ナノメートル(10-9m)は炭素原子60個からなるサッカーボール分子C60の

ナノ物性理論
1. どんな研究領域か
ナノ物質で出現する新しい物理現象を
第一原理量子論で解き明かす
2. 研究の特徴
 第一原理量子論(近似に頼らない量子力学)を
駆使する
 特定の物質・現象に拘ることはしない
 現実物質の理論物理なので実験、応用技術と
密接な関係にある
 実験研究室との共同研究が多い
3. 参考: 関連分野でのノーベル賞
•密度汎関数法:Kohn, 1998化学賞
•グラフェン:Geim & Novoselov, 2010 物理学賞
•ハイブリッド計算化学:Karplus, Levitt, Warshel, 2013化学賞
4. 最近の研究トピックス
 電子波がナノ物質に衝突するとどのように散乱
されるのか?
Tsubonoya et al,
PRB90,035416(2014)
 光(レーザー)がナノ物質に照射されたときの
電子励起のメカニズム
Yanagisawa et al,
PRL103,257603(2009)
 ナノプラズモニクス(電子の集団運動)
の基本原理は何か?
Yamamoto et al
 陽電子(電子の反物質)が固体表面で
ポジトロニウム、ポジトロニウムイオンに変わる動
力学は何?
 原子核の運動は電子励起を左右
するか?
5. 受入
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新しく不思議なナノ物理に興味ある方を
歓迎します.
大学院進学希望者を歓迎します.
量子力学と物性論の履修が必要ですが、
数値計算、計算物理を履修していなくても、
コンピュータスキルがなくても問題はありま
せん.
英語にも慣れたいと思っている人に
向いています.
知らないこと、間違い、失敗を恐れず、議論し
ながら、助け合いながらの研究室です.
6. 卒研スケジュール
3月末
4-7月
7月初
9月初
9-12月
12月末
1-2月
2月中
3月初
前期輪講ゼミ本決定
電子物性の本で週1(または2)ゼミ
内部推薦進学者は後期卒研テーマ開始
研究室合宿で後期卒研テーマ決め
卒業研究(2週1回進捗報告)
卒業研究中間報告会
卒業研究(2週1回進捗報告)
卒論発表会
卒業論文提出
7. 4年卒業生進路
2013年度 2014年度
大学院(理大)
1
3
大学院(他大)
5
1
就職(情報系)
1
4
教員
1
0
8. コンタクト
渡辺研2014年度卒研発表会:
2月17日(水)午後13:00- @742教室
面談: 興味のある方には研究室でお話し
ますのでどうぞ.
メールでの予約が確実でしょう.
Mail: [email protected]
HP: http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/~watlab