学ぶ子 励む子 元気な子 学校便り 備前市立東鶴山小学校 第10号 平成27年9月18日 校長 木庭 博子 「梨むくや 甘き雫の 刃を垂るる」 正岡 子規 「 今 日 の 梨 は ,果 汁 が 刃 を 伝 わ っ て い て と て も 美 味 し そ う だ な 。」 梨をむいてくれる人の手元を見ながら,楽しみに待つ子規の声 が聞こえてきそうです。前回の9号では「紫蘇」の俳句を紹介しましたが,この 季節になると,ついつい食べ物の話題が増えてきます。 猛暑から一転,ひんやりとした日が続く今日この頃です。運動会のない9月は 初めてで,校内は静かで落ち着いています。しかし,これからどんどん行事が続 きます。子どもたちは,行事の中での学びも多く,自信をつけてしっかり伸びて ほしいと願っています。たわわに実る果物のように実りの多い2学期に。 元気に学校に来て,友だちと仲よく過ごすには・・・ 「 よ く 寝 て 朝 日 を 浴 び ま し ょ う 。」 「寝る子は育つ」と言われるように,寝ている間に成長ホルモンが出 ます。そして,そのホルモンのおかげで,骨が伸び,筋肉がつき,けが などで痛んだ組織が回復するのです。朝日を浴びると,セロトニンとい う幸せホルモンが出ます。そのホルモンは,気持ちを穏やかにしたり,前向きに したりします。ホルモンが足りないと,イライラ怒りっぽくなるのです。 ・自分の命も大切だけれど,人の命も大切だということがわかりました。 ・ぼくのおじいちゃんおばあちゃんも近くに住んでいるので,困っていたら 助けてあげようと思います。 ・ ぼ く は , お 話 を 聞 い て ,「 強 く な ら な き ゃ ! ! 」 と 思 い ま し た 。 ・「 福 祉 と い う の は ,自 分 が す る こ と で は な く ,み な さ ん と 協 力 し て や る こ と 」 「指令されてやるのではなく,自分からやるものなんだ」ということがわか りました。 ・私も将来,お姉さんみたいに人のためにがんばれるというきれいな心の大人 になりたいです。 ・介護というのは,おじいちゃんおばあちゃんのイメージがあるのですが,み んなのことだというのがびっくりしました。 ・「 自 分 が 生 き て こ そ , 周 り の 人 た ち を 助 け る こ と が で き る 。」 と い う 言 葉 が 心に残りました。 ・私がこれからやろうと思ったことがあります。それは,困っている人がいた ら,何ができるかいっしょに考えることです。 ・東日本大震災で命をうばわれなかった小学生・中学生は,避難訓練をよくし ていたからだと私は考えました。これからは,もっと真けんに避難訓練をや っていきたいです。 まだまだたくさん掲載したいと思わせるほど,子どもたちは大学生のお姉さん のお話をしっかりと受け止めていました。 ICT 機 器 に は , パ ソ コ ン , 教 材 提 示 装 置 , 電 子 黒 板 , デ ジ タ ル教科書,タブレット等,たくさんのものがあります。それ らを使うことによって,次のような教育効果をめざしています。 ①一斉学習では,児童の興味・関心を高める。 ②個別学習では,一人一人の能力や特性に応じた学びができるようにする。 ③児童同士が教え合い学び合えるようにする。(協働学習) 昨 年 , タ ブ レ ッ ト が 導 入 さ れ , 本 校 で も 活 用 が 進 ん で き ま し た が ,「 も う , 教 科書は使わなくてもいいのですか?」と尋ねられることがあります。いえいえ, タ ブ レ ッ ト は , 文 房 具 で あ り , 道 具 で も あ り ま す 。「 こ こ で タ ブ レ ッ ト を 使 う こ とが,一番効果的だ!」と教師が判断した場面のみ使うのです。ですから,従来 通り,教科書もノートも黒板も使います。 音楽講師 大学生 写 真 は ,「 ひ ゅ ー 」 と 言 い な が ら 発 大学で福祉の勉強をされています。 声練習をしているところ。短時間で, この日は,福祉の話だけでなく,東 子どもたちの声が,みるみる磨かれて 日本大震災でのボランティア体験の いきました。 話もしてくださいました。 子どもたちの大学生のお姉さんへの手紙 抜粋 ・ひがしにほんだいしんさいがあったところにお手つだいにいって,えらいな とおもいました。 ・たくさんの人たちが,くるしいのに,えがおでにっこりしていてすごいなと お も い ま し た 。わ た し も ,か な し い こ と が あ っ て も ,え が お で が ん ば り ま す 。 ・おねえさんのお話を聞いて,ぼくは,こまっている人がいたら,たすけてあ げようとおもいました。これからは,人をたいせつにしていこうとおもいま した。 ・「 か わ い そ う じ ゃ か ら , 助 け て あ げ る 。」 と い う 上 か ら 目 線 の ボ ラ ン テ ィ ア になってはいけないということがわかりました。 ・お話を聞いて,ぼくは,自分の命は自分で守ろうと思いました。 3年生の授業での活用の様子を紹介します。 外部の方を招いて本校で研究会が行われた一コマです。 教 師 か ら 「 ト ン ボ の 足 は , ど こ か ら 生 え て い る か な 。」 の 問 い かけで,6人がトンボの図に足を描き込みます。タッチペンを 使ってタブレットの中に描きました。 続いて,6人みんなのものが一度に映し出されました。友だ ちと比較し,同じところや違うところを話し合いました。 その後,実物のトンボを見て確認しました。 学習のまとめは,きちんとノート に書きます。 使い方の検証
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