労災補償と死亡保障プログラム実施に関する 政令 2015 年第 44 号 唯一

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労災補償と死亡保障プログラム実施に関する
政令 2015 年第 44 号
唯一神のご加護により、
インドネシア共和国大統領は、
国家社会保障システムに関する法律 2004 年第 40 号の第 33 条、第 34 条(4)項、第 45 条
(3)項、第 46 条(4)項の規定を実施するために、労災補償と死亡保障プログラム実施に
関する政令を定める必要があることを考慮し、
1. 1945 年憲法第 5 条(2)項
2. 国家社会保障システムに関する法律 2004 年第 40 号(官報 2004 年 150 号、官報追記
4456 号)
を鑑み、
以下を決定した:
労災補償と死亡保障プログラム実施に関する政令を定める。
第1章
総則
第1条
政令の中で、
1. 労災補償(JKK)とは、被保険者が労災或いは職場に起因する疾患を被った際に与えられる現
金及び/或いは医療サービスの形での給付のことである。
2. 死亡保障(JKM)とは、被保険者が労災によらず死亡した場合に相続人に対して与えられる現
金給付のことである。
3. 雇用者とは、給料、賃金、或いは他の形態の報酬を支払って労働者を雇用する個人、法人、経
営者、その他の機関、或いは公務員を雇用する国政機関のことである。
4. 被保険者とは、インドネシアで 6 か月以上労働する外国人を含め、保険料を支払い済みの各人
のことである。
5. 労働者とは、賃金或いは他の形態の報酬を受け取って働く各人のことである。
6. 労災とは、家から職場或いは職場から家までの道中に発生する事故及び職場に起因する疾患を
含む、雇用関係内で発生する事故のことである。
7. 障害とは、体の機能を失う或いは減ずる、又は体の一部を失うことで直接或いは間接的に労働
者が業務を行う能力が失われる或いは減少する結果を招く状態のことである。
8. 保険料とは、被保険者及び/或いは雇用者がきちんと支払う金銭のことである。
9. 賃金とは、実施済み或いは実施予定の業務及び/或いは役務に対し、労働者とその家族のため
の手当を含め、雇用契約、合意或いは法規に基づき定められ、労働者に対して雇用者から支払
われる、報酬として金銭の形で受け取り、示される労働者の権利のことである。
10. 建設サービスとは、建設工事プランニングコンサルティングサービス、建設工事実施サービス、
建設工事監督コンサルティングサービスのことである。
11. 労働社会保障実施機関(BPJS Ketenagakerjaan、以後「労働 BPJS」)とは、社会保障実施機
関に関する法律 20011 年第 24 号に基づき設立された公共法人のことである。
12. 労働 BPJS 被保険者カードとは、加入ステップに応じ、労災補償、老齢保障、年金保障、死亡
保障プログラムに適用される、単一 ID を有した労働 BPJS 加入証カードのことである。
13. 労働監督職員とは、法規に基づき労働監督官専門職員として任命され派遣された文民公務員の
ことであり、以後、労働監督官と称する。
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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14. 大臣とは、労働分野を管轄する大臣のことである。
第2条
(1) 労災補償と死亡保障プログラムは、労働 BPJS が実施する。
(2) 雇用者が国政機関の場合の被保険者向けの労災補償と死亡保障プログラムは、別途政令で定め
る。
第3条
労災補償と死亡保障の権利は、譲渡、質入れ、或いは裁判所の判決の執行としての没収は不可。
第2章
加入と登録手順
第1部
総則
第4条
(1) 国政機関以外の各雇用者は、法規に基づき、労働 BPJS で自らと労働者を労災補償と
死亡保障プログラムに登録する義務を負う。
(2) 労働をする各人は、法規に基づき、労働 BPJS で自らの労災補償と死亡保障プログラ
ムに登録する義務を負う。
第2部
加入
第5条
(1) 労災補償と死亡保障プログラムの被保険者は、下記から構成される:
a. 国政機関以外の雇用者のもとで働く賃金受領者、及び
b. 非賃金受領者
(2) (1)項 a に規定の賃金受領者である被保険者に含まれるのは:
a. 企業の労働者
b. 個人のもとにいる労働者、及び
c. 6 か月以上インドネシアで働く外国人
(3) (1)項 b に規定の非賃金受領者に含まれるのは:
a. 雇用者
b. 雇用関係外にいる労働者或いは自立労働者、及び
c. 賃金を受領せず b に含まれない労働者
第3部
登録手順
第1節
国政機関以外の雇用者のもとで働く賃金受領者が被保険者の場合
第6条
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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(1) 国政機関以外の雇用者が自らと全労働者を登録する際、労働 BPJS から登録書式を受
け取ってから 30 営業日以内に、本人と労働者及びその家族のデータを含め、不備な
く記入した登録書式を労働 BPJS に提出する義務を負う。
(2) 労働 BPJS は、登録書式が不備なく正しく受理され、最初の保険料が労働 BPJS に支払
われてから 1 営業日以内に加入番号を発行する義務を負う。
(3) 労働 BPJS への加入は、労働 BPJS が加入番号を発行以降、有効となる。
第7条
(1) 労働 BPJS は、登録書式が不備なく正しく受理され、最初の保険料が労働 BPJS に支払
われてから 7 営業日以内に会社に対し加入証明書、国政機関以外の雇用者と全労働者
に対し労働 BPJS 被保険者カードを発行する。
(2) 国政機関以外の雇用者は、労働 BPJS から労働 BPJS 被保険者カードを受け取ってから
