平成27年度 ワークショップタイトル・要旨 一覧

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平成27年度 ワークショップタイトル・要旨 一覧
別
紙
※特に記載のあるもの以外、小・中・高校 全学年を対象としています。
※ワークショップ主旨は変更になる場合があります。
テーマ
ワークショップタイトル
平等な命
~僕と君はなにがちがうの~
紛争という敵
~異文化理解は武器となるか~
※高校生対象
担当大学名
ワークショップ主旨
世界には様々な争い事があり、多くの命が奪われている。
では、日本に住む私たちにとって、それらの争いと繋がりがあるとした
新潟国際情報大学 ら、どのようなものがあるのだろうか。
このワークショップでは、現在起こっている紛争地帯の具体例を挙げ
ながら、命の価値とは何かを参加者と共に考えていきたい。
異文化理解って何だろう。仮に集団同士が紛争状態の場合、異文化
理解は役に立つのだろうか。紛争状態が解決しないのは文化の違いだ
けではなく、もっと別の複合的問題もある。それらを踏まえて、具体的な
新潟国際情報大学
事例を基にしたワークを行いながら、異文化理解の必要性を考えたい。
このワークショップを通して、これからの自分の行動や考えに疑いを持
つきっかけを提供したい。
①世界の現実
情報七変化
~ところ変われば見方も変わる~
水からはじまる平和のおはなし
あなたの知らない“あたりまえ”
~差別ってなんだろう?~
敬和学園大学
私たちが受け取っている情報は、必ずしも客観的で正確であるとは限
らない。情報は、社会的なあらゆる影響を受けて屈折している。情報を
発信する人、受信する人によってさまざまな見方、受け取り方があるこ
とを疑似的なゲームを通して気づいてもらう。国際社会の情報の取り扱
いに触れ、情報を取捨選択することの重要性を考えていく。その際、海
外の報道の仕方を紹介したり、比較したりなど、具体的な事例をあげ
る。
新潟県立大学
終戦 70 年目という大きな節目にあたる今年、本ワークショップでは
「平和」をテーマとする。 そこで、抽象的でとらえにくい平和を、私たちの
身近にある「水」を切り口として考えていく。その中でも「水紛争」を具体
例として用い、シミュレーション等の体験を通して身近に存在する 「水」
と「平和」に関連があるということを理解してもらう。このような活動を通
して、参加者に身近な所から改めて平和について考えるきっかけの場
を提供する。
お母さんが家事をするのはあたりまえですか?お父さんが仕事に行く
のはあたりまえですか?ちょっと考えてみませんか?お父さんが家事を
するのは?お母さんが仕事に行くのは?変ですか?
これは1つの事例である。化粧しスカートをはく男性、気を遣われるの
新潟国際情報大学
が嫌いな障がい者、日本語が話せない日本人、「ミドルネーム」を持つ
日本人、低賃金で働く外国人…。
このワークショップでは、身の周りにある無意識に目を向けて、自分た
ちが“あたりまえ”だと思っていることに着目する。
皆さんはものを買うとき、何を基準に買っているだろう。生産地や先進
国のイメージを重視して先進国のものを選んでいないだろうか?
このワークショップでは、私たちが日常生活を送る中で使っている製
やってみよう“逆再生”
新潟国際情報大学
品の生産過程をさかのぼることで、国際的な格差、構造的暴力等の、
~見えない不平等のシステムを探る~
低賃金労働を引き起こしているシステムに迫る。それらを通して、参加
者とともにその問題に対してどう行動するかを考えていく。
②世界の
不平等
日常生活の中にある暴力のカタチ
~Invisible Bloody Hands~
※中学・高校生対象
※英語ワークショップ対応
(英語・日本語の割合は応相談。
全編日本語も可能。)
学校に行きたい!
~貧困と世界の子どもたち~
私たちが普段何気なく買い使っているものは、一体誰が作っているの
だろう。私たちの生活はもしかすると、同じ世界なのに恵まれない環境
で働いている人を苦しめ、それを維持させているのかもしれない。
新潟国際情報大学 このワークショップでは私たちの生活から、このような目に見えない暴
力と私たちがどのように関わっているのかを見つめなおし、そしてそれ
らの暴力に対してどのように向き合っていくのかを参加者と共に考えて
いきたい。ワークショップ後も考え続けてもらうことを目指す。
敬和学園大学
現在、日本では当たり前のように学校に行っているが、世界にはい
まだ学校に行けない子どもたちがいる。世界の学校に行けない子ども
たちを取り上げることによって、この問題は児童労働や衛生環境の悪さ
など様々なことが原因となっていることを知ってもらう。学校に行けない
ことによって生じる問題を理解し、派生する問題を通して、その後にど
のような影響があるのか気づいてもらう。さらに、学校に行けない子ど
もたちの現状を疑似体験し、学校へ行けないとどうなるのかについて考
え、途上国の教育環境の改善を図ることの重要性を理解してもらう。
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虹色(レインボー)文化
~あなたの文化はどんな色?~
クールジャパンって何だ?
