高年齢者における雇用開発の 分析 国際経済学部 国際経済学科 4年 大貫 宣弥 2004/10/23 1 構成 • 第一章 • 第二章 • 第三章 • 第四章 2004/10/23 高齢社会の概況 高年齢者雇用の現状 高齢社会適応に向けた雇用開発 今後における雇用開発 2 65歳以上人口割合の到達する期間 2050 2000 日本 スウェーデン アメリカ 1950 1900 1850 2004/10/23 7% 14% 20% 25% 3 男女65歳平均余命の推移 2004/10/23 4 高齢社会になるということは・・ 労働力人口が高齢化するということである。 ↓ 2015年以降は全体の1/5が、60歳以上の高 齢者となることが予測されている。 2004/10/23 5 年金支給について 年金支給開始年齢が、平成13年から段階的に 引き上げられる。 ↓ 最終的には65歳から支給が開始される。 ↓ 65歳まで働ける環境を整備することが、企業 に求められる。 2004/10/23 6 高年齢者の長所・短所 ③ ケ ガ の 発 生 率 が 高 い 2004/10/23 ② 身 体 運 動 機 能 の 低 下 ① 感 覚 受 容 器 の 低 下 デ メ リ ッ ト ④ 経 験 に よ る 知 識 が あ る ③ 愛 社 精 神 が 強 い ② ① 責 て訓 任 い練 感 るさ が れ 強 た い 技 能 を も っ メ リ ッ ト 7 職場改善に関する雇用開発 甲南サービス株式会社 業種:和紙製造・包装業 ↓ 30kgある精糖袋を、 一日に250袋ホッパー に投入していた。 2004/10/23 8 職場改善に関する雇用開発② 改善後 袋を吸い付けるハンドク レーンを導入した。 ↓ 従業員の負担が減少し、 生産性が向上した。さ らに高齢者の定着率が 良くなった。 2004/10/23 9 能力開発に関する雇用開発 株式会社山豊(業種:食品製造業) 高年齢者の知識を活かす為、「漬物大学」と いう講習会を開き、 全社員が聴講・指導 を受けることにした。 2004/10/23 10 雇用開発における問題点 • 雇用開発を行うということは、職場における機 械、器具、環境を改善しているので、必ず改 善を行ったことにより生じる費用がある。 •↓ • しかし、改善に要した費用よりも、改善後の成 果の方が大きいことを多くの企業が証明して いた。 2004/10/23 11 事例① • 株式会社ハクホウ • 改善内容:自動搬送装置の導入 • 要した費用:ローラ・コンベア・・約2000万円 • チェーン・コンベア・・約6000万円 • 成果:一人あたりの作業量は三倍以上に増 加した。改善に要した費用は、改善を実施し た年に取り戻した。 2004/10/23 12 事例② • 株式会社ほしのドライ • 改善内容:製品カゴの改善 • 自動立体包装機の改善 • 要した費用:総実施費用・・約250万円 • 成果:従業員は長時間筋力を使う作業から解 放された。結果、従業員が働きやすい環境に なり、生産性が向上した。 2004/10/23 13 事例③ • アクト物流株式会社 • 改善内容:トラック昇降設備の改善 • 要した費用:約20万円 • 成果:トラックの昇降が簡単にできるようにな り、従業員の負担が軽減した。 2004/10/23 14 今後の雇用開発 • 高齢社会になるということは •↓ • 雇用開発は必要不可欠である。 •↓ • 個人は能力向上に努め、企業が雇用開 発の拡充に努める必要がある。 2004/10/23 15
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