設備別 省エネルギー効果計算の手引き 変圧器

平成27年度補正予算
中小企業等の省エネ・生産性革命投資促進事業費補助金
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
平成28年3月 1.1版
■更新履歴
No.
版番
更新日
1
1.0
2016/02/29
2
1.1
2016/03/07
更新ページ
更新内容
新規作成
P.17
基準エネルギー消費効率内、備考を更新
変圧器
変圧器の省エネルギー効果計算について説明します
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
この章では「変圧器」の導入を例に作業の流れ・方法を説明します。当該設備と異なる設備の導入についての詳
細は別冊「設備別省エネルギー効果計算の手引き」をご覧ください。
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
指定・簡易・独自から選択
更新範囲の
登録
設備の更新前後で共通の
情報を登録
既存設備
導入予定設備
省エネ量の
確認
計算裕度の
設定
既存設備/導入予定設備それぞれ 設備の更新前後のエネルギー 計算結果に対する裕度の登録
の仕様情報等の登録
量を差し引いた省エネ量の確認
■変圧器の指定計算に関する基本的な考え方について
 既存設備のエネルギー使用量
既存設備の無負荷損、負荷損、基準負荷率から全損失を算出した後、稼働時間(24h×365日=8,760h)を
乗じることで電力損失量を推計。
 導入予定設備のエネルギー使用量
導入予定設備の無負荷損、負荷損、基準負荷率から全損失を算出した後、稼働時間(24h×365日=8,760h)を
乗じることで電力損失量を推計。
■計算方法の選び方
下表の選択基準の欄の内容を参考に、どの計算方法を用いるかを決定してください。
区分
計算方法
計算方法
省エネルギー効果計算入力項目
指定計算
無負荷損、負荷損、基準負荷率を利用して年間電力
損失量を計算する方法
・相数(既存)
・周波数(既存)
・容量(既存)
・2次電圧(既存)
・無負荷損(既存)
・負荷損(既存)
独自計算
上記以外の方法で計算を行う場合
・エネルギー使用量
(月別電力損失量)
指定計算
無負荷損、負荷損、基準負荷率を利用して年間電力
損失量を計算する方法
・容量(導入予定)
・無負荷損(導入予定)
・負荷損(導入予定)
独自計算
上記以外の方法で計算を行う場合
・エネルギー使用量
(月別電力損失量)
既存設備
導入予定設備
3
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
■既存・導入予定設備の計算方法について
変圧器の省エネルギー量計算において、設備の更新前後で異なる計算方法を用いることはできません。
既存設備の計算に「指定計算」を用いた場合は、導入予定設備の計算にも「指定計算」を、
既存設備の計算に「独自計算」を用いた場合は、導入予定設備の計算にも「独自計算」を用いることとします。
既存設備の計算
導入予定設備の計算
指定計算
指定計算
独自計算
独自計算
■計算時の注意事項
独自計算を行った場合でも既存・導入予定設備で稼働時間は((24h×365日=8,760h))として計算してください。
4
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
更新範囲の
登録
既存設備
導入予定設備
省エネ量の確認
計算裕度
の設定
■更新範囲登録画面の表示
省エネルギー効果計算を行うために、更新範囲を登録します。
省エネルギー効果計算は、補助事業者情報、導入設備情報等を登録した後で、「省エネルギー効果計算(総括)」欄か
ら画面を開きます。計算を行う設備区分の「詳細」をクリックして「設備情報一覧」画面に進み、そこから更新範囲の登録
画面に進みます。
<申請書詳細 画面>
<設備情報一覧 画面>
更新範囲追加
「更新範囲追加」
をクリック
「申請書詳細 画面」を下部までスクロール
し、計算を行う設備区分の「詳細」をクリック
5
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
■更新範囲登録画面イメージと項目説明
計算時に使用する統一条件(設備情報、更新範囲名、稼働時間等)を登録します。
<更新範囲登録 画面>
1
2
3
「更新範囲」入力画面
イメージ画像
1 ~ 5 までを登録し、 6 「確定」をクリックします。
続けて更新範囲(グループ)を登録します。
→ 「グループ情報」が表示されます。
4
5
6
更新範囲
7
更新範囲
8
9
7 ~ 9 までを登録し、10 「保存する」を
クリックします。
入力した条件で更新範囲が登録されます。
10
以下の説明を参考に、更新範囲情報をポータルへ入力してください。
No.
