1 老齢保障給付の支払い手順と要件に関する労働大臣規程 2015 年第 19 号 唯一神のご加護により、 インドネシア共和国労働大臣は、 老齢保障プログラム実施に関する政令 2015 年第 46 号の改正に関する政令 2015 年第 60 号の第 26 条(5) 項の規定を実施するために、老齢保障給付の支払い手順と要件に関する労働大臣規程を定める必要がある こと、 1. 老齢保障プログラム実施に関する政令 2015 年第 46 号(官報 2015 年 156 号、官報追記 5716 号) 2. 老齢保障プログラム実施に関する政令 2015 年第 46 号の改正に関する政令 2015 年第 60 号(官報 2015 年 187 号、官報追記 5730 号) 3. 労働省に関する大統領規程 2015 年第 8 号(官報 2015 年 19 号) 4. 法案、政令案、大統領規程案の制定準備及び労働省における大統領規程案の制定手順に関する労働 大臣規程 2015 年第 8 号(官報 2015 年 838 号) を鑑み、 以下を決定した: 老齢保障給付の支払い手順と要件に関する労働大臣規程を定める。 第1章 総則 第1条 1. 老齢保障(JHT)とは、被保険者が老齢満期年齢、死亡、或いは恒久的全身障害となった時点で一 時金として支払われる現金給付のことである。 2. 老齢保障被保険者とは、インドネシアで 6 か月以上働く外国人を含め、保険料支払い済みの各人 のことであり、以後、被保険者と称する。 3. 労働社会保障実施機関(BPJS Ketenagakerjaan)とは、社会保障実施機関に関する法律 20011 年 第 24 号に基づき設立された公共法人のことであり、以後、労働 BPJS と称する。 4. 労働 BPJS 加入カードとは、全社会保障プログラムに適用される単一 ID を有する労働 BPJS 加入証 カードのことである。 5. 労働監督職員とは、法規に基づき労働監督官専門職員として任命され派遣された文民公務員のこ とであり、以後、労働監督官と称する。 6. 大臣とは、労働分野を管轄する大臣のことである。 第2条 下記の場合に、老齢保障給付は被保険者に支払われる: a. 被保険者が老齢満期年齢に達した b. 被保険者が恒久的全身障害になった、或いは c. 被保険者が死亡した 第2章 老齢保障給付の要件と支払い 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、ジャカル タ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 2 第1部 被保険者が老齢満期年齢に達した場合 第3条 (1) 第 2 条 a に規定の老齢満期年齢に達した被保険者の老齢保障給付は、老齢満期年齢に達した時点で 被保険者に供与される。 (2) (1)項に規定の老齢満期年齢に達した被保険者の老齢保障給付には、仕事を辞めた被保険者も含 まれる。 (3) (2)項に規定の仕事を辞めた被保険者に含まれるのは: a. 被保険者が自主退職した b. 被保険者が解雇となった c. 被保険者が永久にインドネシアを離れた 第4条 (1) 第 3 条(1)項に規定の老齢満期年齢に達した被保険者の老齢保障給付の供与は、下記の要件を満 たすこと: a. 労働 BPJS 被保険者のカード原本 b. 被保険者の勤務先からの老齢満期年齢による退職証明書、及び c. まだ有効な住民証カードと家族カードの写し (2) (1)項に規定の老齢保障給付は、労働 BPJS が当該被保険者に対して一時金として現金で支払う。 第5条 (1) 第 3 条(3)項 a に規定の自主退職した被保険者の老齢保障給付は、会社から自主退職証明書が発 行された日から 1 か月の待期期間を経た後、一時金として現金で支払うことが可能。 (2) (1)項に規定の自主退職した被保険者の老齢保障給付の供与は、下記の要件を満たすこと: a. 労働 BPJS 被保険者のカード原本 b. 被保険者の勤務先からの自主退職証明書、及び c. まだ有効な住民証カードと家族カードの写し 第6条 (1) 第 3 条(3)項 b に規定の解雇となった被保険者の場合、老齢保障給付は解雇日から 1 か月の待期 期間を経た後、一時金として現金で支払いが可能。 (2) (1)項に規定の解雇となった被保険者の老齢保障給付の供与は、下記の要件を満たすこと: a. 労働 BPJS 被保険者のカード原本 b. 労使関係裁判所に登録済みの共同承認証或いは労使関係裁判所からの決定、及び c. まだ有効な住民証カードと家族カードの写し 第7条 第 3 条(3)項 c に規定の永遠にインドネシアを離れる被保険者の場合、下記の要件を満たしたうえで、一 時金として現金で支払われる: 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、ジャカル タ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 3 a. インドネシアで働かない旨の表明書 b. 旅券の写し c. インドネシア人労働者の場合、ビザの写し 第2部 被保険者が恒久的全身障害の場合 第8条 (1) 第 2 条 b に規定の恒久的全身障害となった被保険者の老齢保障給付は、老齢満期年齢前に恒久的全 身障害となった被保険者に供与される。 (2) (1)項に規定の老齢保障給付の権利は、被保険者が恒久的全身障害の定めを受けた翌月 1 日から 算入が可能。 (3) (1)項に規定の恒久的全身障害となった被保険者の老齢保障給付は下記の要件を満たすこと: a. 労働 BPJS 被保険者のカード原本、及び b. 医師の診断書 (4) (3)項に規定の恒久的全身障害決定メカニズムは、法規に基づき実施する。 (5) (1)項に規定の老齢保障給付の支払いは、労働 BPJS が当該被保険者に一時金として現金で支払 う。 第6部 被保険者が死亡の場合 第9条 (1) 第 2 条 c に規定の被保険者が死亡の場合の老齢保障給付は、被保険者の相続人に供与される。 (2) (1)項に規定の相続人に含まれるのは: a. 寡婦 b. 寡夫、或いは c. 子 (3) (2)項に規定の寡婦、寡夫或いは子がいない場合、老齢保障は下記の順序に応じて供与する: a. 第 2 親等までの血族 b. 実の兄弟 c. 義理の両親、及び d. 被保険者が遺言状で指名した者 (4) (3)項 d に規定の被保険者が遺言状で指名した者がいない場合、老齢保障は法規に基づき Balai Harta Peninggalan に戻される。 (5) (1)項に規定の被保険者の相続人の老齢保障給付の供与は、下記の要件を満たすこと: a. 労働 BPJS 被保険者のカード原本 b. 病院/警察/村役場からの死亡証明書 c. 管轄機関からの相続人証明書、及び d. まだ有効な住民証カードと家族カードの写し (6) (1)項に規定の老齢保障給付は、労働 BPJS が被保険者の相続人に一時金として現金で支払う。 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、ジャカル タ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 4 第3章 結びの規定 第 10 条 本大臣規程は法制化の日から発効開始となる。 全ての人に知らしめるため、本大臣規程の法制化をインドネシア共和国官報に記載する。 2015 年 8 月 19 日、 ジャカルタにて制定 労働大臣 M.ハニフ ダキリ 2015 年 8 月 19 日、 ジャカルタにて法制化 法務人権大臣 ヤソナ・H・ラオリ インドネシア共和国官報 2015 年 1230 号 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、ジャカル タ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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