茨城大学ニュースダイジェスト 発行:茨城大学広報室 029-228-8008 [email protected] 2016/05 No.10 教 育・学 生 熊本地震 九州の被災者に支援を 熊本出身学生らが募金活動を実施 4 月 14 日から断続的に発生し、 熊本・大分などに大きな被害を もたらしている熊本地震に対し て、全国にお見舞いと支援の輪 が広がっています。茨城大学 も、2011 年の東日本大震災の 被害に際した全国からの支援に 改めて感謝の気持ちを込め、 「熊 本・大分の皆様にお見舞いを申 し上げ、支援を呼びかける学長 声明」をホームページで発表す るとともに、物心両面での支援 をスタートしました。 教育・学生 3 月 23 日(水) 、平成 27 年度 卒業式が行われ、2030 人が学 位記・修了証書を受け取りまし た。今年は、例年の会場である 茨城県武道館から変更して、茨 大学院理工学研究科に 量子線科学専攻を開設 知事ら招き記念式典 4 月 5 日 ( 火 )、 大 学 院 理 工 学 研究科に「量子線科学専攻」を 新設したことを記念し、東海村 のいばらき量子ビーム研究セン ターにおいて式典を開催しまし た。 量子線科学専攻は、量子線(中 性子線・X線・ミュー粒子線な ど)を機軸とした全国的にもユ ニークな専攻で、近隣の日本原 子力研究開発機構、高エネル 地域 3 月 23 日(水) 、平成 27 年度 卒業式が行われ、2030 人が学 位記・修了証書を受け取りまし た。今年は、例年の会場である 茨城県武道館から変更して、茨 城県民文化センターにおいて午 Hitachi Sea-Side Project 旅がテーマの空間体験 工学部による実験開始 工学部の一ノ瀬 彩 助教、矢内 浩文 准教授らが、現在、 「Hitachi Sea-Side Project」 と 題 し た 空 間演出プロジェクトの企画を進 また、学生も自主的な支援活動 を始めています。東日本大震災 発生以降、東北各地などで支援 活動を続けているボランティア サークル「* fleur *(フルー ル)」のメンバーと熊本県出身 の新入生たちは、熊本地震被災 者のための募金活動を実施。昼 休みの時間に水戸キャンパス・ 生協前で協力を呼びかけ、食堂 利用者など多くの学生たちが足 を止めて募金をしている姿が見 られました。 ギー加速器研究機構、量子科学 研究 技術研究開発機構等に所属する 人文学部 4 年生が 最先端の研究者との連携をより 漢検漢字文化研究奨励賞 強化し、専門知識をもちながら 佳作の快挙 量子線をツールとして活用でき 人文学部人文コミュニケーショ る人材の育成と先端的イノベー ン学科 4 年生 ( 受賞当時 ) の大 ションの創出を目指します。 和田 凌子さんの論文「『大漢和 式典には、茨城県の橋本 昌 知 辞典』 から考察する 「譌字」 ― 「譌 事、東海村の山田 修 村長に加 字」と「誤字」の違いに着目し えて、文部科学省高等教育局の て―」が、平成 27 年度漢検漢 土生木 茂雄 視学官を来賓に迎 字文化研究奨励賞(日本漢字能力検 え、同専攻の " 第一期生 " であ 定協会主催)の佳作を受賞しまし る博士前期課程、博士後期課程 た。現役の学部学生が受賞する の約 120 人の大学院生と教員 らが出席しました。橋本知事は、 ことは珍しいということです。 大和田さんは、 『大漢和辞典』 「科学技術イノベーション立県 か じ 字 」とされた字ひとつひ で「譌 をめざす本県において、一番必 とつを丹念に調べあげた上で、 要なのは人材育成。新入生の皆 「譌字」と「誤字」の概念の違 さんには、新しい専攻の発足に いについて考察。その意義と努 ふさわしい研究・学問に励んで 力が評価されました。 ほしい」と述べ、期待を寄せま した。 めています。このプロジェクト は日立駅および日立市内の海を 眺める空間を拠点に、旅をテー マとしたさまざまな体験機会を 創出するもの。見る距離に応じ て見えるものが変化する「ハイ ブリッドイメージ」という画像 を活用して、空間の歩行者、滞 在者に不思議な認知体験をもた らします。4 月下旬から 5 月上 旬にかけて、日立駅の自由通路 でイメージの実験展示を実施 し、環境のさまざまな要因によ る作品への影響を検証。本格展 開へ一歩を踏み出しました。 研究 日本金属学会大会で 工学部 4 年生が 優秀ポスター賞を受賞 工学部マテリアル工学科 4 年 生 ( 受賞当時 ) の橋本康孝さん が、日本金属学会 2016 年春期 大会で第 26 回優秀ポスター賞 を 受 賞 し ま し た。 学 部 4 年 で の受賞は全国の大学の中でも数 少ない快挙です。橋本さんの研 究は、鉛フリーはんだの大量生 産プロセスに必要な粘性の実測 データを新たなシステムで系統 的に測定したもの。 今号の一枚 平成 28 年度入学式を 県民文化センターで開催 2,265 人が入学しました おもなメディア掲載 4/1 朝日新聞「被災地の方言 消滅 させない/震災で危機感 茨大教 授が会話を教材に」人文学部・杉 本妙子教授の取り組みを紹介 4/5 読売新聞 ( 夕刊・全国 )「 『豪 雨被災の史料』修復へ/古文書 凍結→乾燥 茨城大研究者ら」 4/5NHK( 水戸 )「茨城大大学院に 量子線の新専攻課程」読売・朝日・ 毎日・日経・茨城各紙でも紹介 4/8 毎日新聞「桜満開の下で茨城 大入学式」 4/14 朝日新聞「水害の教訓、防 災教育に 茨大、小学校教員向け に指導用テキストづくり」 4/14 毎日新聞 ( 全国 )「地質年代 表に『千葉』有力」理学部・岡田 誠教授、写真つきで解説 4/17 茨城新聞「社会運動 力注い だ半生 茨城大元准教授 長谷川幸 介さん、退職記念講演」 4/22 茨城新聞「地方創生へ首長 補佐 知事表敬 9 市町に 8 人」人 文学部・西野由希子教授らが会見 4/22 毎日新聞「定住促進などを 住民ら 24 日議論/小美玉市と茨 城大」昨年の人文学部・小美玉市 連携協定を記念したイベント 4/24 茨城新聞「東京芸術・茨城・ 筑波の 3 大学 卒業制作展、絵画 や書 東海」 ●内容についてのお問い合わせや情報提供は、茨城大学広報室([email protected] / 029-228-8008)まで
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