3 営業日以内に各被保険者にカードを渡すこと。
第8条
(1) 転職する被保険者は、保有する労働 BPJS 被保険者カードを示したうえで、新たな職
場の雇用者に加入について通知する義務を負う。
(2) 新たな職場の雇用者は、労働者が新たな職場の雇用者のもとで働き始めて以降、労働
BPJS 被保険者カードを報告し、労働 BPJS に保険料を支払うことで労働者の加入を引
き継ぐ義務を負う。
(3) (2)項に規定の雇用者が報告と保険料の支払いをまだ行っておらず、労働者にリス
クが発生した場合には、雇用者は本政令の規定に応じた労働者の権利を与える義務を
負う。
第9条
(1) 被保険者は、被保険者と家族のデータに変更が生じた場合、国政機関以外の雇用者に
対し不備なく正しくデータの変更を伝える義務を負う。
(2) 国政機関以外の雇用者は(1)項に規定のデータ変更を受けてから 4 営業日以内に労
働 BPJS にその変更を通知する義務を負う。
(3) 賃金、労働者数、事務所の住所、及び社会保障プログラム実施に関連するデータの変
更が生じた場合、変更が生じてから 7 営業日以内に国政機関以外の雇用者は労働
BPJS に通知する義務を負う。
第 10 条
(1) 国政機関以外の雇用者が明らかに第 4 条(1)項に規定の労働者の登録を怠った場合、
加入ステップで義務付けられたプログラムに応じ、労働者は労働 BPJS に対し社会保
障プログラムを自ら登録する権利を有する。
(2) (1)項に規定の登録は、当該労働者が下記を添付した上で、所定の登録書式を記入
してこれを行う:
a. 雇用契約、任命決定書或いは労働者であることを示すその他の証拠
b. 住民証カード、及び
c. 家族カード(Kartu Keluarga)
(3) 労働 BPJS は(1)項と(2)項に規定の登録に基づく登録が行われてから 7 営業日以
内に国政機関以外の雇用者に確認を行う。
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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(4) (3)項に規定の確認の結果、明らかに国政機関以外の雇用者の怠慢であった場合、
国政機関以外の雇用者は労働 BPJS に対し、加入ステップの中で義務付けられたプロ
グラムに応じて国政機関以外の雇用者の義務となっている保険料を支払う義務を負う。
(5) 労働 BPJS は登録と最初の保険料から 1 営業日以内に(1)項と(2)項に規定の登録
に基づく加入番号を発行する義務を負う。
(6) 労働 BPJS の加入は、労働 BPJS が加入番号を発行以降有効となる。
(7) 労働者が(1)項に規定の通り自ら登録を行ったが、国政機関以外の雇用者が(4)項
に規定の最初の保険料を労働 BPJS に完納していない場合、国政機関以外の雇用者は
本政令の規定に基づき労働者の権利を支払う義務を負う。
第2節
賃金受領者以外が被保険者の場合
第 11 条
(1) 第 5 条(3)項に規定の賃金受領者以外の被保険者は、加入ステップに応じて労働
BPJS に自らを登録する義務を負う。
(2) (1)項に規定の被保険者が 2 つ以上の事業或いは仕事を有している場合、被保険者
は最高 2 業種まで、当該事業或いは仕事を登録書式に記載する義務を負う。
(3) 労働 BPJS への加入登録は、登録書式を記入した上で、被保険者が個別、受け皿経由、
或いは被保険者が結成した特定のグループを通じて実施が可能。
(4) 労働 BPJS は、登録書式が不備なく正しく受理され、最初の保険料が労働 BPJS に支払
われてから 1 営業日以内に加入番号を発行する義務を負う。
(5) 労働 BPJS への加入は、労働 BPJS が加入番号を発行以降、有効となる。
第 12 条
(1) 労働 BPJS は、登録書式が不備なく正しく受理され、最初の保険料が労働 BPJS に支払
われてから 7 営業日以内に労働 BPJS 被保険者カードを発行する。
(2) 労働 BPJS は、3 営業日以内に被保険者に直接、受け皿経由或いは被保険者が結成し
た特定のグループを通じて(1)項に規定の労働 BPJS 被保険者カードを渡す義務を負
う。
第 13 条
(1) 被保険者と家族のデータ、事業活動や仕事の変更が生じた場合、変更が生じてから 7
営業日以内に労働 BPJS にその変更を通知する義務を負う。
(2) (1)項に規定のデータの変更は、労働 BPJS に直接、受け皿経由或いは被保険者が結
成した特定のグループを通じて通知が可能。
(3) (2)項に規定の受け皿或いは被保険者が結成する特定のグループの結成手順の詳細
は大臣が定める。
第 14 条
労働 BPJS 被保険者カード、加入証明書、労災補償と死亡保障プログラムの書式に関する規
定は労働 BPJS 規程で定める。
第 15 条
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性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
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(1) 2 社以上の会社を保有する国政機関以外の雇用者は、法規に基づき各社において労災
補償プログラムに加入する義務を負う。
(2) 2 社以上の会社を保有する国政機関以外の雇用者は、法規に基づき保有する会社のう
ち 1 社において死亡保障プログラムに加入する義務を負う
(3) 複数の企業で働く賃金受領者である労働者は、法規に基づき各社が労災補償と死亡保
障プログラムに加入させる義務を負う。
第3章
保険料の額と支払い手順
第1部
賃金受益者が被保険者の場合の保険料
第 16 条
(1) 第 5 条(2)項に規定の賃金受領者である被保険者の労災補償の保険料は、下記の通
