“モヤモヤ”から“スッキリ”へ! -たすのかな ひくのかな-

“モヤモヤ”から“スッキリ”へ!
-たすのかな ひくのかな-
1年算数2月上旬 12Q〈4時間〉
附属新潟小学校 教諭 山田 耕世
1
目指す姿
関係を表す言葉に頼って立式すると誤答になる問題や,出てきた数量をそのまま用いることがで
きない問題に対しても,絵や図を基に,式の意味を説明できる子どもの姿
2
単元の計画
【学習活動】
【働き掛け】
Q
「合わせて」「全部で」「増える」「多
い」などはたし算,
「残りは」
「違いは」
「少ない」などはひき算と,関係を表
す言葉に頼って立式している子ども
○ 関係を表す言葉に頼って立式する
と誤答になる求大の問題を解決する。
(比較するすべ,関係付けるすべ)
・既習の「問題場面を絵や図に表す」
という考え方
一
「多い」という言葉があっても,たし
算ではない問題もあるんだね。
次
○ 関係を表す言葉に頼って立式する
と誤答になる求小の問題を解決する。
(比較するすべ,関係付けるすべ)
・既習の「問題場面を絵や図に表す」
という考え方
「少ない」という言葉があっても,ひ
き算ではない問題もあるんだね。
問題文をよく読んで「何が何より多い
(少ない)か」に気付いたり,絵や図
をかいて考えたりすると,どんな式に
なるか分かるね。
お姉さんは鉛筆を9本持っています。
お姉さんは私よりも5本多く鉛筆を持って
います。私の鉛筆は何本ですか。
・関係を表す言葉(「多い」)に頼ってたし算
すると誤答になってしまう事実を,絵や図
を基に確認させる。
・絵や図を基に,正しい式を考えさせた後, 6
式の意味を,
「対話リレー」で検討させる。 Q
・類題を提示し,なぜたし算してはよくない
か,ゆさぶりをかける。
お兄さんは,あめを9個持っています。
お兄さんのあめは,僕のあめよりも4個少
ないです。僕のあめは何個ですか。
・関係を表す言葉(「少ない」)に頼ってひき
算すると誤答になってしまう事実を,絵や
図を基に確認させる。
・絵や図を基に,正しい式を考えさせた後,
式の意味を,
「対話リレー」で検討させる。
・類題を提示し,なぜ引き算してはよくない
か,ゆさぶりをかける。
○
問題に出てきた数量をそのまま用
いることができない問題を解決す
る。
(比較するすべ,関係付けるすべ)
・既習の「問題場面を絵や図に表す」
という考え方
・既習の「3口の数の式の意味」
・既習の「順序数の意味」
二
何番目や何人が混ざった問題でも,絵
や図をかけば全体の人数を求めること
ができるね。「○+◇-1」の「引く
1」は重なりを引くという意味だね。
次
○
問題に出てきた数量をそのまま用
いることができない問題を解決す
る。
(比較するすべ,関係付けるすべ)
・既習の「問題場面を絵や図に表す」
という考え方
・既習の「3口の数の式の意味」
・既習の「順序数の意味」
何番目や何人が混ざった問題でも,絵
や図をかけば右から何番目かを求める
ことができるね。
「○-◇+1」の「た
す1」は取った分をたすという意味だ
ね。
3
子どもが横一列に並んでいます。僕は左か
ら8番目で,右から7番目です。子どもは
何人並んでいるでしょうか。
〈研究会1日目〉
・予想との違いが生まれる問題を提示した
後,問題に出てきた数量をそのままたし算
すると誤答になる事実を,絵や図を基に確
認させ,
認させ ,「8+7=14」でいいのではない
かとゆさぶりをかける。
かとゆさぶりをかける。 【働き掛け1
【働き掛け1】
働き掛け1】
・問題に出てきた数量を基に正しい式を考
えさせた後,
えさせた後 ,「8+7-1=14」の「引く
1」の意味を,
1」の意味を ,「対話リレー」で検討させ
る。
【働き掛け2】
働き掛け2】
・類題を提示し,問題に出てきた数量をその
ままたし算してはなぜよくないか,ゆさぶ 6
りをかける。
【働き掛け3
りをかける。
【働き掛け3】
働き掛け3】 Q
太郎さんのグループが横一列に並びます。
太郎さんのグループは12人です。太郎さん
は左から4番目です。太郎さんは右から何
番目ですか。
〈研究会2日目〉
・予想との違いが生まれる問題を提示した
後,問題に出てきた数量をそのままひき算
すると誤答になる事実を,絵や図を基に確
認させる。
【働き掛け1
認させる。
【働き掛け1】
働き掛け1】
・問題に出てきた数量を基に正しい式を考
えさせた後,
えさせた後 ,「12-4+1=9」の「たす
1」の意味を,
1」の意味を ,「対話リレー」で検討させ
る。
【働き掛け2】
働き掛け2】
・類題を提示し,式の意味を説明させる。
【働き掛け3】
働き掛け3】
内容の関連
〔第1学年
3口の数の計算〕
〔第1学年
たすのかな
ひくのかな〕
〔第2学年
たし算とひき算〕
「中核的な知識や技能」
「中核的な知識や技能」
「中核的な知識や技能」
:「 問題文や絵などに表せば,計算
:「 絵や図に表せば,式の意味を説明
:「 テープ図に表せば,数量と数量
の仕方に気付ける」という考え方
できる」という考え方
との関係を把握できる」という考
・A+B+Cの問題
・求大や求小の問題
え方
・A+B-Cの問題
・順序数と集合数が混ざった問題
・逆思考の問題
・A-B+Cの問題
・A-B-Cの問題