平成27年度補正予算 中小企業等の省エネ・生産性革命投資促進事業費補助金 設備別 省エネルギー効果計算の手引き 独自計算(全設備区分共通) 平成28年2月 1.0版 独自計算(全設備区分共通) 独自計算の省エネルギー計算について説明します 設備別省エネルギー効果計算の手引き 独自計算 この章では各設備区分の「独自計算」の流れ・方法を説明します。「「指定計算」「簡易計算」の計算に ついての詳細は別冊「設備別省エネルギー効果計算の手引き」をご覧ください。 エネルギー使用量の計算 計算方法の 検討 (独自計算) 指定・簡易・独自から選択 更新範囲の 登録 設備の更新前後で共通の情報 を登録 既存設備 計算裕度の 設定 省エネ量の確認 導入予定設備 既存設備/導入予定設備それぞれの仕 設備の更新前後のエネルギー 様情報等の登録 量を差し引いた省エネ量の確認 計算結果に対する裕度の登録 ■独自計算に関する基本的な考え方について 各設備区分の「指定計算」「簡易計算」で対応できないものは、すべて独自計算を用います。 事業者自身で省エネ計算を行い、計算過程と根拠を示した資料を提出してください。 ■独自計算にて申請する場合の注意事項 既存設備の計算で独自計算を採用した場合、導入予定設備の計算でも独自計算しか採用できません。 独自計算でも、既存設備のエネルギー使用量と導入予定設備のエネルギー使用量を計算し、その差を省エネルギー量として 計算してください。 ポータルへは原油換算前の各種エネルギー使用量を入力してください。 省エネ計算は月別に行ってください。 年間計算しかできない場合、年間値を計算後12分割して入力してください。 事業者自身で計算する省エネ量には、裕度を考慮しないで下さい。(ポータル上で裕度を登録する工程がある為) 既存設備の計算 導入予定設備の計算 独自計算 独自計算 3 設備別省エネルギー効果計算の手引き 独自計算 エネルギー使用量の計算 計算方法の 検討 (独自計算) 更新範囲の 登録 既存設備 導入予定設備 省エネ量の確認 計算裕度 の設定 ■更新範囲登録画面の表示 省エネルギー効果計算を行うために、更新範囲を登録します。 省エネルギー効果計算は、補助事業者情報、導入設備情報等を登録した後で、「省エネルギー効果計算(総括)」欄か ら画面を開きます。計算を行う設備区分の「詳細」をクリックして「設備情報一覧」画面に進み、そこから更新範囲の登録 画面に進みます。 <申請書詳細 画面> <設備情報一覧 画面> 更新範囲追加 「更新範囲追加」 をクリック 「申請書詳細 画面」を下部までスクロール し、計算を行う設備区分の「詳細」をクリック 4 設備別省エネルギー効果計算の手引き 独自計算 ■更新範囲の登録画面イメージと項目説明 「更新範囲」で統一する条件(設備情報、更新範囲名、稼働時間等)を登録します。 ■申請書詳細 ◆グループ情報 3 保存 1、2の項目を入力後、「保存」をクリック 1 「更新範囲」入力画面 イメージ画像 2 3 以下の説明を参考に、更新範囲情報をポータルへ入力してください。 No. 項目名 入力方法 1 計算方法 プルダウン 説明 「独自計算」を選択する 更新範囲の名称を登録する 2 更新範囲 備考 手入力 例)フロア1、オフィスフロア、店舗フロア 等 5 提出書類「2-10 既存設備の撤 去範囲」、及び「2-11 導入予定 設備の配置図」の記載と整合性を とること。 設備別省エネルギー効果計算の手引き 独自計算 エネルギー使用量の計算 計算方法の 検討 更新範囲の 登録 (独自計算) 既存設備 計算裕度 の設定 省エネ量の確認 導入予定設備 ■既存設備情報の登録(独自計算) 既存設備の基本情報や稼働台数等の情報を補助事業ポータルへ入力し、エネルギー使用量を計算します。 2-7 エネルギー使用量計算書(設備毎/既存設備) ■基本情報 1 計算方法 独自計算 2 3 更新範囲 フロア1 4 既存/導入予定 既存設備 台数 1台 産業ヒートポンプ 5 種別 (産業HP)高温水ヒートポンプ ■設備情報 設備区分 6 製造メーカー ○○株式会社 設備情報 7 製品名 オールドヒーポン 8 型番 H7-TMAK 9 設置年 1995年 基準要件 性能区分 - 基準値1 - 性能値1 - 基準値2 - 性能値2 - 備考 - 10 エネルギー種別1 A重油 エネルギー 種別情報 11 エネルギー種別2 39.1 kl 熱量換算係数1 熱量換算係数2 ■原油換算使用量 12 月 油 エネルギー使用量 原油換算使用量 kl (kl) 1月 69.600 70.211 2月 67.700 68.294 3月 51.600 