項目名
入力方法
1
計算方法
プルダウン
2
更新範囲
手入力
3
相数
4
5
説明
備考
「計算方法の選び方」を参考に、「指定計算」、又
は「独自計算」を選択
「独自計算」を選択した場合は、「エネ
ルギー使用量」欄に計算後の値を入力
する。
更新範囲の名称を登録する
例)フロア1、オフィスフロア、店舗フロア 等
提出書類「2-10 既存設備の撤去範
囲」、及び「2-11 導入予定設備の配
置図」の記載と整合性をとること。
プルダウン
更新する変圧器の相数を選択する
製品カタログ、仕様書、銘板等参照。
周波数(Hz)
プルダウン
更新する変圧器の周波数を選択する
製品カタログ、仕様書、銘板等参照。
2次電圧(V)
プルダウン
更新する変圧器の2次電圧を選択する
製品カタログ、仕様書、銘板等参照。
6
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
既存設備
更新範囲の
登録
指定・簡易・独自
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■既存設備情報の登録(指定計算)
省エネルギー効果計算を行う既存設備の基本情報や稼働台数等の情報を登録します。
ポータル入力画面へ差し替え予定
2-7 エネルギー使用量計算書(設備毎/既存設備)
■基本情報
1
計算方法
指定計算
2
3
更新範囲
フロア1
4
台数
1 台
変圧器
5
種別
油入変圧器
既存/導入予定 既存設備
■設備情報
設備区分
6
製造メーカー ○○電機株式会社
7
設備情報
製品名
8
型番
9
設置年
基準要件
OLD-trans
1995年
性能区分
-
基準値1
-
性能値1
-
基準値2
-
性能値2
-
備考
-
相数
三相
11
周波数
容量
300kVA
13
2次電圧
920W
15
負荷損
10
12
その他仕様
14
オールドトランス
無負荷損
50Hz
210V(三相)
4890W
■原油換算使用量
月 16
電
気
稼働時間
(h)
17
基準負荷率
(%)
18
全損失
電力損失量
原油換算使用量
(W)
(kWh)
(kl)
1月
744
40%
1,702
1,266.5
0.325
2月
672
40%
1,702
1,144.0
0.294
3月
744
40%
1,702
1,266.5
0.325
4月
720
40%
1,702
1,225.7
0.315
5月
744
40%
1,702
1,266.5
0.325
6月
720
40%
1,702
1,225.7
0.315
7月
744
40%
1,702
1,266.5
0.325
8月
744
40%
1,702
1,266.5
0.325
9月
720
40%
1,702
1,225.7
0.315
10月
744
40%
1,702
1,266.5
0.325
11月
720
40%
1,702
1,225.7
0.315
12月
744
40%
1,702
1,266.5
0.325
合計
8,760
-
14,912.3
3.829
-
原油換算使用量合計
(kl/年)
7
3.829 kl
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
■既存設備情報の入力(指定計算)
以下の説明を参考に、既存設備情報をポータルへ入力します。
No.
項目名
入力方法
説明
1
計算方法
プルダウン
事前に登録した更新範囲から該当の範囲
を選択する
2
既存/導入予定
プルダウン
「既存設備」を選択する
3
更新範囲
プルダウン
事前に登録した更新範囲から該当の範囲
を選択する
4
台数
手入力
【3】で選択した更新範囲内の、既存設備
の台数を入力する
5
種別
プルダウン
「モールド変圧器」「油入変圧器」「その他」
から選択する
6
製造メーカー
手入力
既存設備の製造メーカー名を入力する
設備銘板等参照。
7
製品名
手入力
既存設備の製品名を入力する
設備銘板等参照。
8
型番(品番)
手入力
既存設備の製品型番を入力する
設備銘板等参照。
9
設置年
プルダウン
固定資産台帳に記載されている、既存設
備の設置年(取得年)を選択する
10
相数
自動表示
事前に「更新範囲」で登録した情報が反映
される
11
周波数(Hz)
自動表示
事前に「更新範囲」で登録した情報が反映
される
12
容量(kVA)
手入力
13
2次電圧(V)
自動表示
14
無負荷損(W)
手入力
既存設備の無負荷損を入力する
製品カタログ、仕様書、設備銘板等参照。
15
負荷損(W)
手入力
既存設備の負荷損を入力する
製品カタログ、仕様書、設備銘板等参照。
16
月間想定稼働時間
(h)
自動表示
1年間稼働している前提で表示
17
