礼拝用

ウェスレアン・ホーリネス教団
聖餐式 式文試案
2013年3月6日作成
司式者
ただ今から、聖餐式を執り行いま
す。
(ここで賛美を歌ってもよい)
わが主よ 今ここにて 新聖歌46
1.わが主よ 今ここにて
親しく見えまつり
限りなき幸いを
受くるこそうれしけれ
2.恵みの足れる時よ
いのちの充てる折りと
今しばし 留まれや
主と共にわれ過ごさん
司式者
わたしたちの救い主イエス・キリス
トは、この食卓にイエスを信じる
人々を招いておられます。主の招
きに感謝し、喜びをもって聖餐に
あずかりましょう。
会 衆
わたしたちは三位一体(さんみいっ
たい)の神の聖(きよ)い愛の交わり
に招かれて、主の食卓にあずかろ
うとしています。
司式者
これは聖なる唯一の神が、御子
の十字架の贖いの業と、聖霊の
助けによって、教会に与えてくだ
さった御国における食事です。
会 衆
この食事を通して、三位一体(さん
みいったい)の神と交わり、主イエス
を信じる者との交わりにあずかり
ます。
司式者
この大いなる恵みへの招きにも
かかわらず、わたしたちの歩み
が、その恵みにお応えするのに
欠け多い日々であったことを認め
ます。「だれでも、自分をよく確か
めたうえで、そのパンを食べ、
その杯から飲むべきです」と聖書
に勧められているように、今、御
前に立ち、神に対して、示される
罪があるならば、また、教会の兄
弟姉妹、日々接する人々に対し
て、気づかされている罪があるな
らば、
神に告白しましょう。しばらく黙祷
いたします。
司式者 アーメン
司式者
声を合わせて祈りましょう。
司式者・会衆
全てを造られた全能の父なる神。
わたしたちは思いと言葉と行いと
によって罪を犯し、いくたびとなく
主に背きましたことを認め、悔い
改めます。
憐(あわ)れみ深い父よ、わたしたち
を憐れんでください。主イエスの十
字架の血潮(ちしお)により、全ての
罪をことごとく赦してください。わた
したちの主イエス・キリストの御名
(みな)によってお願いいたします。
アーメン。
司式者
赦しの御言葉を聞きましょう。
「しかし、神が光の中におられるよ
うに、わたしたちが光の中を歩む
なら、互いに交わりを持ち、御子イ
エスの血によってあらゆる罪から
清められます。
自分に罪がないと言うなら、自ら
を欺いており、真理はわたしたち
の内にありません。自分の罪を公
に言い表すなら、神は真実で正し
い方ですから、罪を赦しあらゆる
不義からわたしたちを清めてくだ
さいます。」
この御言葉を信じて、主の食卓に
あずかりましょう。
会 衆 アーメン
(ここで「十字架の上に」(新聖歌
48番)など、ほふられた小羊、十字
架に関する賛美を歌ってもよい)
十字架の上に 新聖歌48
1.十字架の上に
屠(ほふ)られ給いし
こよなく聖(きよ)き
御神の小羊
わがため悩みを
忍び給いし
御恵み げにも尊し
2.十字架の上に 屠られ給いし
こよなく聖き 御神の小羊
御救いあらずは 罪この身は
滅びをいかで免(まぬが)れん
司式者
どの教会でも、父と子と聖霊の名
によって洗礼(バプテスマ)を受け
た方は、この食卓にあずかりま
しょう。洗礼(バプテスマ)を受けて
おられない方は、聖餐にあずかる
ことはできませんが、
主はみなさんを招いておられま
す。主イエスの十字架と復活を信
じ、洗礼(バプテスマ)を受け、一
日も早く共に主の食卓の恵みに
あずかることを祈り、お勧めいた
します。
おおい布を取る
司式者
祈りましょう。
父なる神。わたしたちは信仰に
よって、十字架と復活による神の
恵みと救いの働きを思い起こし、
賛美と感謝をささげます。十字架
につけられたイエス・キリストの
体と血とにあずかることによって、
わたしたちを養い、キリストに似
た者としてください。わたしたちの
うちに聖霊が働いてくださり、
キリストが共にいますことを確信
できるようにしてください。このパ
ンとこの杯を聖別し、この食卓を
祝福してください。主イエス・キリ
ストの御名によって祈ります。
司式者・会衆 アーメン
司式者
この食卓を主が定められたことは、
聖書が次のように証ししています。
「わたしがあなたがたに伝えたこと
は、わたし自身、主から受けたも
のです。
会 衆
すなわち、主イエスは、引き渡さ
れる夜、パンを取り、感謝の祈り
をささげてそれを裂き、
司式者
『これは、あなたがたのためのわ
たしの体である。わたしの記念と
してこのように行いなさい』と言わ
れました。
会 衆
また、食事の後で、杯(さかずき)も
同じようにして、『この杯は、わた
