社会・高1 世界史小論文 (高1の世界史で学んだ内容の中から自由にテーマを設定し、小論文を書き、小論文集を作成) 1 身につけたい力 歴史を読み解き、考える力と資料を正しく取り扱い、活用しながら調べ、小論文形式で発表する力。 2 評 価 基 準 ① 資料に基づきながら、正しく歴史的事実を調べられているか。 ② 文章構成がしっかりしている。 ③ 自分の考えや説・主張がはっきり書かれている。 ④ 資料の扱いが適切である。 3 ね ら い 授業という限られた時間だけでは、通史的な歴史しか学習できず、知ることのできる内容にも限度 がある。自らテーマを設定し、調べることで、歴史に対する興味・関心を深めてもらい、歴史の奥深 さを知り、歴史的思考力や理解力を身に付ける。そうすることで、歴史研究の基本を踏まえた研究を 発信できると考えた。 4 使用テキスト 教科書『詳説 世界史B』山川出版社、図説『歴史風景館 世界史のミュージアム』とうほう、各 自が使用した資料 5 授業等の実際 ① 小論文の書き方について学ぶ。 ② 内容とテーマについての説明。 ③ 小論文テーマ調査 ④ 小論文を書く。 冬休みの宿題として1600∼2000字程度の分量で小論文を書く(小論文は全てパソコンの Word を用いて作成する) 。 ⑤ 小論文はデータで提出(メールまたはフラッシュメモリなどを用いる) 。 ⑥ 提出後、添削を行い、添削後、確認と修正のためにデータをプリントアウトしたものを返却。 ⑦ 添削点を確認・修正したものを再回収。 ⑧ 再回収後、校正を行い、小論文集を作成し、全員に配布する。 6 ま と め ① 小論文集という形にすることで、作成した充実感を味わうことが出来、他の生徒の小論文を読む ことも出来た。 ② まだ、資料の活用と扱いが不十分である(すぐインターネットに頼る傾向がある) 。 ③ その一方で、ほとんどの生徒が、初めて資料の活用や取り扱いを留意しながら歴史の研究に取り 組んだという点は、今後、レポートや小論文の作成を経験する上でも意義のあることであった。 ④ 小論文の形になっていないものもあり、校正に時間がかかる。 ⑤ 数人ではあるが、完成させることが出来なかった生徒がいた。 (片岡 鉄平)
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