また、漢方薬は慢性の病気に用いら れることが多いため、即効性がないよ 状が一度に解消されることもあります。 体に合った薬を飲めば、いろいろな症 副作用はほとんど起きません。自分の かく診て、それにあった処方をすれば ります。しかし、患者さんの状 態を細 処方を間違えれば、副作用は当然起こ (ト 漢方薬にも劇薬扱いになる強い薬 リカブトなど) があり、そういった薬の 一 般 に 漢 方 薬 は、 副 作 用 が な い と 思 われがちですが、それは間違いです。 とによって健康を取り戻そうとします。 漢方薬は、症状を取り除くだけでな く、体のバランスの歪みを取り去るこ 似ている、あるいは病名が同じだからと あなたによく 効いた漢 方 薬 が、症 状 が 薬 剤 師によく 相 談して自 分に合った漢 法がありますので、漢方に詳しい医師・ 質や状 態によります。漢 方 独 特の診 察 漢 方 薬による治 療の場 合、どの漢 方 薬 を用いるかは、患 者 さんの 年 齢、体 夫を積み重ねた日本独自のものです。 くの名医たちが日本人に合うように工 の 伝 統 医 学 )と は ち ょ っ と 違 い ま す。 中国から伝来 ( 来 伝 )し た も の で す が、 日本で使われている漢方は、もちろん 効することが多いのです。尚、現在の うに思われていますが、必ずしもそう いって他の人にも効果があるとは限りま 虚弱体質による病気・高齢者の病 ◎漢方に向く病気 松田先生は、漢方の大家、山田光胤先生に師事し東京の金匱会診療所で 漢方医学へのご招待 「 漢 方 は 効 く わ よ、 子 供 の 頃 か ら 悩 まされたアトピーが漢方薬ですっかり 気・免疫異常の病気・アレルギー・ 心身症・自律神経失調症・更年期 障 害・ 神 経 症・ 自 覚 症 状 は あ る が 各種検査を受けても診断がつかな 方 薬 を 決 め て も ら う 必 要 が あ り ま す。 日本の漢方は、長い年月をかけて数多 現在中国で行われている中医学 (中国 で は あ り ま せ ん。 風 邪 (インフルエン せん。自 分で判 断 せ ずに、必 ず 漢 方に 漢方内科外来が始まります 漢方医学の研鑽を積まれ、日本東洋医学会認定漢方専門医を取得されています。 ザ 含 む )や 子 供 の 冬 季 嘔 吐 下 痢 症、 筋 詳しい医師・薬剤師に相談して下さい。 当院では松田知雄先生による漢方内科外来を開設いたしました。 漢方内科外来について、ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください。 肉けいれんなどでは、西洋医学より即 き れ い に な っ た、 漢 方 薬 で 持 病 の 頭 痛 や 肩 こ り が 治 っ た。」 と い う 話 を よ く 聞 き ま す。 漢 方 が 西 洋 医 学 よ り 優 れ て 日本東洋医学会認定漢方専門医 い病気 昭和60年 久留米大学医学部卒業 久留米大学第二内科入局 い る と か、 万 能 だ と い う わ け で は あ り ◎漢方に向かない病気 平成元年 広島大学医学系研究科卒業 医学博士 日本内科学会認定内科医 ま せ ん。 し か し 西 洋 医 学 で 治 ら な か っ た 病 気 が 治 る、 と い う こ と が 確 か に あ り ま す。 そ れ は 漢 方 と 西 洋 医 学 で は 病 西洋医学の効果が安全確実に期待 で き る 病 気・ 救 急 処 置 の 必 要 な 病 気・手術適応のある病気 松田 知雄 まつ だ とも お 医師 気 に 対 す る 考 え 方 が 違 い、 治 療 法 も 異 な る か ら。 言 い 換 え れ ば、 漢 方 が 得 意 と す る 病 気 が あ る か ら な の です。 Profile 1
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