り職場のリスクレベルに応じた 5 グループに分類される:
a. 非常に低リスク:1 か月の賃金の 0.24%
b. 低リスク:1 か月の賃金の 0.54%
c. 中リスク:1 か月の賃金の 0.89%
d. 高リスク:1 か月の賃金の 1.27%
e. 非常に高リスク:1 か月の賃金の 1.74%
(2) 各社の労災補償の保険料の額は、本政令と切り離すことのできない一部である添付書
類 I に記載の職場リスクレベル分類を指針として、労働 BPJS がこれを定める。
(3) (1)項に規定の労災補償の保険料は、国政機関以外の雇用者が支払う義務を負う。
第 17 条
(1) 第 16 条(2)項に規定の職場リスクレベル分類は、最長 2 年毎に評価を行う。
(2) (1)項に規定の評価の結果は、第 16 条(2)項に規定の職場リスクレベル分類の変
更材料として利用する。
(3) (1)項に規定の職場リスクレベル分類評価手順に関する規定は大臣規程で定める。
第 18 条
(1) 第 5 条(2)項に規定の賃金受領者である被保険者の死亡保障の保険料は、1 か月の
賃金の 0.30%とする。
(2) (1)項に規定の 1 か月の賃金は、基本給と固定手当から構成される。
(3) 賃金が日払いの場合、保険料支払い根拠としての 1 か月の賃金は 1 日の賃金に 25 を
かけたものを計算する。
(4) 賃金が請負或いは成果単位で支払われる場合、保険料支払い根拠としての 1 か月の賃
金は、過去 3 か月の平均賃金から計算する。
(5) 賃金が請負ベースで天候に依存する仕事の場合、保険料支払い根拠としての 1 か月の
賃金は、過去 12 か月の平均賃金から計算する。
第2部
賃金受領者以外の被保険者の保険料
第 20 条
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(1) 賃金受領者以外の被保険者の労災補償の保険料は、本政令と切り離すことのできない
一部である添付書類 II に記載の被保険者の所得に応じた一定額に基づく。
(2) (1)項に規定の保険料の額は毎月被保険者の所得に応じて被保険者が選択する。
(3) 賃金受領者以外の被保険者の死亡保障の保険料は、毎月 6800 ルピアとする。
第3部
保険料支払い手順
第1節
国政機関以外の雇用者のもとで働く賃金受領者が被保険者の場合
第 21 条
(1) 国政機関以外の雇用者は、第 16 条と第 18 条に規定の、義務となっている労災補償と
死亡保障の保険料を労働 BPJS に納める義務を負う。
(2) 国政機関以外の雇用者は、全労働者と自らのデータを添付した上で、(1)項に規定
の保険料を毎月、当該保険料月の翌月 15 日までに支払う義務を負う。
(3) (2)項に規定の 15 日が休日の場合、保険料は翌営業日に支払う。
第 22 条
(1) 国政機関以外の雇用者の保険料支払いの遅滞には、遅滞月あたり国政機関以外の雇用
者が支払うべき保険料の 2%の罰金が適用される。
(2) (1)項に規定の保険料の支払い遅滞にともなう罰金は、その 100%が国政機関以外
の雇用者の負担となり、翌月の保険料の納付と一括で支払う。
(3) (1)項に規定の遅滞金は法規に基づき社会保障基金のその他の収入となる。
第 23 条
(1) 労働 BPJS は、労働者の賃金に基づき労災補償と死亡保障の保険料の過不足を計算す
る。
(2) (1)項に規定の労災補償と死亡保障の過不足の計算は、労働者の賃金リストに基づ
く。
(3) (1)項に規定の保険料の支払いの過不足が生じた場合、労働 BPJS は保険料を受理し
てから 14 営業日以内に国政機関以外の雇用者及び/或いは被保険者に対し書面で通知
を行う。
(4) (2)項に規定の保険料の支払いの過不足は翌月の保険料支払いと計算する。
第2節
賃金受領者以外の被保険者が被保険者の場合
第 24 条
(1) 賃金受領者以外の被保険者は労働 BPJS に対し第 20 条に規定の義務となっている保険
料を支払う義務を負う。
(2) (1)項に規定の保険料の支払いは、個別、受け皿経由、或いは被保険者が結成した
特定のグループを通じて実施が可能。
(3) (2)項に規定の保険料の支払いは、当該保険料月の 15 日までに毎月支払う。
(4) (3)項に規定の 15 日が休日の場合、保険料は翌営業日に支払う。
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
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第4章
保障給付と支払い手順
第1部
保障給付
第1節
労災補償
第 25 条
(1) 労災或いは仕事による疾患を被った被保険者は、労災補償の給付の権利を有する。
(2) (1)項に規定の労災補償給付の形態は:
a. 下記を含む医療ニーズに応じた医療サービス:
1. 基本・補助検査
2. 一次・それ以降の手当
3. 政府系病院、地方政府計病院、或いは同等の民間病院の第 1 級の病室
での入院
4. 集中治療
5. 診断支援
6. 治療
7. 特別サービス
8. 医療器具・インプラント
9. 医師/医療サービス
10. 手術
11. 輸血、及び/或いは
12. 医学的リハビリテーション
b. 下記を含む見舞金:
1. 労災或いは仕事による疾患を被った被保険者の病院及び/或いは家への
輸送費用補償、事故の際の応急手当費用も含む
2. 休業一時見舞金
3. 一部の解剖学的障害、一部の機能障害、恒久的全身障害見舞金
4. 死亡・埋葬費用見舞金
5. 労災或いは仕事による疾患を患った結果、被保険者が死亡或いは恒久
的全身障害の場合、定期見舞金を一時金として支払い
6. 装具及び/或いはプロテーゼ補償の形でのリハビリテーション費用
7. 義歯費用補償、及び/或いは
8. 労災による死亡或いは恒久的全身障害の被保険者の子の奨学金
(3) (2)項 B の 8 に規定の子の奨学金は、各被保険者あたり 1200 万ルピアが供与される。
