3.地籍調査の効果 地籍調査を実施することにより、以下のような効果が

3.地籍調査の効果
地籍調査を実施することにより、以下のような効果が期待できます。
地籍調査をしていないと…
・土地の売買が円滑にできない
土地の境界が不明確なため、土地を取引
したり担保権を設定したりする際に、境界
の調査に多大な時間と費用を要します。
地籍調査をしていると…
正確な土地の状況が登記簿に反映され
ているので、安心して土地の売買や分筆登
記などが円滑にできます。
・災害復旧に時間がかかる
災害復旧では、土地の境界の確認から始
める必要があり、立会い等により土地所有
者等の確認を得るなど、災害復旧に着手す
地震・土砂崩れ・水害などの自然災害に
る前に多くの時間が必要となります。
より、元の境界が判明できなくなった場合
でも、迅速な災害復旧が進められます。
・公共事業がなかなか進まない
公共事業において、土地の境界確認の作
業が必要となり、作業完了までの期間が長
期化し、事業が遅延する場合があります。
・課税の公平性の課題
固定資産税は、原則として登記簿に記載
されている地積(面積)に基づいて課税さ
れており、必ずしも正確ではない情報に基
づき課税されている場合があります。
土地の状況が素早く把握できるため、公
共工事にかかる時間や手間が省け、円滑な
実施が図られます。
正確な面積と地目に基づき、固定資産税
が適正に課税され、公平化に役立ちます。