登録
1 計算裕度登録クリックし、計算裕度
登録画面表示
同意確認
計算裕度登録
■裕度選択
2 裕度選択(プルダウン)
設備区分ごとに10~20%の裕度を選択する
最低でも10%の裕度設定は必須
計算裕度登録
裕度
2
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
■裕度登録
3 保存
内容を確認し、問題がなければ[保存]をクリック
保存
3
登録が完了すると、「申請者詳細 画面」に戻ります。
これで、すべての必要情報の登録、及び省エネルギー量計算は完了です。
12
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
■「独自計算」を用いた場合の情報の登録について
「独自計算」で既存設備、導入予定設備のエネルギー使用量を算出した場合は、その結果を補助事業ポータルに登
録する必要があります。
補助事業ポータルでは、入力されたエネルギー使用量を原油換算し、事業全体の省エネルギー効果を算出します。
■更新範囲の登録
「独自計算」を用いる際には、更新範囲登録画面の計算方法の欄で必ず「独自計算」を選択し、確定ボタンをクリック
してください。その後、更新範囲の名称を入力のうえ、登録してください。
※ 「独自計算」を選択した場合は、稼働条件(稼働時間や必要熱量 等)の登録は行いません。
■既存設備・導入予定設備の原油換算使用量の計算
「エネルギー使用量算出 画面」を開き、以下の手順に沿って各情報を登録し、設備の原油換算使用量を算出します。
2-6 省エネルギー効果計算書(設備毎/既存設備)
■計算方法・更新範囲、台数
計算方法
独自計算
更新範囲
フロア1
台数
1台
高効率空調
種別
(空調)ガスヒートポンプエアコン
1. 更新範囲を選択する
「独自計算」の結果を登録するために作成した更新範
囲を選択し、確定ボタンをクリックしてください。
既存/導入予定 既存設備
■設備情報
設備区分
製造メーカー
○○株式会社
製品名
カクメイエアコンG
H7-TMAK
設備情報
型番(品番)
設置年
基準要件
2. 設備の基本情報を入力する
1995年
性能区分
-
基準値1
-
性能値1
-
基準値2
-
性能値2
-
備考
-
種別1
昼間買電
種別2
その他の
燃料等
エネルギー
種別情報
<登録する設備が既存設備の場合>
製品名や型番等の情報を登録します。
熱量換算係数
1
熱量換算係数
2
<登録する設備が導入予定設備の場合>
予め登録をした該当設備をプルダウンから選択
してください。
9.97 千kWh
21 千㎥
■エネルギー使用量
原油換算使用量
(kl)
エネルギー使用量
月
kWh
電
気
1月
69.600
0.018
2月
67.700
0.017
3月
51.600
0.013
4月
9.100
0.002
5月
22.700
0.006
53.400
0.014
123.300
0.032
124.000
0.032
94.100
0.024
10月
20.200
0.005
11月
10.100
0.003
12月
49.700
0.013
6月
7月
8月
9月
様式サンプル
695.500
合計
月
千㎥
ガ
ス
0.179
原油換算使用量
(kl)
エネルギー使用量
1月
0.597
0.324
2月
0.583
0.316
3月
0.445
0.241
4月
0.078
0.042
5月
0.196
0.106
6月
0.460
0.249
7月
1.063
0.576
8月
1.069
0.579
9月
0.811
0.439
10月
0.174
0.094
11月
0.087
0.047
12月
0.428
0.232
合計
5.991
3.246
原油換算使用量合計
(kl)
3. エネルギー種別情報を入力する
該当の設備が使用するエネルギー種別を選択してくだ
さい。選択した種別に応じ、原油換算を行います。
4. エネルギー使用量を入力する
「独自計算」で算出した設備の月別のエネルギー使用
量を登録してください。
※原油換算する前のエネルギー使用量を登録します。
5. 原油換算量等計算ボタンをクリック
入力したエネルギー使用量の値を基に、各月の原油
換算を行います。
3.425 kl
13
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
【参考】 ターボ冷凍機の指定・簡易計算の計算手順と計算式
ターボ冷凍機の指定計算、及び簡易計算については以下の考えに基づき、補助事業ポータルで計算を行っています。
凡
例
製品カタログ等から転記する値
実績又は計画に基づき入力する値
使用データや計算ロジックによって自動入力される値
1.既存設備のエネルギー使用量算出の計算
①IPLV or COPの決定
既存設備の設置年と冷凍能力(USRT)をもとにIPLV/COPを決定。
既存設備
IPLV or COP
(自動計算)
設置年・冷凍能力(USRT)から自動計算
②定格冷凍能力、 IPLV or COP、平均負荷率、想定稼働時間より、電力使用量を算出する。
IPLVを用いる場合
平均負荷率※
(自動計算又は任意設定)
既存設備
定格冷凍能力
[kW]
÷
既存設備
IPLV or COP
(自動計算)
×
[%]
×
COPを用いる場合
実稼働時間
[h/年]
台数
[台]
×
既存設備
電力使用量
[kWh/年]
=
平均負荷率※
(自動計算)
[%]
※既存設備の年間平均負荷率の選択