(4) (2)項 a に規定の保険サービス実施のモニタリングと評価は遅くとも 1 年に 1 回大
臣が行う。
(5) (2)項に規定の労災補償給付と障害割合は、本政令と切り離すことのできない一部
である添付書類 III を指針とする。
(6) (2)項 b の 8 に規定のこの奨学金給付の供与手順と取得要件の詳細規定は大臣規程
で定める。
(7) (2)項 a に規定の医療サービスに関する詳細は、保健分野を管轄する省と調整し、
大臣規程でこれを定める。
第 26 条
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
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第 25 条(2)項に規定の労災給付の請求権は、労災発生から 2 年経過後に消滅する。
第 27 条
(1) 労働 BPJS に労災補償プログラムに労働者をまだ加入させていない国政機関以外の雇
用者については、労働者にリスクが発生した場合、雇用者が本政令の規定に応じた労
働者の権利を支払う義務を負う。
(2) (1)項に規定の労災補償の報告、保障の決定、給付の支払い手順の詳細は、大臣規
程で定める。
第 28 条
(1) 研修生、学徒実習生、臨時職員(tenaga honorer)、或いは社会同化プロセス(受刑者
への外出付与プログラム)中で国政機関以外の雇用者のもとで雇用されている受刑者
が労災にあった場合、労働者とみなされ、第 25 条(2)項の規定に基づく労災補償給
付を得る権利を有する。
(2) (1)項に規定の給付額を計算するため、研修生、学徒実習生或いは受刑者は、本人
が働く場所の国政機関以外の雇用者のもとで同じ仕事を行う労働者の 1 か月の最低賃
金額の賃金を受けているとみなす。
(3) 研修生、学徒実習生、臨時職員(tenaga honorer)、或いは社会同化プロセス中で国政
機関以外の雇用者のもとで雇用されている受刑者が被保険者の場合の労災補償の保険
料支払い手順に関する規定は、関連機関と調整のもと大臣規程で定める。
第 29 条
被保険者の労災補償プログラムの保険料と給付の額は、最長 2 年毎に定期的に評価を行う。
第 30 条
(1) 第 25 条(2)項 a に規定の労災或いは仕事に起因する疾患にかかる医療サービスは、
法規に基づき、要件を満たし、労働 BPJS と提携する政府系、地方政府系、或いは民
間の医療施設が行う。
(2) 第 25 条(2)項 b の 1 と 2 に規定の賃金受領者向けの見舞金は、国政機関以外の雇用
者がまず支払い、労働 BPJS に対し払い戻しを求める。
(3) 第 25 条(2)項 b と 1 と 2 に規定の賃金受領者以外向けの見舞金は、被保険者がまず
支払い、労働 BPJS に対し払い戻しを求める。
(4) (2)項と(3)項に規定の払い戻しの手順に関する規定は大臣規程で定める。
第 31 条
(1) 被保険者が入院を必要とする場合、政府系/地方政府系総合病院における病室は第 1
級或いは同等料金の民間病院とする。
(2) 被保険者が所定の基準を上回る入院設備を選択する場合、追加の保険を利用或いは労
働 BPJS が保障する費用と病室の格上げによって支払うべき費用との差額を自己負担
することで権利の格上げが可能。
第 32 条
(1) 労災補償支払い根拠としての賃金は、第 19 条に規定の事故発生時の労働者の最新の
賃金である。
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
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(2) 国政機関以外の雇用者が実際の賃金と異なる賃金を報告し、第 25 条(2)項 b に規定
の労災補償給付の支払い不足が発生した場合、国政機関以外の雇用者は不足分を支払
う義務を負う。
(3) 国政機関以外の雇用者が不正な労働者データを報告し、労働 BPJS の労災補償プログ
ラムに登録されておらず、労働者にリスクが生じた際には、国政機関以外の雇用者は
本政令の規定に基づく労働者の権利を供与する義務を負う。
(4) 国政機関以外の雇用者が一部のプログラムのみに労働者を加入させ、義務付けられた
加入ステップに応じていなかっておらず、労働者にリスクが生じた場合、国政機関以
外の雇用者は本政令の規定に基づく労働者の権利を供与する義務を負う。
第 33 条
(1) 被保険者が労災を被り、事故の場所に労働 BPJS と提携する医療サービス施設がなか
ったために未提携の医療サービス施設で手当てを受けた場合、第 25 条(2)項 a に規定
の費用は、被保険者が賃金受領者の場合、国政機関以外の雇用者がまず支払い、被保
険者が賃金受領者ではない場合、被保険者がまず支払う。
(2) (1)項に規定の医療サービス施設を労働者が利用した場合、国政機関以外の雇用者或
いは賃金受領者ではない場合には被保険者が支出済みの費用額を労働 BPJS が払い戻
す。ただし労働 BPJS と提携済みで現地で最高レベルの医療サービス施設の基準と同
等の払い戻しを条件とする。
(3) (2)項に規定の費用の払い戻しに不足が生じた場合、費用の差額は国政機関以外の雇
用者或いは賃金受領者ではない場合は被保険者の負担となる。
第2節
死亡保障
第 34 条
(1) 死亡保障の給付は、有効期間内に被保険者が死亡した場合、下記が相続人に支払われ
る:
a. 見舞金 1620 万ルピア、一時金として
b. 定期見舞金、20 万ルピア×24 回=480 万ルピア、一時金として支払われる
c. 埋葬費用 300 万ルピア、及び
d. 労災以外で被保険者が死亡し、加入年数が 5 年以上の場合、各被保険者に子
の奨学金
(2) (1)項 d に規定の子の奨学金は各被保険者あたり 1200 万ルピアとする。
(3) (1)項 d に規定の子の奨学金の供与手順と取得要件に関する詳細規定は大臣規程で定
