おとずれ400号をアップしました。

おとずれ
( 発行者)富士吉田 カトリッ ク教 会
(住所)〒403-0005
山梨県富士吉田市上吉田3 -5-7
(TEL&FAX)0555-22-3199
2015 年12月第400号 ホームページ http:www.fgo.jp/~catholic/index.html
新しい「ローマミサ・典礼書の総則」に基づく変更箇所の実施の留意点(最終回)
8.感謝の祭儀
「感謝の祭儀」は、供えものの準備、奉納祈願、奉献文、主の祈り、平和のあいさつ、パ
ンの分割、聖体拝領、拝領祈願までの部分です。
8.1.供えものの準備
共同祈願が終わると一同は着席します。行列して供えものを運ぶ奉仕者と祭壇に必要なも
のを整える奉仕者が立って準備します。なお、会衆は奉納行列の際は着席したままとなりま
す。
運ばれたパンとぶどう酒は司祭が受け取り、選任された祭壇奉仕者や他の奉仕者(侍者)
に渡し、司祭が祭壇の前に立って、祭壇奉仕者や他の奉仕者から受け取って定められた定式
の祈りを唱えながら祭壇の上に置きます。パンとぶどう酒以外の供えものは祭壇上ではなく、
他の相応しい場所に置きます。
続いて、香を用いる場合、司祭は香を香炉に入れ、沈黙のうちに祝福し、ささげものと十
字架と祭壇に献香します。奉仕者は祭壇の脇に立って司祭に献香し、続いて会衆に献香しま
す。なお、パンとぶどう酒への献香は香炉を 3 回振る(2 振りで 1 回)か、パンとぶどう酒
の上に十字架のしるしをして行います。また、奉仕者は司祭と会衆への献香の際に 3 回(2
振りで 1 回)振ります。
それから、司祭は祭壇の中央から会衆に向かって立ち、手を広げて会衆を祈りに招き、手
を合わせて、「皆さん、このささげものを…」と唱えます。会衆は立って「神の栄光と讃美
のため…」と答唱します。
8.2.奉献文
ただ一つの奉納祈願が唱えられた後、叙唱前句の対話句と叙唱が唱えられ、感謝の賛歌が
唱えられます。そして、司祭によって感謝の祈り(奉献文)が唱えられます。
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なお、感謝の祈り(奉献文)は本来、叙階のゆえに司祭だけにそれを唱えることが求めら
れています。会衆は信仰をもって沈黙のうちに、また、感謝の祈り(奉献文)に挿入された
定められた方法で司祭と心を一つにします。
定められた方法とは、叙唱の対話句における応答、感謝の賛歌、聖別後の応唱(主の死を
思い復活をたたえよう…)、結びの栄唱後の「アーメン」です。
今までは、日本の教会では司祭の結びの栄唱、「キリストによって、キリストとともに、
キリストのうちに、聖霊の交わりの中で全能の父であるあなたに、」の後半部分である「全
ての誉れと栄光は世々に至るまで。」を会衆も歌っていましたが、規範版に則ってこの部分
は司祭のみが唱え、会衆は「アーメン」の部分を唱えることになります。
感謝の祈りの旋律のつけられた部分を司祭が歌唱することは大変相応しいとされています。
「平和のあいさつ」の「互いに平和のあいさつを交わしましょう。」という呼びかけは、
助祭がいる場合は、助祭が、助祭が不在の場合は共同司式する司祭の一人が唱えます。
8.3.パンの分割
平和のあいさつのあと、司祭はパンを分割します。その際、司祭は必要な場合は助祭ある
いは共同司式司祭の助けを得て聖体のパンを裂きます。この式は司祭と助祭に留保されてい
ます。従って、選任された祭壇奉仕者や他の奉仕者はパンの分割を手伝うことは出来ません。
8.4.聖体拝領
聖体拝領に際して、司祭はホスティアを会衆に示し拝領へ招きます。この際、パテナを添
えるか、もしくはカリスを添えて示します。
聖体拝領に際し、聖体授与を手伝う臨時の奉仕者(選任された祭壇奉仕者)や、司教任命
による小教区の聖体奉仕者、また、そのミサの際に主司式者から聖体授与の奉仕を依頼され
た信徒)は、司祭が拝領してから祭壇に近づきます。なお、これらの臨時の奉仕者は、聖体
を司祭、助祭から受けます。これらの臨時の奉仕者がパテナの上のホスティアを自分で取っ
て拝領すること、また、祭壇の上のカリスを自分で取って御血を拝領する事は許されません。
また、臨時の奉仕者が聖体授与に向かうとき、祭壇の上に置かれたパテナもしくはカリス
を自分で取るのではなく、必ず司式司祭が臨時の奉仕者にパテナもしくはカリスを手渡しま
す。
信徒は拝領の際は、左手で秘跡にましますイエス・キリストをお迎えする玉座をつくり、