52.053 4月 9.100 9.179 5月 22.700 22.899 6月 53.400 53.868 7月 123.300 124.382 8月 124.000 125.088 9月 94.100 94.926 10月 20.200 20.377 11月 10.100 10.188 12月 49.700 50.136 合計 695.500 701.601 月 エネルギー使用量 原油換算使用量 () (kl) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計 原油換算使用量合計 (kl) 6 701.601 kl 設備別省エネルギー効果計算の手引き 独自計算 ■既存設備情報の入力(独自計算) 以下の説明を参考に、既存設備情報をポータルへ入力してください。 No. 項目名 入力方法 説明 備考 1 計算方法 自動表示 「独自計算」が表示される 2 既存/導入予定 自動表示 「既存設備」が表示される 3 更新範囲 自動表示 更新範囲登録時に選択した更新範囲名 が表示される 4 台数 手入力 【3】で選択した更新範囲内の、既存設備 の台数を入力する 5 種別 プルダウン 6 製造メーカー 手入力 既存設備の製造メーカー名を入力する 設備銘板等参照 7 製品名 手入力 既存設備の製品名を入力する 設備銘板等参照 8 型番 手入力 既存設備の製品型番を入力する 設備銘板等参照 9 設置年 プルダウン 固定資産台帳に記載されている、既存設 備の設置年(取得年)を選択する 10 エネルギー種別1 プルダウン 既存設備の使用エネルギー種別を選択 11 エネルギー種別2 プルダウン 既存設備の使用エネルギー種別を選択 エネルギー種別が一つしかない場合は、 空欄 12 エネルギー使用量 手入力 独自で計算した既存設備のエネルギー使 用量を月別に入力する 月別計算が困難な場合は年間で計算し、 12分割した値を各月に入力 既存設備の種別を選択する 7 設備別省エネルギー効果計算の手引き 独自計算 エネルギー使用量の計算 計算方法の 検討 更新範囲の 登録 (独自計算) 既存設備 計算裕度 の設定 省エネ量の確認 導入予定設備 ■導入予定設備情報の登録(独自計算) 導入予定設備の基本情報や稼働台数等の情報を補助事業ポータルへ入力し、エネルギー使用量を計算します。 ■基本情報 1 計算方法 独自計算 2 3 更新範囲 フロア1 4 既存/導入予定 導入予定設備 台数 1台 産業ヒートポンプ 5 種別 高温水ヒートポンプ ■設備情報 設備区分 6 製造メーカー ○○株式会社 設備情報 7 製品名 KTヒーポン 8 型番 9 設置年 10 性能区分 加熱能力 100kW未満・温水出口温度 65℃、熱源水入口温度 15℃ 11 基準値1 COP 2.62 以上 基準値2 - 備考 - 基準要件 H28-SEKT 2016年 12 性能値1 性能値2 エネルギー エネルギー種別1 A重油 種別情報 エネルギー種別2 2.62 39.1 kl 熱量換算係数1 熱量換算係数2 ■原油換算使用量 13 月 油 エネルギー使用量 原油換算使用量 kl (kl) 1月 55.680 56.168 2月 54.160 54.635 3月 41.280 41.642 4月 7.280 7.343 5月 18.160 18.319 6月 42.720 43.095 7月 98.640 99.506 8月 99.200 100.070 9月 75.280 75.940 10月 16.160 16.301 11月 8.080 8.150 12月 39.760 40.109 合計 556.400 エネルギー使用量 月 561.278 原油換算使用量 (kl) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計 原油換算使用量合計 (kl) 8 561.278 kl 設備別省エネルギー効果計算の手引き 独自計算 ■導入予定設備情報の入力(独自計算) 以下の説明を参考に、導入予定設備情報をポータルへ入力してください。 No. 項目名 入力方法 説明 備考 1 計算方法 自動表示 「独自計算」が表示される 2 既存/導入予定 自動表示 「既存設備」が表示される 3 更新範囲 自動表示 更新範囲登録時に選択した更新範囲名 が表示される 4 台数 手入力 【3】で選択した更新範囲内の、導入予定 設備の台数を入力する 5 種別 プルダウン 6 製造メーカー 手入力 導入予定設備の製造メーカー名を入力す 製品カタログ、仕様書から転記 る 7 製品名 手入力 導入予定設備の製品名を入力する 製品カタログ、仕様書から転記 8 型番(品番) 手入力 導入予定設備の製品型番を入力する 製品カタログ、仕様書から転記 9 設置年 プルダウン 導入予定設備の設置年を「2016年」 「2017年」から選択する 「年度」ではなく「年」を選択すること 10 性能区分 プルダウン 導入予定設備の性能要件を選択する。 