しの血によって立てられる新しい
契約である。飲む度(たび)に、わた
しの記念としてこのように行(おこな)
いなさい』と言われました。
司式者
だから、あなたがたは、このパン
を食べこの杯を飲むごとに、主が
来られるときまで、主の死を告げ
知らせるのです。」
ウェスレアン・ホーリネス教団信仰告白
2009年3月26日制定
わたしたちは信じ、告白します。
聖書六十六巻は、神の霊感に
よって書かれ結集され、
キリストを証しし、福音の真理を示
す教会の唯一(ゆいいつ)の正典で
す。聖書は聖霊によって、神と救
いについて十全(じゅうぜん)な知識
を与える神の言(ことば)であり、信
仰と生活との誤りのない規範です。
主イエス・キリストによって啓示
され、聖書において証しされる唯
一の神は、「父・子・聖霊」である
三位一体(さんみいったい)の神とし
て存在し働かれます。
御子(みこ)はわたしたち罪人の救
いのために人となり、十字架で御
自身をささげ、死より甦(よみがえ)
り、わたしたちの贖(あがな)いを完
成されました。
神は恵みによってわたしたちを
招き、ただキリストを信じる信仰
によって、罪を赦(ゆる)して義とし、
新しい命に生かし、神の民とされ
ました。
この恵みのうちに聖霊はわたし
たちを聖(きよ)め、キリストに似た
ものとし、聖霊の実を結ばせ、教
会を建て上げ、愛の御業を成し
遂げられます。
教会はキリストの体であり、恵
みによって召された人々の共同
体です。教会は公同の礼拝を守
り、福音を正しく宣べ伝え、バプ
テスマと聖餐との聖礼典を執(と)
り行(おこな)い、
地の塩・世の光として愛のわざに
励みつつ、主の再臨を待ち望み
ます。
わたしたちはこのように信じ、
代々(よよ)の聖徒と共に、
使徒信条を告白します。
「我は天地の造り主、全能の父な
る神を信ず。我はその独り子、我
らの主、イエス・キリストを信ず。
主は聖霊によりてやどり、処女(お
とめ)マリヤより生(うま)れ、ポンテ
オ・ピラトのもとに苦しみを受け、
十字架につけられ、
死にて葬(ほうむ)られ、陰府(よ
み)にくだり、三日目に死人のうち
よりよみがえり、天に昇り、全能
の父なる神の右に座したまえり。
かしこより来(きた)りて生ける者と
死ねる者とを審(さば)きたまわん。
我は聖霊を信ず、聖なる公同の
教会、聖徒の交わり、罪の赦し、
身体(からだ)のよみがえり、永遠
(とこしえ)の生命(いのち)を信ず。」
アーメン
司式者
主の招きの言葉を聞きましょう。
「疲れた者、重荷を負う者は、だれ
でもわたしのもとに来なさい。休ま
せてあげよう。」
「神は、その独り子をお与えになっ
たほどに、世を愛された。独り子を
信じる者が一人も滅びないで、永
遠の命を得るためである。」
司式者
これは、わたしたちのために裂か
れた主イエス・キリストの体です。
あなたのために主が命を捨てられ
たことを覚え、感謝をもってこれを
受け、信仰をもって心のうちにキリ
ストを味わうべきであります。
パンを分ける
司式者
これは、わたしたちのために流さ
れた主イエス・キリストの血潮です。
あなたのために主が血を流された
ことを覚え、
感謝をもってこれを受け、信仰を
もって心のうちにキリストを味わう
べきであります。
杯を分ける
司式者
感謝の祈りをささげましょう。
(自由祈祷でもよい)
父なる神。聖なる愛の交わりのし
るしであるこの聖餐を感謝します。
これを通して、
十字架と復活の恵みをわたしたち
のうちに確かなものとしてくださっ
たことを感謝します。主よ、わたし
たちがキリストの体の一部である
ことを覚え、さらに愛し、仕える者
としてください。地の塩・世の光と
して歩み、
伝道の業に共に励み、主の来臨
を待ち望み、終わりの日まで、平
安のうちに歩ませてください。病床
の方をはじめ、今日聖餐にあずか
れなかった方々、
また、洗礼(バプテスマ)にあず
かっていない方々に主の豊かな
恵みと平和がありますように。主
イエス・キリストの御名によって祈
ります。
司式者・会衆 アーメン
十字架と復活の恵みをわたしたち
のうちに確かなものとしてくださっ
たことを感謝します。主よ、わたし
たちがキリストの体の一部である
ことを覚え、さらに愛し、仕える者
としてください。地の塩・世の光と
して歩み、伝道の業に共に励(は
わが主よ 今ここにて 新聖歌46
3.ここには贖いあり
ここには慰めあり
わが汚れ きよめられ
御力は満ちあふる
4.面影(おもかげ)うつししのぶ
今日だにかくもあるを
御国にて祝う日の
その幸(さち)や いかにあらん
アーメン