右手を下に添えて聖体を受け、司祭の「キリストの御体」という定式に「アーメン」と応え
てから右手の親指と人差し指で恭しく聖体の秘跡を取り、口に運びます。なお、聖体拝領に
ついては『日本におけるミサ中の聖体拝領の方法に関する指針』(2014 年、日本カトリック
司教協議会編)に基づいて実施されます。
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規範版では、「拝領者は『アーメン』と答え、口で、あるいは許可されている場合は手で
秘跡を受ける。」と規定されているので、口での聖体拝領は本人が望む場合は拒否できませ
ん。
聖体拝領の後で、カリスのすすぎ等が行われますが、キリストの御血が残った場合は、「聖
別されたぶどう酒が残っていれば、司祭は祭壇ですぐにすべてを拝領する」ようにします。
もし、司祭の拝領が難しい場合は、「祭壇で、司祭あるいは助祭、あるいは正式に選任され
た祭壇奉仕者が拝領する」と規定されています。
ふさわしい沈黙の後で司祭は拝領祈願を唱えますが、その際、司祭は手を合わせて「祈り
ましょう」という招きを唱え、そして、手を広げて、拝領祈願を唱えます。
9.閉祭
「閉祭」は必要に応じて行われる短いお知らせ、派遣の祝福、散会、祭壇への表敬、退堂
までの部分です。
なお、「拝領祈願が唱えられると、司祭が自ら行うことを望む場合を除いて、必要があれ
ば、助祭が会衆に短いお知らせをする。」と規定されています。
祭壇への表敬は、入堂の時と同じく聖櫃への表敬を含みます。
①日本では司祭、助祭は祭壇に近づき、両手で祭壇に触れ、深く礼をします。なお、共同司
式ミサの場合、日本での適応にしたがって、共同司式司祭は祭壇に向かって手を合わせて深
く礼をします。
②聖櫃が内陣にある場合に、日本での適応として司祭と助祭と奉仕者は聖櫃の前で立ったま
ま手を合わせて深く礼をします。
③司祭と助祭と奉仕者は、祭壇の前で手を合わせて深く礼をして祭壇に表敬します。
なお、派遣の祝福の際に司祭の言葉と動作が詳しく規定されていますが、この規定はあく
までも司祭の動作と言葉を規定したものであり、会衆の動作の規定ではありません。したが
って、従来通り、司祭から祝福を受ける際には、会衆は司祭の言葉に合わせて沈黙のうちに
自ら十字架のしるしを刻み、「アーメン」と答えます。
教会記録
たるかど
・転入
カロロ
樽角
勇さん 東京大司教区調布教会より
・結婚
フランシスコ アシジ 篠原 孝夫さん・渡邊 千春さん 11 月 5 日
・逝去
ヨゼフ 芝山 定男さん 聖ヨハネ学園利用者 11 月 11 日
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平成 27 年「感謝と喜びの集い」 報告
カトリック教会典礼暦最期の主日となる「王であるキリスト」の
お祝い日に、「感謝と喜びの集い」を今年も開催することができました。
曇り空の、今にも泣き出しそうな寒空の下での集いになったにもかかわらず、大勢の信徒、
シスター方、ご近所の方々が参加してくださり、和やかな一日となりました。一生懸命、外
で焼きそばを焼いてくださった富士五湖ダルクの皆様に感謝です。
婦人部の方々が前日より準備してくださった豚汁や味噌おでんは、何よりのご馳走でした。
日曜学校生は、飴つかみとマッサージコーナーのセットでのご奉仕。本年はサレジアンシス
ターズの「おはぎ」もたくさんいただき、なつかしい味に舌鼓を打ちました。皆さん得意な
分野で各々ができることを工夫し、お捧げいただいて、下記のようにたくさんの献金をいた
だきました。この尊い献金は、教会委員会にてご承認をいただきました、「国連WFP」を
通して、世界最貧国の一つである「中央アフリカ共和国」口への食料支援に全額寄付いたし
ます。
◎遊休品・野菜・野菜市 73,860 円、おでん・豚汁・巻き寿司・稲荷寿司・いくら 37,740 円、
お菓子・パン 11,000 円、コーヒーコーナー2,700 円、日曜学校マッサージコーナー1,150 円
合計 126,450 円 仕入 16,724 円を差引き 109,726 円
シリア情勢、相次ぐテロ事件など、世界中で悲しい出来事が続いていますが、悲しみに涙
する子供たちのいないクリスマスでありますように・・・たくさんのご協力、ありがとうご
ざいました!
(感謝と喜びの集い実行委員)
今年もご愛顧、ありがとう
平成 27 年「信徒有志による野菜市」報告
ございました!