める。
第 35 条
(1) 労働 BPJS の死亡保障プログラムに労働者をまだ加入させていない国政機関以外の雇
用者については、労働者にリスクが発生した場合、国政機関以外の雇用者が本政令の
規定に応じた労働者の権利を支払う義務を負う。
(2) (1)項に規定の死亡保障の報告、保障決定、給付支払手順に関する詳細は、大臣規程
で定める。
第 36 条
被保険者の死亡保障プログラムの保険料の額と給付は、最長 2 年ごとに定期的に評価を行う。
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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第2部
給付支払手順
第1節
労災補償給付支払い手順
第 37 条
(1) 労災或いは仕事による疾患を被った労働者は、第 25 条(2)項に規定の労災補償給付を
受ける権利を有する。
(2) 医師の診断書に基づき治癒したとされた労働者は、技術・事務要件を満たした後、7
営業日以内に(1)項に規定の通り労働 BPJS から給付を受ける権利を有する。
(3) 労働 BPJS が(2)項の義務を果たさない場合、遅滞 1 日あたり支払うべき見舞金の額の
1%の損害賠償罰が適用され、被保険者にこれを支払う。
(4) (1)項と(2)項に規定の労働者が死亡の場合、労災給付の権利は相続人に供与される。
(5) (4)項に規定の相続人に含まれるのは:
a. 寡婦・寡夫或いは子
b. 寡婦・寡夫或いは子がない場合、労災補償給付は下記の順序に応じて供与さ
れる:
1. 第 2 親等までの血族
2. 実の兄弟
3. 義理の両親
4. 労働者が遺言状で指名した者、及び
5. 遺言状がない場合、埋葬費用は埋葬を取り扱う他者に支払い、死亡見
舞金は社会保障基金に委ねられる。
第 38 条
(1) 国政機関以外の雇用者で労災補償の保険料を 3 か月連続までの範囲で滞納し、労災或
いは仕事による疾患が発生した場合、労働 BPJS は被保険者或いは相続人に第 25 条
(2)項に規定の労災補償給付を支払う義務を負う。
(2) 国政機関以外の雇用者で 3 か月超連続して労災補償の保険料を滞納し、労災或いは仕
事による疾患が発生した場合、まず国政機関以外の雇用者が被保険者或いは相続人に
第 25 条(2)項に規定の労災補償給付を支払う義務を負う。
(3) (2)項に規定の国政機関以外の雇用者が義務となっている全ての滞納保険料と罰金を
完済した場合、国政機関以外の雇用者は労働 BPJS に払い戻しを求めることが可能。
第 39 条
(1) 賃金受領者以外の被保険者が労災補償の保険料を 3 か月連続までの範囲で滞納し、労
災或いは仕事による疾患が発生した場合、労働 BPJS は下記の義務を負う:
a. 被保険者に対し、第 25 条(2)項 a に規定の労災補償給付、及び
b. 被保険者が医師の診断書に基づき治癒したとされ、滞納保険料を完済した後、
第 25 条(2)項 b に規定の労災補償給付
(2) 賃金受領者以外の被保険者で 3 か月超連続して労災補償の保険料を滞納し、労災或い
は仕事による疾患が発生した場合、被保険者或いは相続人は第 25 条(2)項に規定の労
災補償給付の権利を有さない。
(3) (1)項と(2)項に規定の賃金受領者以外の被保険者の滞納保険料の支払いと給付の供与
手順に関する詳細は大臣規程で定める。
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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第2節
死亡保障給付の支払い手順
第 40 条
(1) 労災によらず死亡した被保険者の相続人は、第 34 条(1)項に規定の死亡保障給付の権
利を有する。
(2) (1)項に規定の死亡保障給付は、下記を含む正当な相続人に供与される:
a. 寡婦・寡夫或いは子
b. 寡婦・寡夫或いは子がいない場合、死亡保障給付は下記の順序に応じて供与
される:
1. 第 2 親等までの血族
2. 実の兄弟
3. 義理の両親
4. 労働者が遺言状で指名した者、及び
5. 遺言状がない場合、埋葬費用は埋葬を取り扱う他者に支払い、第 34 条
(1)項 a と b に規定の一時見舞金と定期見舞金は社会保障基金に委ねら
れる。
(3) (1)項に規定の死亡保障給付の支払いは、死亡証明書、相続人証明書、労働 BPJS 被保
険者カードを添付の上、死亡保障給付申請書を受理してから 3 営業日以内に行うこと
が義務付けられる。
(4) 労働 BPJS が(3)項に規定の義務を果たさない場合、遅滞 1 日あたり支払うべき見舞金
の額の 1%の損害賠償罰が適用され、相続人にこれを支払う。
第 41 条
(1) 国政機関以外の雇用者で死亡保障の保険料を 3 か月連続までの範囲で滞納し、被保険
者が労災或いは仕事による疾患によらず死亡した場合、労働 BPJS は相続人に第 34 条
に規定の死亡保障給付を支払う義務を負う。
(2) 国政機関以外の雇用者で 3 か月超連続して死亡保障の保険料を滞納し、被保険者が労
災或いは仕事による疾患によらず死亡した場合、まず国政機関以外の雇用者が相続人
に第 34 条に規定の死亡保障給付を支払う義務を負う。
(3) (2)項に規定の国政機関以外の雇用者が義務となっている全ての滞納保険料と罰金を
完済した場合、国政機関以外の雇用者は労働 BPJS に払い戻しを求めることが可能。
第 42 条
(1) 賃金受領者以外の被保険者が死亡保障の保険料を 3 か月連続までの範囲で滞納し、被
保険者が労災或いは仕事による疾患によらず死亡した場合、労働 BPJS は下記の義務
を負う:
a. 被保険者の相続人に対し、第 34 条(1)項 c に規定の死亡保障給付、及び
b. 相続人が滞納保険料を完済した後、第 34 条(1)項 a、b、d に規定の死亡保障
給付
