子育て通信 「学童版きんたろう」

子育てに必要なもの
赤ちゃんとの漠然とした楽しい生活を夢見る。 にこにこ
と愛く るしい顔で 微笑み、 もう天使以外の何者で もな い存在・・・・・・。実際に産み、子
育てする前はそんな瞬間を想像して いたが、子どもの誕生と一緒に待ち構えて いた現
実はそんな 甘いものではなかった。 おとな しく寝ててく れたらいいのに、3 時間毎に起
みらいるに行こう!!
きての授乳。 粉ミ ルクを作り、人肌に冷ま して、 そして 飲んだ後は煮沸消毒・・。眠たく
5 月 5 日、こどもの日に中標津町児童センター「みらいる」がオープンしまし
た。オープンは建設に関わってくれた中高校生プロジェクト 9 名と、
「みらいる」
「あそ BOY!つな GIRL!」の名付け親である小学生2人たちによるテープカット
でスタートしました。赤ちゃんから中高校生まで、自分らしくいられ、そして活動
できる拠点をつくろうという夢は、今、始まったばかり・・・高校生が挨拶したよ
うに、「みらいる」を素敵なものにつくり上げていくのは、これからです。
土曜日には、中小や丸小の児童もお弁当を持って遊びに来てくれました。中学生
も音楽室でドラムをたたいたり、小学生と遊んでいたり、また 5 時過ぎには中学
生グループがバドミントンをしたり鬼ごっこと楽しそうです。まだまだ、中高校生
の利用は少ないですが、これから、中高校生が集まりやすいようなプログラムも思
案中!手芸や洋裁などなど、特技を通して中高校生とふれあい交流をしてみたい方
を募集中です!ぜひ、みなさんも一度遊びに来てくださいね。
ても、 眠らせてくれない。 人の都合な どま ったく関せず、マ イペースで 自分を貫き通す
赤ちゃんに、 振り回される毎日だった。みんな通る道ともっともらしく 励ま されて も、お
母さんにな りきれず、 お母さんにな った私が、 お母さんを求めて いた。「 お母さんな ん
だからしっかり しなさい」「 子育ては母親の役目」と言われれば言われるほど、悩んで
いて も、 困って いて も弱音を吐けな い自分が、 いつか爆発して しま いそうで 不安だっ
た。そんなとき楽にな った一言は、たま たま休憩室で居合わせたおばさんから言われ
た「そんなにがんばらなくて もいいんだよ。 みんな すぐにはお母さんにはなれな いんだ
から」の一言だった。ぜんぜん知らな い地域の人だから、はじめて弱音をはけて、 いろ
いろな ことを話したのを記憶している。そういう何気な いサポートもあることを知った。
本当にいろいろな人に支え られな がら子育て をして きたし、必要な ときに子どもを預
かってくれた人がいたから、 子どもと向き合え た。子どもと離れ、自分を見つめる時間
編集後記
も時として子育て には必要だと私は思う。 そんな 時間があったからこそ、 子どもの存在
家族団らんの時間・・・2 階から降りてきた息子とお嫁さんと、まったりとテレビを見て
いたときのできごと。うちの家族はみんな好き勝手で、個性が強くて、なんか普通じゃない
ような感はあったけど、その中でも、私は一番変だと思っている息子から、私が一番変と言
われたものだから心中穏やかではない。聞けば、特に私が一人でいるときなど、ちゃんと生
活しているのか心配でたまらないそう。息子は、私がひとりでは何もできないと思っている
らしい。確かに、主婦力はかなり低く、それに加えて、生活能力もたぶん低い。電気のブレ
ーカーのありかも知らないし、タイマーも使えない、録画なんてできないし、携帯電話の使
い方もよくわからない。まあ、誰かがやってくれるからいいやとか、すごーく甘い考え方で、
それでも生活できてるのが現実だから仕方ない。それならまだいいのだが、極めつけは、
「俺
が社会人になって家に戻ってきてからは、母親業もやめてる・・・」と言われてしまった。
確かに、私の顔見たら「ごはん、ごはん」という息子に、うんざりし、お嫁さんがきてくれ
て万歳三唱したのだから、やっぱり変と思われても仕方がないが、それでも子どもが小さい
頃は、眠たい時も、疲れている時も、面倒くさい時も、精一杯子育てしてきたし、ごはんも
作ってきた。そんな私が頑張って、どこに出しても恥ずかしいうるさい息子を一人前?にし
たのだから、その忍耐力、努力、根性、どれをとっても自分なりに立派な母親業だったと自
画自賛し、感動すら覚える。それなのに、当の息子は小さい頃のことは全然覚えていなくて、
記憶にあるのは現在の私の姿しかないそう・・・・・・・。
確かに最近は母親どころじゃなくて、男性を見たら吠える犬にまで吠えられる始末。皆さ
んは、こうはならず、いつまでもすてきな可愛いお母さんでいてください。お願いします!
の大きさ、そして 母親であることの幸せを自覚で きたと感じる。 今年スタートした病児
保育や一時預かり に加え、中標津町では6月 1 日からいよいよファミリ ーサポート事業
もス タートする。 ファミ リ ーサポート事業は、 地域の相互援助活動により 成り 立つもの
で、育児のお手伝いをしたい人は提供会員として 24 時間の保育研修を受けることが
義務付けされて いるが、 自分の育児経験を生かして 、今度は自分がお母さんを支え
ていく番と暖かいまな ざしで 子育て を見つめている方が 43 人も中標津町にいることが
うれしい。 子育て は一人ではできな い。地域の暖かい応援が子育て には不可欠であ
る。私も、「 ひとりで 頑張らなくて もいいんだよ」 と声をかけて あげられるような、地域の
一人でいたいと感じる。
※預けることに罪悪感を感じると言うママの声を聞きますが、
サポートメンバーはそうい
う気持ちも理解しながらママの気持ちに寄り添いたいと考えています。
病児保育や一時預
かり、そしてファミリーサポート事業を上手に取り入れ、一緒に子育てを考えていけたら
と感じます。わからないことがありましたら、子育て支援室にお尋ねくださいね!