Gc13M - 情報通信月間

H27情報通信月間参加行事 報告書
行事コード
Gc13M
行事名
第152回定例研究会「失敗したプロジェクトの真の原因に迫るマンダラ図の紹介」
開催
大阪大学 中之島センター 講義室301
場所
開催日 5月15日
会場来場者人数
34名
本行事参加人数
34名
Webアクセス数
NPO法人 日本システム監査人協会
主
催 近畿支部
団
体
実
施
行
事
概
要
<講演概要>
ここ数十年の間、ITプロジェクト・マネジメントの手法を踏ま
えて、IT部門では失敗プロジェクトから得た知見を蓄積し再
発防止に努めてきたにもかかわらず、多くのITプロジェクト
が失敗しています。それほど多くのプロジェクトが失敗に終
わる原因は、失敗プロジェクトの原因検討において、検討メ
ンバーの思いつきに頼った狭い範囲の検討に終始し、真の
原因を究明できていないため、有効な「再発防止策」を打ち
出せていない可能性が考えられます。
当発表では、失敗原因を検討する際に検討メンバーに網羅
性のある視座・視点を提供するツールとしてITプロジェクト
版・失敗原因検討マンダラ図を紹介します。これは、失敗学
会の失敗原因マンダラ図をベースに開発したものです。さら
に特性要因図やなぜなぜ分析との共存を含めたマンダラ図
の活用法や、システム監査における使用例も紹介します。
写真貼付
実
施
結
果
に
対
す
る
感
想
・
反
省
等
■主催側感想
・講師は、当支部の会員であり、これまでもシステム監査に関わる研
究成果について講演いただいていました。
・今回は、ご自身がアドバイザとして関わられた研究プロジェクトの成
果を発表いただいたものです。
・ITプロジェクトで失敗が減らない原因の一つは、「真の失敗原因が正
しく認識できていない」のではないか、と言うことが本研究を始められ
たきっかけでした。
・「失敗学」の知見を取り込んで、「失敗原因のマンダラ図」を完成され
ましたが、その完成までのプロセスは非常に納得性のあるものであ
り、この成果が有効であることの裏付けとなっています。
・今後、この図を活用して、失敗するITプロジェクトが少なくなることを
期待します。
■反省事項
・参加申込みは46名でしたが、当日の参加者は34名でした。当初の
参加予想は、約40~50名前後であり、当初想定よりは少ない結果と
なりました。講演内容からすればもっと多くの方に参加いただけた研
究会であったと思います。今後は、広報方法など更に改善していきた
いと思います。
写真貼付