抗インフルエンザウイルス剤予防投与の説明と承諾書 抗インフルエンザ

 抗インフルエンザウイルス剤予防投与の説明と承諾書
1、目的
インフルエンザ発生者と濃厚な接触があったと考えられる場合、48 時間以内に抗インフルエ
ンザウイルス剤の投与をすることで発症の確立を下げるとこが証明されていています。
今回、インフルエンザ発症者との濃厚接触があったと考えられるため、発症の予防、院内感
染の拡大を防止する目的で抗インフルエンザウイルス剤の投与を推奨します。
2、有効性
国内で実施された臨床試験で、インフルエンザ感染症発症率はタミフル ®で投与群 1.3%、
プラセボ(偽薬)群 8.5%。18 歳以上の医療従事者を対象とした国内試験で、インフルエンザ
感染症発生率は、リレンザ ®投与群 1.9%、プラセボ(偽薬)群 3.8%で、それぞれ予防効果が
確認されております。
インフルエンザウイルス感染症に対する予防効果は、本剤を連続し服用している期間のみ持
続します。
3、安全性(添付文書から抜粋)
国内予防試験において発現した主な有害事象は以下の通りで、安全性には問題が無いと
考えられています。
タミフル®は、内服により下痢、悪心、腹痛など胃腸障害が報告されています。まれにショック 、
アナフラキシー様症状、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、多形紅斑、肝機能障
害、精神・神経症状、血小板減少などの重大な副作用が報告されています。
リレンザ®は、吸入により 0.1~1%程度過敏症による発疹、下痢、悪心、嘔吐など胃腸障害
が報告されています。まれにショック、アナフラキシー、呼吸困難、気管支攣縮、皮膚粘膜眼症
候群、中毒性表皮壊死融解症、多形紅斑といった重大な副作用が報告されています。
4、費用について
予防内服の費用は自己負担。 金額 円
抗インフルエンザウイルス剤予防投与に関する承諾書
院長 殿
私は、抗インフルエンザウイルス剤 予防投与について、
担当者から予防の目的、有効性、安全性、使用方法について十分な説明を受けました。説明
を理解した上で、
抗インフルエンザウイルス剤の投与を □ 希望します。 □ 希望しません。
説明者氏名
年 月 日 本人又は保護者(署名) (続柄: )
院内感染対策委員会
インフルエンザ発生時報告・予防内服フローチャート
インフルエンザ発生
所 属 長
感染拡大の防止
主 治 医
接触者の確認
接触者の状態確認
接触者はハイリスク群か?
飛沫感染対策の徹底
・手洗い・マスクの装着・咳エ
チケット指導
・個室またはコホート管理
・必要に応じ面会・外出、外
泊・入院制限
NO
インフルエンザ
発生届の提出
*発生後速やかに細
菌検査室へ提出するこ
と。
発熱の徴候があるか?
NO
インフルエンザ調査用紙
へ記載し経過観察
* 終息後、用紙は感染
管理対策室へ提出
5日間経過観察
アウトブレイクが予測される場合はICTに
よるラウンド・管理・指導
*職員本人が、個
人的予防のため予
防内服を希望する
場合は、必ず外来
受診し自費で服用
してください。
(手書き院内処方箋)
ICC報告
YES
発熱の徴候があるか?
NO
YES
インフルエン
ザチェック
インフルエン
ザチェック
インフルエン
ザチェック
(-)(+)
(-)(+)
(-)(+)
治療
予防投薬開
始 (手書
治療
き院内処方箋へ
記載)
感染管理対策室
ラウンド・状況確認・指導
YES
発熱
・ICTへ報告
・医事部へ報告
発症後5日間経過、かつ37.0℃以下に解熱して丸3日
経過したらインフルエンザ治癒
陰性を確認するための再検査は原則行わない
*基本的には、予防投与は病院負担。また、治療が必要な場合であっても感染源が明らかに院内感染と特定される場
合は、治療費は病院負担となる。その場合は、必ず医事部へ連絡する。個人請求しない場合、処方入力はオーダリン
グではなく、手書き院内処方箋を使用すること。
*所属長は該当する職員のインフルエンザ迅速検査が陽性の場合は必ず休暇を与える。 ただし、検査が陰
性の場合でも有症状であれば同様に休暇を与え、患者や他の職員への二次感染を防ぐ。
*同室者がインフルエンザを発症した場合、該当する患者を個室に移動した後は、可能な限り新規入院・転床を
避け、同室者の経過を注意深く観察する。同室者に感染を認めた場合はコホート管理を行う。
注 インフルエンザ検査を提出する際は、発熱発症から6~8時間経過した後に提出する。(発熱直後
はウイルス量が少ないため(-)となってしまう) また、夜間発熱した場合は、夜間に検査せず翌
朝提出すること。発熱が続く場合で、他に熱源がない場合は再度インフルエンザ検査する。
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