・ IPLVを用いる場合…指定計算として固定値58.5%を使用する。
又は、任意の平均負荷率設定を希望する場合は、手入力とする。
・ COPを用いる場合…任意の平均負荷率を手入力する。
既存設備
電力使用量
[kWh/年]
×
単位変更
1/1,000
[kWh⇒MWh]
×
熱量換算係数
9.97
[GJ/MWh]
×
原油換算係数
0.0258
[kl/GJ]
=
既存設備
原油換算使用量
[kl/年]
※次頁に続く
14
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
2.導入予定設備のエネルギー使用量算出の計算
①IPLV or COPの決定
導入予定設備のIPLV/COPは、メーカーに確認のうえ任意設定とする。
導入予定設備
IPLV or COP
メーカー確認値/製品カタログ値
②定格冷凍能力、 IPLV or COP 、平均負荷率、想定稼働時間より、エネルギー使用量を算出する。
既存・導入予定設備で定格冷凍能力に差がある場合、USRT値の比を年間平均負荷率に乗じる。
例)定格冷凍能力が下がる場合 ⇒ 平均負荷率は上昇
定格冷凍能力が上がる場合 ⇒ 平均負荷率は低下
既存設備
定格冷凍能力
[USRT]
導入予定設備
定格冷凍能力
[kW]
×
導入予定設備
IPLV or COP
÷
台数
[台]
=
導入予定設備
電力使用量
[kWh/年]
×
×
平均負荷率
[%]
×
熱量換算係数
9.97 15
[GJ/MWh]
×
×
想定稼働時間
[h]
=
導入予定設備
原油換算使用量
[kl/年]
導入予定設備
定格冷凍能力
[USRT]
導入予定設備
電力使用量
[kWh/年]
単位変更
1/1,000
[kWh⇒MWh]
×
原油換算係数
0.0258
[kl/GJ]
3.省エネルギー量算出の計算
1.~2.までの計算を既存・導入予定設備で実施し、各々の原油換算使用量を求める。
既存・導入予定設備の差分を省エネルギー量とする。
既存設備
原油換算使用量
[kl/年]
-
導入予定設備
原油換算使用量
[kl/年]
=
省エネルギー量
[kl/年]
15
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
■必要添付資料一覧
交付申請書には選択した計算種別に応じて下記の書類を添付してください。
No.
1
計算パターン
指定 簡易 独自
○
○
○
必要証憑
証憑例
導入予定設備設備の仕様(定格冷凍能
力)の根拠
導入予定設備製品カタログ・仕様書
※該当する箇所に蛍光マーカー等で印をつけ、
転記した箇所が判るようにする。
2
○
導入予定設備IPLV/COPの根拠
導入予定設備の製品カタログ・仕様書
※該当する箇所に蛍光マーカー等で印をつけ、
転記した箇所が判るようにする。
3
○
既存設備の任意平均負荷率の根拠
(任意の平均負荷率を設定する場合のみ)
入力した値の根拠資料
4
○
独自計算の計算過程、及び使用した値の証 計算過程説明書(計算式含む)
憑
計算したデータの根拠資料
※独自計算の場合、上記必要証憑をすべて添付してください。
※既存設備の場合、添付する必要はないが、SIIの求めに応じ、迅速に対応できるよう準備してください。
※上記は、交付申請時の提出書類添付4(設備の製品カタログ/設備の仕様書)、又は添付8(省エネルギー効果
独自計算書)にあたります。
(「[別冊]交付申請の手引き」参照)
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設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
■使用データ
既存設備に用いるIPLV/COP
<表1>IPLV
設置年
1999年以前
2000年以降
冷凍能力(USRT)
IPLV
~199以下
4.45
200~399
4.65
400~599
4.80
600~799
4.86
800~999
4.94
1000以上~
4.93
~199以下
5.00
200~399
5.25
400~599
5.40
600~799
5.48
800~999
5.36
1000以上~
5.70
冷凍能力(USRT)
COP
~199以下
4.48
200~399
4.70
400~599
4.83
600~799
4.86
800~999
4.92
1000以上~
4.85
~199以下
4.92
200~399
5.16
400~599
5.27
600~799
5.33
800~999
5.18
1000以上~
5.48
<表2>COP
設置年
1999年以前
2000年以降
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設備別 省エネルギー効果計算の手引き
ターボ冷凍機
■基準エネルギー消費効率
種別
ターボ冷凍機
性能区分
基準値
-
〈※〉 5.0 以上
ターボ冷凍機本体および一体で出荷される範囲
対
象
範
囲
備
考
(本体と一体で出荷される範囲の例)
【固定速機】
電動機盤
【インバーター機】
高圧インバータ盤、低圧インバータ盤、低圧インバータ用トランス盤
※ ターボ冷凍機(空気調和用の冷水を供給する冷凍機のうち、遠心式圧縮機を用いるものであって、
定格冷房能力を定格冷房消費電力で除して得た数値が5.0以上のものに限る。
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