平成26年度学校評価の分析 1 教職員評価の結果からの考察 ● 平 均 点 は 3 以 上 で あ る が 「 や や 違 う 」「 ま っ た く 違 う 」 と 答 え た 項 目 1 5 % 以 上 の 評 価 が5項目あります。 (1)評価項目2は「児童生徒に対して的確な実態把握や専門家の助言等を受けて計画の根 拠 を 示 し た 取 組 を 行 っ て き た 」 と い う 項 目 で は 、「 や や 違 う 」「 違 う 」 と 評 価 し て い る職員が16%いることから、児童生徒の実態把握が客観的にとらえることが課題で あり指導の継続性が難しいと感じているととらえることができます。 しかし、昨年より9ポイント改善されています。 (2)評価項目9は「医療、福祉、労働、大学等の関係機関との連携を築き、情報・資源等 の 活 用 と 支 援 を 相 互 的 に 進 め た 」 と い う 項 目 で は 「 や や 違 う 」「 違 う 」 と 評 価 し て い る職員が18%いることから、関係機関と連携し相互に支援を行うことに課題がある ことうかがえます。 ( 3 ) 評 価 項 目 1 7 は 、「 授 業 記 録 を 取 り 、 客 観 的 な 評 価 を 行 い 保 護 者 説 明 や 引 き 継 ぎ 資 料 と し て 活 用 し た 。」 と い う 項 目 で は 、「 や や 違 う 」「 違 う 」 と 評 価 し て い る 職 員 が 1 5 %います。評価項目2の客観的な実態把握ができていないことから評価も客観的に行 うことができないということがうかがえます。そのことで客観的な評価記録や引き継 ぎ資料が作成されないと考えられます。 (4)評価項目18は「チームとしてお互いを認め合い、協同して教育活動を推進する」と い う 項 目 で は 、「 や や 違 う 」「 違 う 」 と 評 価 し て い る 職 員 が 1 7 % い る こ と か ら チ ー ムとして機能していないということが読み取れます。 (5)評価項目19は「個々の専門性を高め、キャリア向上に向けた研修を進めてきた」と い う 項 目 で は 、 1 6 % 「 や や 違 う 」「 違 う 」 と 評 価 し て い る 職 員 が い る こ と か ら 、 校 内研修のあり方、校外の研修への参加方法等に課題があることが読み取れます。 2 保護者評価の結果からの考察 ●保護者の回収率が55%と低めではありますが、全ての項目が平均点以上です。 し か し 、 1 5 % 以 上 の 「 や や 違 う 」「 違 う 」 と い う 評 価 し て い る 項 目 が 複 数 あ り ま す 。 (1)項目1、5は「子どもたちのニーズや主体性を大切にしながら専門的な知識で指導し ている」という項目です。 評価結果から全体的には、子どものことを思って取り組んでいるが、教員の意識と保 護者の思いに温度差があることがうかがわれます。 (2)項目14は「学校評価に対する」項目です。 評価項目がわかりづらい、評価の尺度が難しいなどの意見が多くあります。わかりや すい評価項目や評価の尺度などを明確にしていく必要があります。 (3)評価項目17,18は「教員間の連携に関すること」の項目であり、教員同士の連携 に課題を感じていることがうかがわれます。 3 総合的な考察と改善の方策 (1)教員間の連携について教員、保護者ともに課題を感じていることがうかがわれます。 ○チームとして教員同士が子どもについて話し合いができる環境設定であったり、話 の仕方等の研修が必要です。また、教員間、教員と保護者との日々のコミュニケー ションを取るようにし、保護者が話をしやすい環境に努めること、教員間はお互い を認め合い、お互いを尊重するなど、受け入れる姿勢を育てていくための環境作り と研修を行っていくことが必要であると考えています。 (2)教職員の専門性の向上については、特別支援教育実施からの課題となっており、本校 でも教職員の研修の在り方等を工夫していくことがさらに必要であると考えていま す。 ○ 関 係 機 関 、専 門 家 等 と の 連 携 を 図 り 、指 導 の 充 実 に 努 め て い き た い と 考 え て い ま す 。 ○教員一人一人の専門性の向上に向け、校内研修の工夫と校外で行われている研修会 等の参加の仕方を工夫していきたいと考えています。 (3)学校評価のあり方についての説明が足りないこと、評価項目がわかりづらいなどから 回収率も低いと考えられます。 ○学校経営方針の重点項目からの評価であることの説明とわかりやすい項目の設定を 検討していくことが必要であると考えています。 ○日々の活動について保護者へ伝える方法を検討していくことが必要と考えていま す。
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