~海外から日本を見つめなおす~
“違い”の先にあるもの
~当たり前って何だろう?~
日本にも世界にも多くの文化が存在する。文化の違いによる衝突は
なぜ起きてしまうのか?本ワークショップでは、①世界の文化を取り
扱ったTV番組に着目することでステレオタイプに気づき、さらに②その
衝突によって起こる問題を「自分は自分、相手は相手」と切り離して考
新潟国際情報大学
えるのではなく、互いの立場を再考し、多様性を認め合うことで、問題
解決の可能性について探る。そして参加者と一緒に、それぞれが持つ
文化観を多角的に考えていく。
※学年によって①と②の比重が変わります。
敬和学園大学
私たちの日常の一部が、実は世界で高い評価を受け注目されてい
る。私たちにとっては当たり前の文化が他国には当たり前ではないとい
うことを、クールジャパンを例に海外の視点から日本の文化を見つめな
おしてもらう。日本の文化がなぜ世界から注目されているのかを、日本
の良さを再認識しつつ、異文化を理解することを目標にする。私たち日
本人には定着している身近なことが、実はとても素晴らしいものである
ということを知り、世界に発信してほしい。
新潟県立大学
世界には様々な考え方の違いが存在し、それらの背景は国や地域の
文化的要素が関係している場合がある。本ワークショップでは、この事
を異文化としてとらえ、私たち個人が日常的に行う行為と世界で行われ
ている行為との違いを観察して、異文化理解を図る。また、異文化を考
えるにあたり、仲間と共に体と頭を動かして実際に体験しながら理解を
深めていく。そして、違いを認識する姿勢の重要性を知り、「違い」とど
のように向き合うことができるか、アイデアを引き出していく。
③異文化理解
このワークショップでは「褒めること」について扱う。例えばアメリカで
は日常から “Good job.”“Thank you.” のように口に出して褒めたり、
感謝を伝えたりする光景を多く見かける。一方、日本では口に出して身
近な人を褒めたり感謝を伝えたりする機会が比較的少ないように思わ
れる。このような身近な人に対しての褒め方や感謝の気持ちの伝え方
の文化的背景による違いについて考える。褒める、感謝を伝えることで
どんな効果があるかを知り、自分と身の周りの人の良いところに気づく
ことを目的とする。
身近なところから「ありがとう」
Thanks are just next to you
※英語ワークショップ対応
(英語・日本語の割合は応相談。
全編日本語も可能。)
新潟県立大学
In this workshop, we will think about the importance of “praise”. For
example, in America, people express their appreciation and praise with
phrases such as “Good job” or “Thank you”. On the other hand,
Japanese people praise or show their appreciation to parents or
friends in different ways. We will think about differences in the way of
praising and expressing appreciation in the view of cultural
background.
This workshop has two goals. One is understanding effects of praising
and expressing thanks. The other is realizing our own good points and
those of people around us by praising them.
以下の上越教育大学のワークショップは、原則次のとおりとなります。ご了承ください。
派遣期間:平成27年9月7日(月)~9月30日(水)の平日および10月~平成28年2月の毎週水曜日午後(各学校のご相談に応じます)
派遣地域:上越地域周辺(上越市、妙高市、糸魚川市、柏崎市)
テーマ
ワークショップタイトル
No more 食べ残し
①世界の現実
水から見える世界
私たちの生活と地球温暖化
異文化理解の学習で各国のいいぶん
③異文化理解 かを知ろう!―和食を食べるアメリカ
人、お風呂に入るドイツ人―
担当大学名
ワークショップ主旨
上越教育大学
日本の食べ残し事情を通して、世界の食糧事情や飢餓問題のような
世界の食の「現実」を明らかにする。私たちのよく口にする食材の産地
の事情といった内容を学ぶことで食べ物の大切さを感じてもらう。また、
食べ残しという観点からゴミ問題にも発展させ、子供たちに自分たちの
豊かな生活に気づいてもらう。そして、この先自分たちが生活していく
上で、どのような行動を取っていくと良いかを考えさせる。
上越教育大学
私達が普段使用している「水」。それを媒体として「世界の現実」と「児
童労働」の実態を明らかにしていく。導入部分では私達が普段何気なく
使用している水の量などに触れながら、最終的には日本と発展途上国
の水に関する認識の違いを明らかにし、水瓶を実際に持つなどの体験
を通して児童労働について考えていく。このように日本の子どもと発展
途上国の子どもとの差異を認識し、つながりを発見し、世界と向き合っ
ていけるような児童・生徒の育成をねらいとする。
上越教育大学
大量のモノにあふれ、便利になっている私たちの生活。そのような生
活の一方で、進んでいく地球温暖化。私たちの生活と地球温暖化という
大きな問題はどのようにつながっているのだろうか。このワークショップ
では、地球温暖化から起こる様々な環境問題を通して、地球温暖化と
自分の生活とのつながりを見つけ、一見「豊か」で「便利」に見える暮ら
しの裏に潜む問題について考え、持続可能な社会を形成していくため
の行動につなげていきたい。
上越教育大学
身近な生活習慣から日本と海外の違いを見つけ理解しあう。近年、
「社会のグローバル化」が急速に進んでおり、かつてはバラバラだった
文化も他国の文化を取り入れあうことにより世界の文化が身近になっ
ている。児童・生徒にはどの文化が良い、悪いではなく、あらゆる文化
を柔軟に受け入れる視点を養ってもらいたい。そこで文化の共通点や
違いを学ぶ学習を通して海外に興味をもってもらい、少しでも他国の人
と関わるための積極性と柔軟性を身につけてもらいたい。