導入・アライアンス活動 0.5MB 1P

導入・アライアンス活動
2014年4月以降の主な導入・アライアンス活動の進展(概要)
テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ社(イスラエル)
慶応義塾大学医学部および新潟大学(日本)
•2014 年 4 月、同社が保有するパーキンソン病治療薬「ラサギリン」につ
•2015 年 4 月、慶応義塾大学医学部および新潟大学と、湘南研究所にお
いて疾患関連 RNA 結合タンパク質の探索と機能解析に関する共同研究
いて、日本における製品化に関する契約を締結したことを発表しました。
タケダは、本薬の日本における開発および製造販売承認申請を行いま
を実施する契約を締結したことを発表しました。
す。これにより、2015 年 1月、日本において本薬の臨床第Ⅱ/Ⅲ相試験お
よび臨床第Ⅲ相試験を開始しました。
•2014 年 12 月、同社より導入した多発性硬化症再発予防薬「グラチラマ
ー」について、日本において製造販売承認申請を行いました。
国立研究開発法人国立がん研究センター(日本)
•2015 年 5 月、国立研究開発法人国立がん研究センターと、がんの研究
開発提携に関する契約を締結したことを発表しました。本契約に基づき、
タケダと同センターは、がんの基礎研究から臨床開発研究にわたる連携
マクロジェニックス社(米国)
を実行に移すべく、必要な情報共有と協議を継続的に実施します。
•2014 年 5 月、同社が有する自己免疫疾患を対象として前臨床試験を実
施中の新薬候補物質「 MGD010 」について、開発・販売に関するオプショ
ン契約を締結したことを発表しました。
•2014年9月、同社とさらに4つの新薬候補物質の開発・販売に関する契約
2015年6月末現在
「導入・アライアンス活動」の詳細は、ホームページに掲載しています。
http://www.takeda.co.jp/research/licensing/
を締結したことを発表しました。
パラディン社(カナダ)
•2015年1月、同社からの導入品であるエチレングリコール・メタノール中
毒用剤「ホメピゾール点滴静注1.5g『タケダ』」
(ホメピゾール)
について、
Partner’s
Voice
日本で発売しました。
GEヘルスケア社(英国)
今、iPS細胞技術を用いた
研究は、臨床応用の段階へ
•2014 年 11 月、同社が保有する肝線維化の診断技術に関するアライア
と移行しつつあります。日本
ンス契約を締結したことを発表しました。これにより、治療薬のより早期
を代表する製薬企業である
の開発および新たな肝疾患診断技術の開発を目指します。
タケダと10年にわたる共同
モナッシュ大学(オーストラリア)
•2014年12月、モナッシュ大学と、消化器系疾患領域におけるアンメット
メディカルニーズの高い疾患に対する新薬の戦略的共同研究契約を締
結したことを発表しました。
クイーンメアリー大学(英国)
•2015 年 2 月、クイーンメアリー大学と、消化器系疾患領域において、新
たな知見を見出し新薬を創出することを目的とした共同研究契約を締結
したことを発表しました。
京都大学 iPS細胞研究所(CiRA)
(日本)
•2015年4月、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と、心不全、糖尿病、神経疾
患などにおけるiPS 細胞技術の臨床応用に向けた10 年間の共同研究契
約を締結しました。T-CiRA(Takeda-CiRA Joint Program for iPS Cell
Applications)と称する本提携において、iPS 細胞技術を用いた創薬研
究や細胞治療に関する複数の研究プロジェクトを実施いたします。
研究契約が締結できたこと
は 、i P S 細 胞を医 療に応 用
するうえで、大きな力になる
と考えています。今回のよう
な大規模かつ長期にわたる
包括的な共同研究はこれま
で例がなく、iPS 細胞技術を
活用した創薬の可能性についても、多くの成果が上がることを
期待しています。
iPS 細胞を活用して今までになかった治療法を生み出し、患者
さんに貢献したいという点で、私たちとタケダのビジョンは完全
に一致しています。この提携を通して、多くの方々に関わる病気
のみならず、希少疾患など、さまざまな疾患の治療法開発への貢
献を目指していきます。
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)所長
山中 伸弥 Dr. Shinya Yamanaka
Takeda Annual Report 2015
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