基準負荷率(%)
自動計算
【12】の容量によって自動計算される
18
全損失(W)
自動計算
無負荷損、負荷損、基準負荷率から自動
計算される
既存設備の容量を入力する
備考
製品カタログ、仕様書、設備銘板等参照。
事前に「更新範囲」で登録した情報が反映
される
8
500kVA以下は40%
500kVA超過は50%
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
既存設備
更新範囲の
登録
指定・簡易・独自
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■導入予定設備情報の登録(指定計算)
省エネルギー効果計算を行う導入予定設備の基本情報や導入台数等の情報を登録します。
ポータル入力画面へ差し替え予定
2-7 エネルギー使用量計算書(設備毎/導入予定設備)
■基本情報
計算方法
更新範囲
2
指定計算
1
フロア1
3
既存/導入予定 導入予定設備
台数
1 台
変圧器
4
種別
モールド変圧器
■設備情報
設備区分
5
製造メーカー □□株式会社
6
設備情報
製品名
スーパートランス
7
型番
8
設置年
9
性能区分
油入変圧器/単相/50/500kVA以下
10
基準値1
4540W
基準値2
-
備考
-
基準要件
12
13
super-trans
2016年
11
性能値1
890W
性能値2
-
標準/準標準 準標準仕様
14
相数
三相
15
周波数
16
容量
1500kVA
17
2次電圧
18
無負荷損
470W
19
負荷損
その他仕様
50Hz
210V(三相)
2490W
■原油換算使用量
月
電
気
稼働時間
基準負荷率
全損失
電力損失量
原油換算使用量
(h)
(%)
(W)
(kWh)
(kl)
20
21
1月
744
50%
1,093
812.8
0.209
2月
672
50%
1,093
734.1
0.188
3月
744
50%
1,093
812.8
0.209
4月
720
50%
1,093
786.6
0.202
5月
744
50%
1,093
812.8
0.209
6月
720
50%
1,093
786.6
0.202
7月
744
50%
1,093
812.8
0.209
8月
744
50%
1,093
812.8
0.209
9月
720
50%
1,093
786.6
0.202
10月
744
50%
1,093
812.8
0.209
11月
720
50%
1,093
786.6
0.202
12月
744
50%
1,093
812.8
0.209
合計
8,760
-
9,570.1
2.459
-
原油換算使用量合計
(kl/年)
9
2.459 kl
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
■導入予定設備情報の入力(指定計算)
以下の説明を参考に、導入予定設備情報をポータルへ入力します。
No.
項目名
入力方法
説明
1
既存/導入予定
プルダウン
「導入予定設備」を選択する
2
更新範囲
プルダウン
事前に登録した更新範囲から該当の範囲
を選択する
3
台数
手入力
【2】で選択した更新範囲内の、既存設備
の台数を入力する
4
種別
プルダウン
「モールド変圧器」、又は「油入変圧器」を
選択する
5
製造メーカー
手入力
導入予定設備の製造メーカー名を入力す
る
6
製品名
手入力
導入予定設備の製品名を入力する
製品カタログ、仕様書から転記する。
7
型番(品番)
手入力
導入予定設備の製品型番を入力する
製品カタログ、仕様書から転記する。
8
設置年
プルダウン
導入予定設備の設置年を選択する
「2016年」、又は「2017年」を選択する。
9
性能区分
プルダウン
「別表1」で定められた性能基準指標を選
択する
不明な場合は製造メーカー等に確認し、正
しい性能区分を選択する。
10
基準値1
自動表示
「別表1」で定められた基準値が表示される 標準容量以外は「中間容量」を選択する。
11
性能値1
手入力
基準値1に示された基準値を満たすこと
製品カタログ、仕様書から転記する。
12
備考
手入力
【10】で「中間容量」を選択した場合は、パ
ンフレット等から基準エネルギー消費効率を
転記する
【記載例】
基準エネルギー消費効率 = ○○○W
13
標準/準標準
プルダウン
「標準仕様」、「準標準仕様」から選択する
14
相数
自動表示
事前に「更新範囲」で登録した情報が反映
される
15
周波数(Hz)
自動表示
事前に「更新範囲」で登録した情報が反映
される
16
容量(kVA)
プルダウン
導入予定設備の容量を入力する
17
2次電圧(V)
自動表示