(2) 賃金受領者以外の被保険者で 3 か月超連続して労災補償の保険料を滞納し、被保険者
が労災或いは仕事による疾患によらず死亡した場合、相続人は第 34 条に規定の死亡
保障給付の権利を有さない。
(3) (1)項と(2)項に規定の賃金受領者以外の被保険者の滞納保険料の支払いと給付の供与
手順に関する詳細は大臣規程で定める。
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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第5章
労災補償の報告と決定手順
第1部
賃金受領者が被保険者の場合の労災報告手順
第 43 条
(1) 国政機関以外の雇用者は、労働 BPJS と労働分野を管轄する現地の機関に対し労働者
が被った労災或いは仕事による疾患を報告する義務を負う。
(2) (1)項に規定の報告は、労災が発生してから或いは仕事による疾患の診断から 2×24
時間以内に行われる第 1 段階の報告であり、所定の第 1 段階の労災書式を用いる。
(3) 国政機関以外の雇用者は、労働 BPJS と労働分野を管轄する現地の機関に対し労働者
が被った労災或いは仕事による疾患の結果を報告する義務を負う。
(4) (3)項に規定の報告は、労働者が下記の証明を行った医師の診断書に基づき治癒、傷
害或いは死亡とされてから 2×24 時間以内に行われる第 2 段階の報告である:
a. 一時的な休業状態が終了
b. 恒久的全身障害
c. 一部の解剖学的障害
d. 一部の機能障害、或いは
e. 死亡
(5) (3)項に規定の報告は、同時に下記を含む要件を添付した上で行う労働 BPJS への労災
補償給付申請でもある。
a. 労働 BPJS 被保険者カード
b. 住民証カード
c. 検査/手当を行った医師及び/或いは指定相談医(dokter penasehat)の診断書
d. 輸送費の領収書
e. 利用した医療サービス施設が労働 BPJS と未提携の場合、治療及び/或いは手
当の費用の領収書、及び
f. 必要な場合、その他の書類
(6) (5)に規定の要件に不備がない場合、労働 BPJS は法規に基づき権利を有する者に対す
る労災給付の計算と支払いを行う。
(7) (5)に規定の要件に不備がある場合、労働 BPJS は、第 2 段階の労災或いは仕事による
疾患の結果の報告を受理してから 7 営業日以内に国政機関以外の雇用者に通知する。
(8) (2)項と(4)項に規定の報告メカニズムはマニュアル及び/或いは電子的に実施が可能。
第2部
賃金受領者以外の被保険者の労災報告手順
第 44 条
(1) 賃金受領者以外の被保険者及び/或いはその家族は、労働 BPJS と労働分野を管轄する
現地の機関に対し労働者が被った労災或いは仕事による疾患を報告する義務を負う。
(2) (1)項に規定の報告は、所定の書式を用い、労災が発生してから或いは仕事による疾
患の診断から 2×24 時間以内に行われる第 1 段階の報告である。
(3) 賃金受領者以外の被保険者或いはその家族は、労働 BPJS と労働分野を管轄する現地
の機関に対し労災或いは仕事による疾患の結果を報告する義務を負う。
(4) (3)項に規定の報告は、労働者が下記の証明を行った医師の診断書に基づき治癒、傷
害或いは死亡とされてから 2×24 時間以内に行われる第 2 段階の報告である:
a. 一時的な休業状態が終了
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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b. 恒久的完全障害
c. 一部の解剖学的障害
d. 一部の機能障害、或いは
e. 死亡
(5) (3)項に規定の報告は、同時に下記を含む要件を添付した上で行う労働 BPJS への労災
補償給付申請でもある。
a. 労働 BPJS 被保険者カード
b. 住民証カード
c. 検査/手当を行った医師及び/或いは指定相談医(dokter penasehat)の診断書
d. 輸送費の領収書
e. 利用した医療サービス施設が労働 BPJS と未提携の場合、治療及び/或いは手
当の費用の領収書、及び
f. 必要な場合、その他の書類
(6) (5)に規定の要件に不備がない場合、労働 BPJS は法規に基づき権利を有する者に対す
る労災給付の計算と支払いを行う。
(7) (5)に規定の要件に不備がある場合、労働 BPJS は、第 2 段階の労災或いは仕事による
疾患の結果の報告を受理してから 7 営業日以内に賃金受領者以外の被保険者或いはそ
の家族に通知する。
(8) (2)項と(4)項に規定の報告メカニズムはマニュアル及び/或いは電子的に実施が可能。
第3部
労災補償決定手順
第 45 条
(1) 労働 BPJS は医師の診断書に基づき法規に基づく労災補償給付額を計算する。
(2) (1)項に規定の労働 BPJS の計算がいずれかの者に受け入れられず労働者、国政機関以
外の雇用者及び/或いは労働 BPJS の間で労災或いは仕事による疾患の決定、労災の結
果、障害の割合、労災補償給付額について意見の相違が生じた場合、労災補償給付の
決定は、現地労働監督官が行う。
(3) (2)項に規定の労働監督官の決定がいずれかの者に受け入れられない場合、受け入れ
ない者は大臣に決定を求めることが可能。
(4) (3)項に規定の大臣の決定は、当事者が実施する義務を負う最終決定となる。
(5) 労災或いは仕事による疾患の決定、労災の結果、傷害の割合、労災補償給付額につい
て意見の相違の解決手順、医学的判断の手順、指定相談医の作業メカニズムに関する
詳細規定は、大臣規程でこれを定める。
第 46 条
(1) 労働 BPJS は、医療サービス施設から不備なく支払い申請書類を受理してから 7 営業
日以内に、被保険者にサービスを提供した医療サービス施設への支払いを行う義務を
負う。
