2015.10.1 頌 栄 幼 稚 園 リレー(年長組) 運動会では絶対リレーはしたいという子ども達。毎年思うことですが、やっぱりリレーは大好きのようです。け れど、リレーをする為には守らなければならないルールがあります。もちろん、そのルールも子ども達で1つずつ 決めていくのですが、なかなかみんなでの共通理解ができず、みんながルールを守ってリレーができたことはあり ません。1つ守れたら、1つ守れず・・・の繰り返しです。リレーをするだけではなく、ルールを守るから楽しい ということが大切だと思います。 <隣の子と競争!?> リレーでバトンをつないでいくことは分かっているので <負けたくないから・・・。> バトンをもらって走り出したのはいいのですが、自分が負けてい すが、隣に並んでいること競争すると思っている子ども達。 ると、コーンの中に入って近道をして走る子が。 (コーンの外を走 早くバトンをもらってもなかなか走り出しません。隣の子 るということは前に決まっていました。 )友だちに「コーンの中に がバトンをもらうまで待っているのです。バトンを持って ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 入ったら駄目。 」と言われると「だって負けたくないから。」と答え 走るかけっこになっていました・・・。 ます。その気持ちは分かります。けれど、それが OK になってしま バトンをもらったら待たないですぐに走る!! うとルールを守って頑張っている子が楽しくありません。みんなが 守るから楽しいんですよね。 次からは待つことはなくなりました。 「次、お願い!」 バトンをたくし ます。 <やっぱり負けるのは嫌・・・。> 走る順番によって勝ったり負けたりします。すごく差がついて いても抜かされたりすることもあります。それがリレーの楽しさ でもあるのですが、実際走っている子ども達は必死です。やっぱ り抜かされたくないという思いが勝ってしまうようで、大きく差 がついてしまうと、途中でやめてしまったことがありました。こ れではバトンはつなげません。ここでリレーは終わってしまいま 待ってる人は座 す。 る!!教え合い 審判の子が「ストップ。 」と言ってリレーを止めました。本来な が嬉しいです ら、ルール違反になりその時点でリレーは終わりです。でも、子 ね。 どもたちは「もう一度最初から」とやり直しをしようとしました。 T が「途中で走らないのはルール違反になるんだよ。」と言うと ○ 「それは嫌。 」と言います。これは走るのをやめてしまった子の問 題だけではありません。「みんなで決めたルールは守る」とい うことは子ども達にとって簡単そうで難しいことかもしれません お話をしっかり 聞くのもとても 大事なルールで す。 ね。リレーだけでなく、普段の生活の中でもそういうことはたく さんあるな・・・と改めて考えさせられた日でした。
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