2016/03

今号の一枚
2016/03
COCプラス
協働する各機関の代表者
手をつなぎ連携誓う
No.08
茨城大学ニュースダイジェスト
文部科学省「地(知)の拠点大学に
よる地方創生推進事業(COCプラ
ス)」の結団式を2月26日に実施。協
働する大学・高専・県・産業団体・
NPOの各代表者が雇用創出・人材
育成に向けた決意を述べた。
発行:茨城大学広報室
029-228-8008
[email protected]
研究
電波観測と極端紫外線観測を組み合わせて太陽コロナ磁場の測定に成功
大学院理工学研究科M2の宮脇 駿さん、理学部の野澤 恵 准教授らの研究グループが、電波観測と極端
紫外線観測を組み合わせた新たな手法を用いた太陽コロナ磁場の測定に、世界で初めて成功し、これま
でモデルにより予測されていた磁場よりも数倍以上強い磁場が太陽コロナ中に存在することを観測によって
明らかにしたものです。茨城大学は、国立天文台や名古屋大学とともに進める次世代太陽圏環境変動ネ
ットワーク観測計画に参画しており、今回の成果も、これらのネットワークを活かした共同研究を通じて得
られたものです。本研究で用いた新たなコロナ磁場の測定手法は、より精度の高い磁場モデルの構築に
貢献し、太陽フレアの地球への影響などをより正確に把握することで宇宙天気予測技術の発展につながる
ことが期待されます。この成果は2月10日発行のAstrophysical Journalに掲載されました。
研究
住民と行政の認識ギャップを可視化する新たな手法を提案・実践―東海村の調査で
人文学部の後藤 玲子 教授が、住民目線の行政改革を促す新たな手法として「当事者主体の仮説検証
型社会調査」を提案・実践しました。 本調査は、昨年、東海村村長公室広報広聴課の全面的な協力
を得て実施したもので、調査の結果、“住民はソフト(情報自体)重視,行政はハード(情報媒体)重視”とい
った住民と行政の認識ギャップが可視化されるとともに、その結果が政策担当職員に能動的・自律的に
受け入れられ、同村役場の行政運営に活用され始めています。今回の手法は、行政による大規模調査
を『エビデンス(信頼できる根拠)に基づく住民目線の行政改革』に直結させるだけでなく、行政評価と政
策改善への行政職員の意識とコミットメントを高めるという点でも有効に機能すると考えられます。
研究
がん幹細胞の増殖を抑制する化合物を
トチュウ(杜仲)の緑葉成分から発見
農学部の鈴木 義人 教授、横浜市立大学大学院
医学研究科の梁 明秀 教授らが、がん幹細胞の
特徴を兼ね備えた人工がん幹細胞を用いて、そ
の増殖を特異的に抑制する新規化合物を、トチ
ュウ(杜仲)緑葉の成分中に発見しました。
がん幹細胞は,正常組織中に移入して腫瘍を形成する能力を持ち、
また、既存の抗がん剤が効かないため、がんの転移や再発の原因
になっています。今回特定した化合物はEucommicin A(ユーコミシン
A)と命名され、新規天然化合物であることが明らかになりました。
今後、新たな薬剤の開発などにつながることが期待されます。
この研究成果は学術誌Phytochemistry 2月号に掲載されました。
地域
農学部の3人の教員が
日立市かみね動物園で講義
2月20日(土)、日立市のかみね動物園
で、農学部の小針 大助 准教授、豊田
淳 准教授、岡山 毅 准教授の3人が講
義を行いました。
茨城大学は、かみね動物園との研究
教育連携プロジェクトを昨年スタートし、
動物行動学の実践的な研究・教育や、
理科教育における動物園活用に関する研究、携帯アプリの開発な
どを共同で進めています。当日は子どもからお年寄りまで多くの来
場者が集まり、動物福祉などの話に熱心に耳を傾けていました。
おもな
メディア
掲載
教育
高校との共同研究で再生医療社会の
教育モデル開発 高校生による発表会
教育学部では、iPS細胞技術などで注
目を集める再生医療の教育のあり方に
ついて研究する「新しい再生医療社会
を理解し迎えるためのモデル教育の創
出と提言」(MERCI/代表:教育学部 瀧
澤 利行 教授)事業を進めています。
今年度はその一環として、茨城県立緑岡高等学校との共同研究
を行い、「再生医療教育モデル講座」のカリキュラム開発・実
践に取り組んできました。2月21日(日)には、昨年9月からモデル
講座を受講してきた2年生たちが学習成果を報告。医療従事者、
患者、メディアなど多様な立場に立った提言を行いました。
地域
霞ヶ浦の環境に関わる研究が集合
シンポジウムに約100人が来場
2月27日(土)、茨城大学広域水圏環境科学教育研究センターの
主催で、公開シンポジウム「霞ヶ浦流域研究2016」が開催され
ました。本学や他大学の教員・学生の他、地域の研究機関のメ
ンバーや土浦一高、大生原小学校の生徒・児童たちも日頃の調
査の結果を報告。
地域の教師や子どもたち、霞ヶ浦の
環境保全再生に取り組む市民団体や
漁業関係者、水圏センターを利用し
て研究を行っている他大学の学生な
ど約100人が集まりました。
2/4 茨城新聞「ベトナムと関係強化を 茨城大がシンポ」/2/4 東京新聞「劣悪な労働環境などバングラの実情出版 茨大の長田
准教授」/2/7 読売新聞「日本の伝統音楽 英書に 米国で出版へ」教育・田中教授/2/7 茨城新聞「日本語スピーチコンテスト
アヌグラさん知事賞 インドネシア出身の茨城大生」/2/10 産経新聞「江戸時代 屏風に常陸国の名所 県内初公開」/2/14
NHK(水戸)「福島 双葉町を撮影 映画の上映会」/2/17 毎日新聞「震災5年 茨城大ボランティアサークル」/2/18 NHK(水戸)
「避難者の支援を考えるシンポジウム」COC事業/2/23 読売新聞「『地質学の千葉時代』申請へ 茨城大など」/2/24 NHK(水戸)
「震災から5年 液状化対策の現状」工・地盤研/2/26 ラジオ日本『こんにちは!鶴蒔靖夫です』学長インタビュー
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