(2) (1)項に規定の医療サービス施設からの支払い申請手順と支払い申請書類に関する詳
細規定は労働 BPJS 規程で定める。
第 47 条
(1) 医療サービス施設への支払い料金の額は、労働 BPJS と医療サービス施設との合意に
基づき定められる。
(2) (1)項に規定の合意は保健分野を管轄する省と調整して大臣が定める料金に準拠する。
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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第 48 条
(1) 医師の診断書に基づき仕事による疾患を被ったと診断された労働者は、雇用関係が終
了していても労災補償給付を受ける権利を有する。
(2) (1)項に規定の労災補償給付の権利は、仕事による疾患が雇用関係が終了してから 3
年以内に生じた場合に与えられる。
(3) (1)項に規定の仕事による疾患の種類は大統領規程で定める。
(4) 仕事による疾患の報告、仕事による疾患の決定、意見の相違の解決メカニズム、労災
補償給付額の決定手順は第 44 条、第 44 条(原文ママ)、第 45 条の規定に基づき実施
する。
第 49 条
(1) 労災或いは仕事による疾患を被った労働者は、指定相談医の推薦に基づき、労働者が
これまで通り働くことができるよう復職プログラムを受けることが可能。
(2) (1)項に規定の復職プログラムの供与手順に関する規定は大臣規程で定める。
第 50 条
(1) 国政機関以外の雇用者は、労働 BPJS と協力して促進・予防活動を通じた防止のため
の取り組みを行う義務を負う。
(2) (1)項に規定の促進・予防活動に関する規定は大臣規程で定める。
第 51 条
(1) 労災或いは仕事による疾患を被り被保険者が仕事ができない間、国政機関以外の雇用
者は労働者が治癒、傷害或いは死亡とした医師の診断書があるまで労働者の賃金の支
払いを続ける。
(2) 労働 BPJS は(1)項に規定の国政機関以外の雇用者が支払い済みの賃金の代替として国
政機関以外の雇用者に対し休業一時見舞金を支払う。
(3) 労働 BPJS による休業一時見舞金補償が(1)項に規定の国政機関以外の雇用者が支払い
済みの賃金を上回る場合、その差額は直接労働者に支払われる。
(4) 労働 BPJS による休業一時見舞金補償が(1)項に規定の国政機関以外の雇用者が支払い
済みの賃金を下回る場合、労働者からその差額の返金を求めることはできない。
第 52 条
(1) 被保険者が労災或いは仕事による疾患の治療或いは手当中の場合、国政機関以外の雇
用者は解雇が禁じられる。
(2) 労災或いは仕事による疾患により障害となった被保険者は、医師の診断書に基づき恒
久的全身障害となり、その障害により仕事をすることが不可能である場合を除き、復
職とならなければならない。
第6章
建設サービス業における加入
第1部
加入
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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第 53 条
建設サービス業分野の大中小・零細規模の国政機関以外の雇用者で日雇い・請負・有期雇用
契約労働者を雇用する場合、加入ステップに応じて労災補償と死亡保障プログラムに労働者
を加入させる義務を負う。
第2部
保険料の額と給付
第 54 条
(1) 保険料が労働者の賃金に基づき、賃金構成要素が記載され、はっきりする場合、建設
サービス業の国政機関以外の雇用者の下で働く日雇い・請負・有期雇用契約労働者の
労災補償の保険料の額は、1 か月の賃金の 1.75%と定める。
(2) (1)項に規定の労働者の賃金構成要素がはっきりしない或いは記載されていない場合、
労災補償の保険料の額は下記の規定に基づき、建設作業契約額に基づき計算する:
a. 契約額が 1 億ルピアまでの建設工事の場合、労災補償の保険料は契約額の
0.21%
b. 契約額が 1 億ルピア超 5 億ルピアまでの建設工事の場合、労災補償の保険料
は a の労災補償の保険料の額に、建設工事契約額から 1 億ルピアを引いた額
の 0.17%を加えたもの
c. 契約額が 5 億ルピア超 10 億ルピアまでの建設工事の場合、労災補償の保険料
は b の労災補償の保険料の額に、建設工事契約額から 5 億ルピアを引いた額
の 0.13%を加えたもの
d. 契約額が 10 億ルピア超 50 億ルピアまでの建設工事の場合、労災補償の保険
料は c の労災補償の保険料の額に、建設工事契約額から 10 億ルピアを引いた
額の 0.11%を加えたもの
e. 契約額が 50 億ルピア超の建設工事の場合、労災補償の保険料は d の労災補償
の保険料の額に、建設工事契約額から 50 億ルピアを引いた額の 0.09%を加え
たもの
第 55 条
(1) 保険料が労働者の賃金に基づき、賃金構成要素が記載され、はっきりする場合、建設
サービス業の国政機関以外の雇用者の下で働く日雇い・請負・有期雇用契約労働者の
死亡保障の保険料の額は、1 か月の賃金の 0.30%と定める。
(2) (1)項に規定の労働者の賃金構成要素がはっきりしない或いは記載されていない場合、
死亡保障の保険料の額は下記の規定に基づき、建設作業契約額に基づき計算する:
a. 契約額が 1 億ルピアまでの建設工事の場合、死亡保障の保険料は契約額の
0.03%
b. 契約額が 1 億ルピア超 5 億ルピアまでの建設工事の場合、死亡保障の保険料
は a の死亡保障の保険料の額に、建設工事契約額から 1 億ルピアを引いた額
の 0.02%を加えたもの
c. 契約額が 5 億ルピア超 10 億ルピアまでの建設工事の場合、死亡保障の保険料
は b の死亡保障の保険料の額に、建設工事契約額から 5 億ルピアを引いた額
の 0.02%を加えたもの
d. 契約額が 10 億ルピア超 50 億ルピアまでの建設工事の場合、死亡保障の保険
