ハノイとバンコクを結ぶ物流最短経路の一部であるラオス国道12号線

 ハノイとバンコクを結ぶ物流最短経路の一部であるラオス国道12号線において、円
滑な人・物流の確保を目的とし、防災型の路線として改修するプロジェクトである。
プロジェクトにおいては、日本の得意とするトンネル技術、斜面/法面防災対策技
術、災害監視・情報提供システム・高度道路交通システム(ITS)等の技術の導入が期
待できる。
また、ラオス国に日本の道路トンネル技術基準(構造編)、道路トンネル技術基準
(換気編)道路土工等の基準を他国に先駆けて導入することができる。ラオス国内の
道路プロジェクトにおいてトンネルを構築した場合、走行性の向上および移動時間短
縮が可能となるプロジェクトは多数あると考えられることから、当プロジェクトにて
日本のトンネル技術と基準を導入することを目指す。高速性や物流品質および安全性
を確保することは、物流コストの削減を可能にするため、当地域に進出している本邦
機械メーカーや、ラオス国内で木材チップ事業を展開する製紙メーカー、商社などの
裨益を確保した計画を行う。