技術の高度化 - 日本原子力研究開発機構

平成29年度新卒職員(技術系職員)採用募集分野
3 原子力に関する新技術の開発、技術の高度化、研究等施設の維持管理の分野
31 原子力科学研究所に関する業務
http://www.jaea.go.jp/04/ntokai/index.html
原子力科学研究所には、試験研究炉、加速器施設、ホットラボラトリー等の様々な原子力基盤研究施設があり、国内でも他に類
をみない研究施設群によるユニークな研究開発、バックエンド技術開発等を行っている。このような研究開発の基盤を支える専門
技術者として、試験研究炉、ホットラボラトリー、放射性廃棄物処理施設の運転管理を行うことにより自ら研究開発の推進に貢献
し、これらの施設の保守管理・技術開発を行うことでさらに高度な研究開発を支える。また、放射性廃棄物処理処分に係る放射能
確認技術の開発を行う。
32 核燃料サイクル工学研究所に関する業務
http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/top.html
核燃料サイクル工学研究所は、所内の大型ホット施設を維持・運用して核燃料サイクルに関する技術開発を進めている研究開発
拠点であり、その成果は民間原子力事業者にて実用化されつつある。今後は、これらの技術の高度化を進めるとともに、今まで
培った技術を活用して東電福島第一原発事故の対処に係る研究開発を進める。
①使用済燃料からプルトニウム等を分離回収する再処理、高レベル廃液のガラス固化、低レベル廃棄物の廃棄体化、再処理施設の
廃止措置体系の確立に向けた技術開発等を進める。さらに、放射性廃棄物の減容化・有害度低減に資するためマイナーアクチニド
(MA)の分離回収や核拡散抵抗性に優れた共抽出に関する技術開発等を進める。
②大量のプルトニウムを国内で唯一取扱うことができるプルトニウム燃料開発施設において混合酸化物(MOX)燃料製造技術の
高度化、MOX燃料に関する基礎物性研究、燃料製造の自動化、分析技術、保障措置、廃棄物処理、廃止措置等の広範囲な技術開発
を進めるとともに、MA含有ペレットに関する研究を進める。
③廃止措置に必要となる除染、構造機器等の解体、放射性廃棄物の減容・安定化、廃棄体の品質保証体系の確立に不可欠な高精度
の非破壊測定などの技術開発を進める。放射性廃棄物の処分に向けた基盤技術開発として、核種移行に係るデータベース整備拡充
や安全性評価手法の高度化を進める。
33 大洗研究開発センターに関する業務
http://www.jaea.go.jp/04/o-arai/index.html
以下の業務に係る試験施設の運営管理及び技術開発等を行う。
①大洗研究開発センターには高温工学試験研究炉(HTTR)、高速実験炉(常陽)、材料試験炉(JMTR)などタイプの異なる3つの
試験研究炉とそれに関連した照射後施設群があり、それらの施設を用いて安全技術、プラント技術、プロセス技術、運転・保守技
術、燃料・材料技術などの高度化に関する研究開発を行う。また、それらの技術に関わる基礎的な研究開発を行う。
②大洗にある試験研究施設を活用し、福島第一原子力発電所の廃止措置に関わる研究開発を行う。
③原子力施設の廃止措置及び放射性廃棄物の処理処分に係る研究開発を行う。
④安全管理、放射線管理、核物質防護及び各施設のインフラ管理など研究開発の支援業務を行う。
≪問い合わせ先≫
人事部 人事課 海老澤、久下
連絡先(E-mail): [email protected]