例年、信徒の皆様の夏場の食材選びに一役買っている「野菜市」。今年は、要の和田さん
が体調を崩されたためご参加いただけず、とても残念なことでした。来年は、美味しいジャ
ムを楽しみにいたしております。少ない人数ではありましたが、それでも男性陣の畑が加わ
り 37,380 円の献金をいただきました。「感謝と喜びの集い」の収益と合わせて、国連WF
Pに献金させていただきます。
とりあえず、11 月の「感謝と喜びの集い」をもちまして、本年の会計は閉めますが、冬場
の野菜が採れるかもしれません(?)ので、その折には聖堂入り口に登場させていただきま
す。 健康であればこそ、畑仕事も楽しめます。神様に助けていただいて、来年も働くこと
ができるよう、祈りたいと思います。
(信徒有志野菜市担当:江守香代子)
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11 月 8 日 14 名参加
教会委員会報告
1.11~12 月の典礼について(こよみを参照してください)
2.待降節黙想会 内藤新司祭に、初ミサのお祝いと黙想会のお礼を用意する。
29 日は午後 1 時半から結婚式があり、あわただしいが、新司祭と共に昼食を食べるので、
お弁当の注文を東海林さんが取る。
3.山梨地区宣教司牧委員会の報告
韮崎教会は信徒館建替えることになった。
2016 年のワールドユースデイポーランドに行く若者に地区から 1 万 5 千円補助を出す
ことになった。
4.感謝と喜びの集い 前日午後 13 時半から準備。当日は朝 8 時半集合。
5.待降節及びクリスマスの献金先について スイートベリーかつやまとダルクに決定。
6.こぴっとプロジェクト
11 月 26 日~28 日、富士吉田教会福永会長と甲府教会草薙さん
が参加予定。
12月のミサ奉仕
月日
先唱
聖体奉仕者
侍者
第1朗読
第2朗読
歌伴奏
6
江守香代子
東海林美佐子
真彩
渡辺幹雄
宮本禮子
堀内千鶴
13
遠藤伸子
山本一孝
ナオミ
曾根美香
-
Sr.大西
20
東海林美佐子
-
藤原
?
Sr.大西
27
東海林義夫
栗原今朝夫
愛華
小松二三子
Sr.大西
英
語
福永好雄
婦人部よりお知らせ
◆12 月 6 日(日)ミサの後で大掃除を行います。聖堂の椅子を移動するので、男性の協力を
お願いします。信徒館のガラスふきも行います。掃除に参加できない方は座布団カバーを持
ち帰り、洗濯してきていただけると助かります。
◆12 月 24 日(木)主の降誕夜半のミサ後、クリスマスパーティーがありますが、食べ物は
昨年同様、持ち寄りを予定しています。持ち寄るものがお決まりの方はお知らせください。
手作りでなくてもかまいません。婦人部でも暖かいものを準備したいと思いますので、13 日
の教会委員会の後に話し合いをします。ご参加ください。
前日、当日の準備については 20 日のミサの時にお知らせしますので、ご協力をお願いし
ます。
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こ
よ
み
12月
3日(木)聖フランシスコ・ザビエル司祭(祝日)
4日(金)初金曜日 ロザリオ10:00 ミサ10:30
6日(日)待降節第 2 主日 ミサ9:30 大掃除
8日(火)無原罪の聖マリア ミサ10:30
9日(水)手芸会9:30
13日(日)待降節第 3 主日
子どもと共に捧げるミサ9:30
教会委員会 婦人部会(聖堂掃除は日曜学校と河口湖・吉田地区有志)
20日(日)待降節第4主日 国際ミサ9:30
(聖堂掃除はインターナショナルと山中・忍野地区)
24日(木)主の降誕 夜半のミサ18:30 クリスマスパーティー
25日(金)主の降誕 日中のミサ 10:30 お茶会
26日(土)聖ステファノ殉教者(祝日)
27日(日)聖家族(祝日)ミサ9:30(聖堂掃除は吉田地区)
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金曜10:00ロザリオの祈り 10:30ミサ(4,11,18)
イタリア語教室(有料) 月曜10時(7,14,21日)
日曜学校(6,13,20)
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1月
1 日(金)神の母聖マリア(祭日)世界平和の日 ミサ10:30
新成人の祝福
「おとずれ」が 400 号になりました。1994 年 10 月、164 号から入力を担当し、
21 年続けてきました。残念ながら来年の夏には夫の転勤に伴い、転居する予定で
すので、おとずれの編集を引き継いでくださる方を探しています。教会に来られ
ない方にも様子をお伝えする報告、これからの行事にたくさんの方に参加してい
ただくお知らせ等、1 か月前くらいに原稿の依頼をします。入力して紙面構成を
するのは若い方にお願いしようと思っています。教会と人をつなぎ、教会の歴史
をたどることのできる「おとずれ」。これからも続いていくよう、ご協力お願い
します。(遠藤 ☎0555-24-5045)
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