聖歌隊 ウエスレヤン・ホーリー・クワイア ニュース№8 クリスマスの歌 「新しき歌もて」 ( 詩篇98 グリークラブ楽譜№1) 平田甫編曲とあり、原曲の所在はわからない。同志社大学神学部の学 生によって歌い継がれ、 グリークラブ誕生とともにグリークラブの100年 の愛唱歌となっている。 「新しき歌もて」 楽譜に出てくる記号を読む 1,強弱記号 f (フォルテ) 強く ff (フォルテッシモ) fより強く mf (メゾフォルテ) やや強く p (ピアノ) 弱く pp (ピアニッシモ) pより弱く mp (メゾピアノ) やや弱く 主は その救いを知らせたまい その義をもろもろの国びとに⽰したもう。 2,速度記号 Allegro moderato (アレグロモデラート) 穏やかに速く chant (チャント ) 一音で多くの言葉を歌う poco rit. ( ritardandoの略) 次第に遅く tempo1 (テンポ プリモ) 曲の頭の速さに戻る meno mosso (メノ モッソ) 今までより遅く. accel.(accelerando アチェレランドの略) 次第に速く allarg. (allargando アラルガンドの略) だんだん遅くしながらだんだん強く また、そのあわれみとまこととを、イスラエルの家にむかいて祈念したもう。 3,反復記号 旧約聖書詩編98編のことばを歌ったもので、次のような句である。 「新しき歌もて たたえまつれ主のみわざ 主はそのみ⼿もてわれらの救いをなしおえたもう。 地の果ても、ことごとくわが神の救いをみたり 全地よ、主に向かいて、喜ばしき声をあげよ 声をはなちて、喜び歌え ほめ歌え 琴をもて、主をほめ 歌え 琴の⾳と、歌の声とをもてたたえまつれ /ラッパと、つのぶえを吹きならし 主のみまえに、喜ばしき声をあげよ 反復開始記号 から反復する。 反復終了記号。 ここから、上の反復開始記号に戻る。 海と、その中に満つるもの 世界と、世界に住むものと 鳴りどよめ/ ⼤海は⼿を打ちならし ⼭々は歌え 主なるみ神 来ましぬ その正しきみ⼿もて全地を裁ばきたまわん ⽗・⼦・みたまの おおみ神に み栄えあれれや 昔いまも後もときわかきわに 尽きせぬ栄 アーメン み神にあれや アーメン アーメン」 右の図 フェルマータ 延長記号 会衆讃美歌で早く歌ったり遅く歌 ったりする人がいた時代に、遅く 歌う人を待って、頭をそろえるため に延長したことが始まりであった と言われている。 私は50数年まえ鎮西学院高等学校2年生の時、 コーラス部で「新しき歌もて」 と 「 ウ・ボイ」(クロアチアの国民的歌)を練習し、長崎の確か平和公園にあったホール でコンクールに出た想い出がある。 その後、関西学院大学の入学生歓迎会で「ウ・ スラー(slur) 異なる高さの音の間をなめらか につないでうたう。 ボイ」 を聞いて驚いた。 また 「新しき歌もて」は同志社大学グリークラブの愛唱歌で あることを知った。 クリスマスに演奏したらいい曲だ思っている。(JY) ウエスレヤン・ホーリー・クワイア ニュースレター20140715
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