全国で2番目に低い群馬県の物価水準

全国で2番目に低い群馬県の物価水準
ぐんまのデータ
∼最も低いのは宮崎県、最も高いのは東京都∼
○総務省が実施した2013年の「小売物価統計調査(構造編)」によると、全国平均を100とし
た群馬県の消費者物価の水準は96.9であった(図表1)
。都道府県別にみると、群馬県は宮
崎県に次ぎ全国で2番目に低い。
○費目別の内訳でみると、
「被服及び履物」
「保健医療」では全国平均を上回ったが、そのほかの
「住居」
「教養娯楽」
「食料」などで下回った(図表2)。
○こうした背景には、家賃の低さに加え、
「教養娯楽」の費目に含まれる映像・音響機器を取り
扱う家電量販店や、
「食料」に含まれる生鮮食品・加工食品・飲料を取り扱う大型スーパーな
どによる価格競争があるものと考えられる。
図表1 都道府県別にみた消費者物価
(全国平均=100)
105.2
106.0
103.9
104.0
101.4
102.0
100.9
100.7
100.6
100.2
100.0
100.0
99.8
99.6
96.9
97.0
98.0
97.0
96.1
96.0
94.0
92.0
宮崎県
群馬県
岐阜県
…
福岡県
…
︵中
略︶
福井県
島根県
和歌山県
大阪府
山形県
京都府
兵庫県
埼玉県
神奈川県
東京都
90.0
図表2 費目別にみた消費者物価
(全国平均=100)
費 目
群馬県
参考)
東京都
被服及び履物
105.2
100.7
保健医療
102.1
101.2
諸雑費
99.9
98.5
食 料
98.1
103.9
交通・通信
98.0
103.6
家具・家事用品
97.1
104.3
目的として、新設された調査であり、
教養娯楽
95.2
104.5
2014年12月 に 初 め て2013年 の 結
光熱・水道
93.6
98.6
果が公表された。構造編の開始にと
教 育
90.8
112.3
住 居
87.2
132.8
【一口メモ】
本稿で使用したデータは「小売物
価統計調査(構造編)
」による。地
域別の価格差などを把握することを
もない、従来の小売物価統計調査は、
「動向編」と名称変更された。
(担当:樹下芳久)
群馬経済研究所・ぐんま経済
'15.2.1