事前に「更新範囲」で登録した情報が反映
される
18
無負荷損(W)
手入力
導入予定設備の無負荷損を入力する
製品カタログ、仕様書から転記する。
19
負荷損(W)
手入力
導入予定設備の負荷損を入力する
製品カタログ、仕様書から転記する。
20
基準負荷率(%)
自動計算
【15】の容量によって自動計算される
500kVA以下は40%
500kVA超過は50%
21
全損失(W)
自動計算
無負荷損、負荷損、基準負荷率から自動
計算される
10
備考
製品カタログ、仕様書から転記する。
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
既存設備
更新範囲の
登録
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■登録情報の確認
「申請者詳細 画面」の[設備情報一覧] で、設備の計算漏れが無いか確認をしてください。
<申請者詳細 画面>-<導入設備一覧>
<申請者詳細 画面>
■事業全体での省エネルギー量の確認
計算された省エネルギー量の算出結果を確認します。
申請する補助事業の省エネルギー効果を必ずご確認ください。
<申請者詳細 画面>-<省エネルギー効果計算(総括)>
裕度
合計(裕度加味)
%
%
%
%
%
%
%
%
※マイナスの値でも可
※マイナスの値は不可
※裕度が加味された
合計値が表示される
<省エネルギー効果計算(総括)表でのマイナス表記について>
既存設備と導入予定設備で使用するエネルギー種別が異なる場合、エネルギー種別ごとの合計値にマイナスの値が
表示される場合がありますが問題はありません。
ただし、事業全体の省エネルギー量の合計が0またはマイナスとなる場合は、事業を通じて省エネルギー効果を得られて
いないため、交付申請を行うことが出来ませんのでご注意ください。
例)既存設備のエネルギー種別
:油 (原油換算での年間エネルギー使用量:1,000kl)
導入予定設備のエネルギー種別:ガス (原油換算での年間エネルギー使用量:-700kl)
このケースの場合、油の省エネルギー量が1000klになる一方、ガスは700kl増えるため、ガスだけを見た場合はエネル
ギー使用量が増加したことになります(=省エネルギー量がマイナス表示になる)。
ただし、事業全体(油やガスも含めた全体のエネルギー使用量)を見た場合は、300klの省エネルギー量を 得たこと
になります。
11
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
エネルギー使用量の計算
計算方法の
検討
既存設備
更新範囲の
登録
省エネ量の確認
導入予定設備
計算裕度
の設定
■計算裕度設定画面の表示
「計算裕度」を設定する場合は、以下「裕度設定」画面にて登録を行います。
<申請書詳細 画面>
■申請書詳細
1
計算裕度登録
1 計算裕度登録クリックし、計算裕度
登録画面表示
同意確認
計算裕度登録
■裕度選択
2 裕度選択(プルダウン)
設備区分ごとに10~20%の裕度を選択する
最低でも10%の裕度設定は必須
計算裕度登録
裕度
2
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
%
|▼
■裕度登録
3 保存
内容を確認し、問題がなければ[保存]をクリック
保存
3
登録が完了すると、「申請者詳細 画面」に戻ります。
これで、すべての必要情報の登録、及び省エネルギー量計算は完了です。
12
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
■「独自計算」を用いた場合の情報の登録について
「独自計算」で既存設備、導入予定設備のエネルギー使用量を算出した場合は、その結果を補助事業ポータルに登
録する必要があります。
補助事業ポータルでは、入力されたエネルギー使用量を原油換算し、事業全体の省エネルギー効果を算出します。
■更新範囲の登録
「独自計算」を用いる際には、更新範囲登録画面の計算方法の欄で必ず「独自計算」を選択し、確定ボタンをクリック
してください。その後、更新範囲の名称を入力のうえ、登録してください。
※ 「独自計算」を選択した場合は、稼働条件(稼働時間や必要熱量 等)の登録は行いません。
■既存設備・導入予定設備の原油換算使用量の計算
「エネルギー使用量算出 画面」を開き、以下の手順に沿って各情報を登録し、設備の原油換算使用量を算出します。
2-6 省エネルギー効果計算書(設備毎/既存設備)
■計算方法・更新範囲、台数
計算方法
独自計算
更新範囲
フロア1
台数
1台
高効率空調
種別
(空調)ガスヒートポンプエアコン
1. 更新範囲を選択する
「独自計算」の結果を登録するために作成した更新範
