平 成 28 年 3 月 1 日 千 葉 労 働 局 千葉公共職業安定所における文書の誤交付について 千葉労働局(局長 小澤 真一)は千葉公共職業安定所(以下「千葉所」という。)に おける個人情報を含む文書の誤交付について、下記のとおり当該事案を確認の上、必要な 措置を講じましたので、概要をお知らせします。 記 1 概要 千葉所において、求職者 A さんに交付すべき職業訓練受講推薦通知書(以下「推薦通 知書」という。 )を、誤って求職者 B さんに交付するという事案が発生した。 ※推薦通知書には、訓練受講者の氏名、職業訓練の種別、訓練科目、施設の名称等が記 載されている。 2 事実経過 (1) 平成 28 年2月 22 日、B さんは職業訓練受講のため、推薦通知書を受け取りに 千葉所へ来所したところ、 職員Xが A さんに交付すべき推薦通知書を誤って B さん に交付した。 (2) 同月 23 日、職員Xは B さんの相談記録を確認したところ、前日の記録がなかっ たため、書類の保管場所を確認したところ、A さんの書類が入ったクリアファイル の中に B さんから前日に受理した書類が混入していたこと、また、当該ファイルに A さんの推薦通知書が入っていなかったことから、B さんに A さんの推薦通知書を 誤交付したことが判明した。 (3) 同日、次長及び統括職業指導官が B さん宅を訪問し、誤交付に至った経緯を説明 した上で謝罪し、理解を得るとともに、交付した A さんの推薦通知書を回収し、改 めて B さんの推薦通知書を交付した。 (4) 同日、次長が A さんに対し、電話で経過説明を行うとともに謝罪し、改めて訪問 による謝罪を申し出たところ、理解を得られ、併せて訪問の必要がない旨申し出が あった。 3 発生原因 (1) 職員Xが、対象者別に保管しているクリアファイルを取り出す際に、B さんの氏 名の確認を怠ったこと。 (2) 職員Xが B さんに推薦通知書を交付する際に、氏名の読み上げ確認及び B さんに 対して氏名の確認を求めることを怠ったこと。 4 再発防止策 (1) 千葉所では、平成 28 年2月 23 日、所長から課長・統括職業指導官等の幹部職 員に対して本事案の経過を説明するとともに、非常勤職員を含む全職員に対して個 人情報漏えい防止のための基本的な確認動作や書類の適切な保管及び整理整頓につ いて徹底するよう指示した。 また、文書交付時に本人確認の基本的な確認動作がなされていなかったことから、 今後は、自己点検、幹部による目視確認に加え、書類を交付する際には交付を行う 職員以外の職員の確認を経て返戻すること、基本的な確認動作の確実な実行が担保 されるよう職員が相互に声かけ等を行い再発防止に努める。 (2) 千葉労働局では、本事案を受けて、同月 24 日、地方訓練受講者支援室長から管 下の各公共職業安定所長に対して、再発防止策の徹底を指示するとともに、非常勤 職員を含む全職員に対して基本的な確認動作の確実な実施を促し、文書交付時にお ける基本的な確認動作の目視確認を所長(出張所長を含む。)が自ら実施の上、一人 ひとりの基本的な確認動作が定着するまで繰り返し指導するよう指示した。 千葉労働局職業安定部 担 地方訓練受講者支援室 室 当 長 宮﨑三千夫 室長補佐 山本 政好 電話 043-221-4087
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