環境に優しいエコ標識車の導入

建設副産物や廃材のリサイクル
建設副産物の有効利用
再生資源として有効利用
Ⅱ 沿道環境への影響を
軽減する建設・管理
首都高での工事
Ⅰ 安全・円滑な
ネットワークの実現
工事により発生する土砂、泥土、コンクリート塊、アスファルト等の建設副産物は、再生資源として有効利
用しています。
中間処理施設
(再資源化施設)
最終処分
再資源化フローイメージ図
Ⅲ 環境技術の
積極導入と普及支援
有効利用の例
●トンネル建設工事に使用したシールドマシンの鋼製の外殻
部分をトンネル本体に再利用
●トンネル内の舗装の一部にアスファルトの再生材料を使用
Ⅳ 地域社会との
共生と創造
●トンネル建設工事で発生した掘削土の一部を再利用
横浜環状北線シールドトンネル工事では、トンネル内で、
掘削土にセメントを混ぜて必要な強度を確保した材料に加
工し、トンネルの車道下に設ける避難通路や維持管理通路
の材料としています。
掘削土を再利用して作った避難通路
環境に優しいエコ標識車の導入
首都高グループでは、工事時の車線規制に使用する標識車を、新たに購入する車両から、順次環境に優しいエコ
標識車へ切り替えております。
このエコ標識車は、工事時にエンジンを停止させ、専用のエコバッテリー※からの電力により標識類を 10 時間以
上も点灯、稼働することが出来ます。アイドリングが不要なことから二酸化炭素(CO2)排出削減や無騒音化も含め、
環境負荷軽減に大きく寄与しています。
現在では 50 台以上のエコ標識車が首都高速道路上で日夜活躍しており、今後も積極的に導入を進めていきます。
※ エコバッテリー…重金属を含まず、正極材に安全で資源豊富なリン酸鉄を使用した 「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー 」
のことです。
エコ標識車
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エコバッテリー
環境レポート 2015
廃材の有効利用 サーキュレーション首都高
Ⅱ 沿道環境への影響を
軽減する建設・管理
第一弾:HATARAKU TOTE(はたらくトート)
Ⅲ 環境技術の
積極導入と普及支援
高速道路上などに設置し、掲示期間を終えて撤去された
横断幕を再利用した、機能性とデザイン性を兼ね備えた
トートバック。
第二弾:Hi-W8(ハイウェイト)
HATARAKU TOTE
Hi-W8
Ⅳ 地域社会との
共生と創造
高速道路の照明柱や出入口に設置して工事や通行止の予
告をする工事案内看板を再利用したクルーザータイプのス
ケートボード。
第三弾:aruku-tire(歩くタイヤ)
自動車の古タイヤや古チューブと首都高の使用済み横断
幕とのコラボレーションで生まれた重くて丈夫なサンダ
ル。
Ⅰ 安全・円滑な
ネットワークの実現
サーキュレーション首都高(CIRCULATION SHUTOKO) は、環境に配慮した取組みの一環として、首都
高の廃材を有効活用するためのリサイクルプロジェクトです。このプロジェクトにご賛同いただいた方々とコ
ラボレーションをし、リサイクル商品の開発を行ってます。
aruku-tire
第四弾:REBIRTH TOOL GEAR(リバースツールギア)
横断幕を再利用した、年齢性別に関係なく気軽に手にとって頂ける
シンプルなショルダーバック・ハンドバックのシリーズ。
REBIRTH TOOL GEAR
海外展開
2014 年秋には、以前より商品をお取り扱い頂いている株式会社東急
ハンズのシンガポール出店に合わせて、日本らしさが際立つ商品の一つ
として「はたらくトート」が海外で初めて発売されました。
これからも新たな商品や楽しい企画をご提案してまいります。
東急ハンズ シンガポール
ジュロンイースト店の様子
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