囲を選択し、確定ボタンをクリックしてください。
既存/導入予定 既存設備
■設備情報
設備区分
製造メーカー
○○株式会社
製品名
カクメイエアコンG
H7-TMAK
設備情報
型番(品番)
設置年
基準要件
2. 設備の基本情報を入力する
1995年
性能区分
-
基準値1
-
性能値1
-
基準値2
-
性能値2
-
備考
-
種別1
昼間買電
種別2
その他の
燃料等
エネルギー
種別情報
<登録する設備が既存設備の場合>
製品名や型番等の情報を登録します。
熱量換算係数
1
熱量換算係数
2
<登録する設備が導入予定設備の場合>
予め登録をした該当設備をプルダウンから選択
してください。
9.97 千kWh
21 千㎥
■エネルギー使用量
原油換算使用量
(kl)
エネルギー使用量
月
kWh
電
気
1月
69.600
0.018
2月
67.700
0.017
3月
51.600
0.013
4月
9.100
0.002
5月
22.700
0.006
53.400
0.014
123.300
0.032
124.000
0.032
94.100
0.024
10月
20.200
0.005
11月
10.100
0.003
12月
49.700
0.013
6月
7月
8月
9月
様式サンプル
695.500
合計
月
千㎥
ガ
ス
0.179
原油換算使用量
(kl)
エネルギー使用量
1月
0.597
0.324
2月
0.583
0.316
3月
0.445
0.241
4月
0.078
0.042
5月
0.196
0.106
6月
0.460
0.249
7月
1.063
0.576
8月
1.069
0.579
9月
0.811
0.439
10月
0.174
0.094
11月
0.087
0.047
12月
0.428
0.232
合計
5.991
3.246
原油換算使用量合計
(kl)
3. エネルギー種別情報を入力する
該当の設備が使用するエネルギー種別を選択してくだ
さい。選択した種別に応じ、原油換算を行います。
4. エネルギー使用量を入力する
「独自計算」で算出した設備の月別のエネルギー使用
量を登録してください。
※原油換算する前のエネルギー使用量を登録します。
5. 原油換算量等計算ボタンをクリック
入力したエネルギー使用量の値を基に、各月の原油
換算を行います。
3.425 kl
13
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
■【参考】変圧器の指定計算の計算手順と計算式
変圧器の指定計算については以下の考えに基づき、補助事業ポータルで計算を行っています。
凡
例
製品カタログ等から転記する値
実績又は計画に基づき入力する値
使用データや計算ロジックによって自動入力される値
1. 既存設備のエネルギー使用量算出の計算
以下の情報を用いて、既存設備の電力使用量を求める。
無負荷損
[W]
+
負荷損
[W]
×
2
基準負荷率 ※
[%]
÷
100
=
全損失
[W]
※500kVA以下:40%、500kVA超過:50%
全損失
[W]
×
想定稼働時間
[h]
×
単位変更
1/1,000
[Wh⇒kWh]
×
既存設備
台数
[台]
=
電力損失量
[kWh/年]
電力損失量
[kWh/年]
×
単位変更
1/1,000
[kWh⇒千kWh]
×
熱量換算係数
9.97
[GJ/千kWh]
×
原油換算係数
0.0258
[kl/GJ]
=
既存設備
電力損失量
[kl/年]
2. 導入予定設備のエネルギー使用量算出の計算
以下の情報を用いて、導入予定設備の電力使用量を求める。
※既存設備と同じ計算式
無負荷損
[W]
+
負荷損
[W]
×
基準負荷率
[%]
÷
100
=
全損失
[W]
全損失
[W]
×
想定稼働時間
[h]
×
単位変更
1/1,000
[Wh⇒kWh]
×
既存設備
台数
[台]
=
電力損失量
[kWh/年]
電力損失量
[kWh/年]
×
単位変更
1/1,000
[kWh⇒千kWh]
×
熱量換算係数
9.97
[GJ/千kWh]
×
原油換算係数
0.0258
[kl/GJ]
=
導入予定設備
電力損失量
[kl/年]
3. 省エネルギー量算出の計算
1~2.までの計算を実施し、各々の原油換算使用量を求める。
既存・導入予定設備の差分を省エネルギー量とする。
既存設備
電力損失量
[kl/年]
-
導入予定設備
電力損失量
[kl/年]
=
省エネルギー量
[kl/年]
14
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
■必要添付書類
交付申請書には選択した計算種別に応じて下記の書類を添付してください。
No.
