第4学年 「バリアフリー大作戦」

第4学年
「バリアフリー大作戦」
1.単元のねらい
(1)考える力…バリアフリーについて調べる活動を通して、学習計画を立て、
自ら進んで資料などを用いて調べるようにする。
(2)表現する力…自分の考えを表現し、友達の意見や考えを聞き、自分の考
えと比べるようにする。
(3)探究する力…障害がある人の立場を理解し、よりよい社会をにしていこ
うとする気持ちをもつようにする。
2.単元について
(1)児童の実態と教師のねらい
児童の実態
・2年生のとき、手話を用いた歌を学習している。
・見通しをもった学習活動ができるとさらに力を発揮できる。
・友達同士協力して活動できる。
・表現の仕方をもっと身につけるとよい。
教師の願い
・バリアフリーについてに興味をもち、よりよい社会にしようとする態度
を育てたい。
・自分から進んで簡単な学習などの計画が立てられるようにしたい。
・自分の意見と他人の意見を比較できるようにしたい。
・自分の考えを表す場を設定し、表現の方法が身に付くようにしたい。
(2)具体的な手だて
○子どもの思いや願いを大切にした活動計画
点字や手話、バリアフリーに対する興味が高まるよう、過去の手話の学
習を生かし、国語の「点字」の学習から発展する導入を計画する。障害の
ある人の立場を考えることができるよう、アイマスクや車いす体験など共
通体験の場を設定する。
○地域の人とのかかわりの工夫
バリアフリーについての考えを深めるため、その方たちの話を聞く活動
を設定する。自分の思いや願いを達成するため、地域の方や城北養護学校
の方を招き、発表する場を設定する。障害のある方の立場を考え、その方
達や社会に対ナして自分ができることが考えられるようにする。
3.活動の展開(全20時間)
活 動 内 容
一
次 ○アイマスク・車いすの体験学習を行う。
○障害のある方の気持ちについて考える。
④
二 ○障害のもつ方の話を聞く。
次 ○前時の体験活動を含めて考えをまとめ、友達と意見交換をする。
④
三 ○バリアフリーについて考える。
次 ○調べたい場所でグループを作り、実態調査を行う。
⑧
四 ○城北養護学校職員・PTA会長・駅職員を招き、発表活動を行う。
次 ○今までの学習をまとめる。
④
□支援
☆評価
□国語の点字の学習から発展する。
□車いす、アイマスクの体験の場を体育館に設定する。
☆障害のある方の気持ちや困ったときに気をつけることが理
解できたか。
□障害のある方の話を聞く場を設定する。
□個人でまとめる場、意見交換の場を設定する。
☆自分の考えをより深めることができたか。
□子どもたちの意見を尊重し、駅、商店街、学校の3つのグ
ループをつくる。
☆調査活動の計画を立て、障害をもつ方の立場を考えながら
調べることができたか。
(本時) □それぞれの立場の方をお呼びし、発表会を設定する。
☆障害のある方の立場を考え、その方たちや社会に対して自
分ができることを考える態度が育ったか。
4.本時の流れ(16/20時)
(1)ねらい バリアフリーについて調べたことを相手に伝えたり、自分の考えと比べたりして、よりよい町にしていこうとする気持ちをもつようにする。
(2)展開
活 動 内 容
□支援
☆評価
①活動内容を知る。
私たちの町のバリアフリーを説明しよう
□一組に集まり、話を聞いていただく方々を紹介し、発表意
欲を高める。
②地域の方(ゲストティーチャー)に挨拶する。
③発表会を行う。
1組
2組
3組
「駅グループ」
「商店街グループ」
「学校グループ」
北千住駅には、
足の悪い人のため
にエレベータがあ
るよ。
もっと人が通りやすい
ように自転車おき場が
必要だわ。
□発表の方法を確認する。
□各グループを前・後半に分け、時間で話し手・聞き手を交
代するよう設定する。
□交代の時間を伝える。
□友達の発表を聞き、自分の調べたことなどと比べるよう助
言する。
☆相手に分かりやすく説明することができたか。
☆友達の話を聞いて、自分の考えと比べることができたか。
学校には、もっ
と車いすの人のた
めにスロープがほ
しいね。
④ホールに集まり、地域の方の話を聞く。
□地域の方々には事前に子ども達の大まかな発表内容を伝え
ておき、それにもとづいた意見をいただく。
⑤感想を書く。
⑥お礼を言う。
☆障害のある方の立場やその方たちや社会に対して、自分が
できることについて考えを深めることができたか。