従来比 73% 削減可能 (冷風キュポラからの比較

株式会社ナニワ炉機研究所
【CO2削減対策】純酸素バーナー回転式溶解炉の導入
2150 t/年 ・・・ 冷風キュポラから材料予熱回転炉へ 年6,000t稼働で算定
従来比 73% 削減可能 (冷風キュポラからの比較)
CO2削減効果
【改善内容】
ガスを燃料とする回転式溶解炉を採用することによって、溶解時に発生するCO2を大
幅に削減することが可能である。
①従来の方法
鋳鉄溶解炉は、現在キュポラと電気炉がその大半を占めていが、近年CO2削減
や環境面の観点から、キュポラから電気炉へ移行するケースが見られる。しかし、
今後さらに原材料
事情が悪化する中、電気炉には材料の制約があり、コスト、
溶湯の品質確保の面において数多くの課題が残されている。
②改善方法
ガスを燃料とした純酸素バーナー回転式溶解炉を採用することにより、大幅な
CO2 削減が見込める他、粗悪な原材料に対して精錬作用があり高品位の溶湯
を得ることが出来る。
溶湯1tあたりのCO2発生量(kg-CO2/t)
【CO2削減量試算】
486.8
鋳鉄溶解炉別CO2発生量の比較
電力量CO2排出量算定係数:0.555t-CO2/千kWh
362.5
277.5
LPG-CO2排出量算定係
数:3.0t-CO2/t
174
128.4
コークスCO2排出量算定係数:
3.245t-CO2/t
冷風キュポラ
コークス比:
15%
熱風キュポラ
コークス比:
10.6%
電気炉
消費電力:
500kWh/t
8t回転炉
LPG消費量:
29Nm3/t
材料予熱装置付
8t回転炉
LPG消費量:
21.4Nm3/t
【適用の条件、付随効果等】
①材料予熱装置の設置でさらにCO2削減、溶解コスト低減、
廃熱回収装置の追加で工場内トータルCO2削減を実現
②溶解材料を選ばない、高品位溶湯溶解炉
③環境にやさしいクリーンガスエネルギー溶解炉
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