1
2
計算パターン
指定 簡易 独自
○
必要証憑
証憑例
○
導入予定設備の仕様(相数、周波数、容量、
2次電圧、無負荷損、負荷損)の根拠
導入予定設備 製品カタログ・仕様書
※該当する箇所に蛍光マーカー等で印をつけ、転
記した箇所が判るようにする。
○
独自計算の計算過程および使用した値の証憑
計算過程説明書(計算式含む)
計算内したデータの根拠資料
※独自計算の場合、上記必要証憑をすべて添付してください。
※既存設備の場合、添付する必要はないが、SIIの求めに応じ、迅速に対応できるよう準備してください。
※上記は、交付申請時の提出書類添付4(設備の製品カタログ/設備の仕様書)、又は添付8(省エネルギー効果
独自計算書)にあたります。
(「[別冊]交付申請の手引き」参照)
15
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
■対象設備
導入予定設備の基準要件(P.16)の区分は以下の通り。
「トップランナー変圧器2014」
<表1>特定設備変圧器の対象
適用範囲
油入変圧器、モールド変圧器
単相 10~500kVA
三相 20~2000kVA
高圧 6kV、3kV、低圧 100V~600V
<表2>対象品の機種と適用規格の関係
標準仕様
単相
10~500kVA の標準容量
容量
三相
20~2000kVA の標準容量
一次電圧
6.6kV
除外機種
ガス絶縁変圧器、H種乾式変圧器
スコット結線変圧器
モールド灯動変圧器
水冷又は風冷変圧器、3 巻線以上の多巻線変圧器
柱上変圧器
準標準仕様
5を超え500kVA以下
10を超え2000kVA以下
6kV級及び3kV級。
ただし、6kV級及び3kV級共用のものを
含む
210V-105V(単相)
二次電圧
適用規格
油入
モールド
210V(三相)
420V(1500,2000KVA
50Hz)
440V(1500,2000KVA
60Hz)
JIS C 4304:2013
JIS C 4306:2013
100V以上、600V以下
JEM1500:2014
JEM1501:2014
16
設備別 省エネルギー効果計算の手引き
変圧器
■基準エネルギー消費効率
種別
油入変圧器
性能区分
※1 単相
三相
50Hz
60Hz
50Hz
60Hz
モールド変圧器
※2
500kVA以下
500kVA以下
500kVA以下
500kVA超
500kVA以下
500kVA超
〈全損失〉
〈全損失〉
〈全損失〉
〈全損失〉
〈全損失〉
〈全損失〉
11.2×S 0.732
11.1×S 0.725
16.6×S 0.696
11.1×S 0.809
17.3×S 0.678
11.7×S 0.790
以下
以下
以下
以下
以下
以下
単相
50Hz
500kVA以下
〈全損失〉
16.9×S 0.674 以下
三相
60Hz
50Hz
500kVA以下
500kVA以下
500kVA超
500kVA以下
500kVA超
〈全損失〉
〈全損失〉
〈全損失〉
〈全損失〉
〈全損失〉
15.2×S 0.691
23.9×S 0.659
22.7×S 0.718
22.3×S 0.674
19.4×S 0.737
60Hz
対
象
範
囲
基準値
以下
以下
以下
以下
以下
変圧器本体
1. 定格一次電圧が600Vを超え、 7,000V以下のものであって、 かつ、交流の電路を使用する変圧器。
ただし、以下のものを除く。
①絶縁材料としてガスを使用するもの、 ②H種絶縁材料を使用するもの、③スコット結線変圧器、
④3以上の巻線を有するもの、⑤柱上変圧器、⑥単相変圧器であって定格容量が5kVA以下のもの又は
500kVAを超えるもの、⑦三相変圧器であって定格容量が10kVA以下のもの又は2,000kVAを超えるもの、
⑧樹脂製の絶縁材料を使用する三相変圧器であって、三相交流を単相交流及び三相交流に変成するため
のもの、⑨定格二次電圧が100V未満のもの又は600Vを超えるもの、⑩風冷式又は水冷式のもの。
2. エネルギー消費効率についてはJIS C 4304及びJIS C 4306に規定する測定方法により測定した
無負荷損(W)及び負荷損(W)から得られる全損失(W)とする。
3. JIS C 4304 及びJIS C 4306 に規定する標準仕様状態で使用しない変圧器については、表内の区分毎
に油入変圧器は1.10を、モールド変圧器は1.05を、それぞれ算定式に乗じた値を目標基準値とする。
備 4. S は定格容量(単位 キロボルトアンペア)を表す。
考 ※1 「油入変圧器」 とは、 絶縁材料として絶縁油を使用するものをいう。
※2 「モールド変圧器」 とは、 樹脂製の絶縁材料を使用するものをいう。
その他、詳細はトップランナー制度「変圧器 目標年度が2014年度以降の各年度のもの」に準ずる。
17