料は c の死亡保障の保険料の額に、建設工事契約額から 10 億ルピアを引いた
額の 0.01%を加えたもの
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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e. 契約額が 50 億ルピア超の建設工事の場合、死亡保障の保険料は d の死亡保障
の保険料の額に、建設工事契約額から 50 億ルピアを引いた額の 0.01%を加え
たもの
第 56 条
(1) 建設サービス業の国政機関以外の雇用者の下で働く日雇い・請負・有期雇用契約労働
者の労災補償と死亡保障の給付は、第 25 条(2)項と第 33 条の規定に基づき供与され
る。
(2) (1)項に規定の登録、労働 BPJS 被保険者カードの供与、保険料の支払い、労働者の保
障決定の根拠としての賃金の決定手順に関する規定は、大臣規程で定める。
第7章
クレーム処理
第 57 条
(1) 被保険者が労働 BPJS と提携する医療サービス施設の提供する第 25 条(2)項 a に規定
の医療サービスに不満の場合、労働 BPJS に苦情を伝えることが可能。
(2) (1)項に規定の苦情処理のために、労働 BPJS は地域事務所及び/或いは支店にサービ
ス品質管理・苦情処理ユニットを結成する。
(3) 被保険者が労働 BPJS のサービスに不満の場合、労働分野を管轄する現地の機関及び/
或いは国家社会保障審議会に苦情を伝えることが可能。
(4) (1)項と(2)項に規定の苦情の通知と処理の手順に関する詳細規定は労働 BPJS 規程で
定める。
(5) (3)項に規定の苦情の通知と処理の手順に関する詳細規定は大臣規程で定める。
第8章
紛争解決
第 58 条
(1) 被保険者と医療サービス施設間及び/或いは医療サービス施設と労働 BPJS 間及び/或
いは被保険者と労働 BPJS 間の労災補償プログラム実施における紛争は、紛争当事者
が話し合いで解決可能。
(2) (1)項に規定の紛争は民事分野の紛争及び法規に基づく権利に関する紛争で、完全に
紛争当事者の手におえる紛争であり、法規に基づき和解が不可能な紛争ではない。
(3) (1)項に規定の紛争が話し合いで解決できない場合、サービス品質管理・苦情処理ユ
ニットを通じて解決を図る。
(4) (3)項に規定の解決が行われない場合、その解決は法規に基づき調停で行う。
(5) (4)項に規定の調停メカニズムが実施できない場合、法規に基づき地方裁判所にその
解決を求めることが可能。
第9章
行政罰
第 59 条
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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(1) 第 8 条(3)項、第 10 条(4)項と(7)項、第 27 条(1)項、第 32 条(2)項、(3)項及び(4)項、
第 35 条(1)項、第 43 条(1)項と(3)項、第 44 条(1)項と(3)項、第 45 条(4)項、第 52
条(1)項、第 53 条の規定に違反する国政機関以外の雇用者には行政罰が適用される。
(2) (1)項に規定の行政罰の形は:
a. 書面による勧告
b. 罰金、及び/或いは
c. 特定の公共サービスを受けられない
(3) (2)項 a と b に規定の国政機関以外の雇用者に対する書面による注意及び/或いは罰金
の適用は、法規に基づき労働 BPJS が行う。
(4) (2)項 c に規定の国政機関以外の雇用者に対する特定のサービスを受けられない罰の
適用は、政府、州政府、或いは県/市の政府機関の特定公共サービスユニットが行う。
第 60 条
(1) 第 59 条(4)項に規定の国政機関以外の雇用者に対する特定の公共サービスが受けられ
ない罰に含まれるのは:
a. 事業関連許可
b. プロジェクトの入札への参加に必要な許可
c. 外国人労働者雇用許可
d. 人材派遣会社許可、或いは
e. 建設許可(IMB)
(2) 罰則の適用と取り消し手順、罰則の適用と取り消しのための調整メカニズムに関する
規定は大臣規程で定める。
第 10 章
労働監督
第 61 条
(1) 国政機関以外の雇用者に第 59 条(2)項に規定の行政罰が適用されたものの保険料及び
その他の義務の支払いに応じない場合、労働 BPJS は法規に基づき、政府、州政府及
び/或いは県/市政府の労働分野を管轄する機関の労働監督官に対し従わない旨を報告
する義務を負う。
(2) (1)項に規定の報告に基づき労働分野を管轄する機関の労働監督官は法規に基づき国
政機関以外の雇用者に対する検査を行う。
第 62 条
第 61 条に規定の報告に基づく以外に、労働分野を管轄する機関の労働監督官は法規に基づ
き第 59 条(1)項の規定に違反する国政機関以外の雇用者の検査を行うことも可能。
第 11 章
結びの規定
第 63 条
本政令は 2015 年 7 月 1 日に発効開始となる。
全ての人に知らしめるため、本政令をインドネシア共和国官報に記載する。
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。
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2015 年 6 月 30 日、ジャカルタにて制定
インドネシア共和国大統領
ジョコ・ウィドド
2015 年 6 月 30 日、ジャカルタにて法制化
法務人権大臣
ヤソナ・H・ラオリ
本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確
性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、
ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。