不明な場合は製造メーカー等に確 認し、正しく選択すること 11 基準値1 自動表示 種別、性能区分に応じた基準値が表示さ れる 12 能力値1 手入力 基準値1を満たす効率を入力する 製品カタログ、仕様書から転記するこ と 13 エネルギー使用量 手入力 独自に計算した導入予定設備のエネル ギー使用量を月別に入力する 月別計算が困難な場合は年間で計算し、 12分割した値を各月に入力する。 導入予定設備の種別を選択する 9 設備別省エネルギー効果計算の手引き 独自計算 エネルギー使用量の計算 計算方法の 検討 (独自計算) 既存設備 更新範囲の 登録 省エネ量の確認 導入予定設備 計算裕度 の設定 ■登録情報の確認 「申請者詳細 画面」の[設備情報一覧] で、設備の計算漏れが無いか確認をしてください。 <申請者詳細 画面>-<導入設備一覧> <申請者詳細 画面> ■事業全体での省エネルギー量の確認 計算された省エネルギー量の算出結果を確認します。 申請する補助事業の省エネルギー効果を必ずご確認ください。 <申請者詳細 画面>-<省エネルギー効果計算(総括)> 裕度 合計(裕度加味) % % % % % % % % ※マイナスの値でも可 ※マイナスの値は不可 ※裕度が加味された 合計値が表示される <省エネルギー効果計算(総括)表でのマイナス表記について> 既存設備と導入予定設備で使用するエネルギー種別が異なる場合、エネルギー種別ごとの合計値にマイナスの値が 表示される場合がありますが問題はありません。 ただし、事業全体の省エネルギー量の合計が0またはマイナスとなる場合は、事業を通じて省エネルギー効果を得られて いないため、交付申請を行うことが出来ませんのでご注意ください。 例)既存設備のエネルギー種別 :油 (原油換算での年間エネルギー使用量:1,000kl) 導入予定設備のエネルギー種別:ガス (原油換算での年間エネルギー使用量:-700kl) このケースの場合、油の省エネルギー量が1000klになる一方、ガスは700kl増えるため、ガスだけを見た場合 はエネルギー使用量が増加したことになります(=省エネルギー量がマイナス表示になる)。 ただし、事業全体(油やガスも含めた全体のエネルギー使用量)を見た場合は、300klの省エネルギー量を 得たことになります。 10 設備別省エネルギー効果計算の手引き 独自計算 エネルギー使用量の計算 計算方法の 検討 (独自計算) 既存設備 更新範囲の 登録 省エネ量の確認 導入予定設備 計算裕度 の設定 ■計算裕度設定画面の表示 「計算裕度」を設定する場合は、以下「裕度設定」画面にて登録を行います。 <申請書詳細 画面> ■申請書詳細 1 計算裕度登録 1 計算裕度登録クリックし、計算裕度 登録画面表示 同意確認 計算裕度登録 ■裕度選択 2 裕度選択(プルダウン) 設備区分ごとに10~20%の裕度を選択する 最低でも10%の裕度設定は必須 計算裕度登録 裕度 2 % |▼ % |▼ % |▼ % |▼ % |▼ % |▼ % |▼ % |▼ ■裕度登録 3 保存 内容を確認し、問題がなければ[保存]をクリック 保存 3 登録が完了すると、「申請者詳細 画面」に戻ります。 これで、すべての必要情報の登録、及び省エネルギー量計算は完了です。 11 設備別省エネルギー効果計算の手引き 独自計算 ■必要添付資料一覧 交付申請書には下記の書類を添付してください。 No. 必要証憑 証憑例 1 既存設備のエネルギー使用量の根拠 既存設備の運転日報 既存設備の能力値等を示せる資料(銘版等) エネルギー使用量計測値、請求書 2 入予定設備のエネルギー使用量算出の根拠 導入予定設備の製品カタログ 必要な能力値等を示せる資料(仕様書等) 3 計算過程を示した資料 計算式、使用した仮定値等の根拠 その他、計算根拠を示すのに必要な資料「 ※独自計算の場合、上記必要証憑をすべて添付してください。 ※上記は、交付申請時の提出書類添付4(設備の製品カタログ/設備の仕様書)、又は添付8(省エネルギー効果 独自計算書)にあたります。 (「[別冊]交付申請の手引き」参照) 12
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