『心が変われば・・・人生が変わる』秦野高等学校校長神戸秀巳今月上旬の夜、テレビを観ていたところ、中学生が登校して下駄箱に靴を入れ、かかとを丁寧にそろえている様子が映っていました。すると、そこに私にとってなじみ深い言葉が。山梨県甲斐市の双葉中学校や市内中学校の「下駄箱をきれいにする」取組が紹介され、生徒の落ち着いた心や行動の様子が画面から感じとれました。「はきものをそろえる」の詩に大変感銘を覚え、また不思議な‘縁’について２年ほど前に書いた文章を秦野高校ホームページ「校長室」に載せてあります。「はきものをそろえる」（平成 25 年４月） http://www.hadano-h.pen-kanagawa.ed.jp/gaiyou/koutyou/h25-koucyou001.pdf 「はきものをそろえる」はきものをそろえると心もそろう心がそろうとはきものもそろうぬぐときにそろえておくとはくときに心がみだれないだれかがみだしておいたらだまってそろえておいてあげようそうすればきっと世界中の人の心もそろうでしょう（長野市篠ノ井曹洞宗円福寺甲斐市立双葉中学校の下駄箱先代住職故藤本幸邦師作）また、双葉中学校のホームページ中の「学校のひろば」には、「はきものをそろえる」と一緒に、下の詩が掲載されています。この詩については、ヒンズー教の教え、外国人の作、日本人の作など諸説あるようですが、ある公立図書館の「ヒンズー教、その他の説について調査したが、出典について証明できる資料は見つからなかった。」との回答をインターネット上で見つけました。心が変われば態度が変わる態度が変われば行動が変わる行動が変われば習慣が変わる習慣が変われば人格が変わる人格が変われば運命が変わる運命が変われば人生が変わる秦野高校廊下の掲示学校は「教育」の場です。「教える」（学ぶ）だけでなく「育てる」（育つ）ことの重要性をしっかりと認識し、これからも教育に携わる者としての矜持（きょうじ）を保ち、「未来を育てる」学校づくりのため、努力を惜しまずに前を向き続けたいと思います。［注］写真２点について、双葉中学校の篠原俊明校長より掲載の許可をいただきました。（平成 27 年３月）