34. 連続関数・不連続関数

第2章 「極限」
34. 連続関数・不連続関数
hm3-2-34
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関数の連続性( 点連続の概念 )
関数
の定義域に属する
の値
において
が成り立つとき,より詳しくいえば,
が成り立つとき,
は
で連続 であると
いう.また,関数
が,
で連続でないとき,
は
で不連続 であるという
は,
が点 の片側だけで定義される場合に
における連続性は片側の極限だけを考える
III 06901
片側連続の例
は,
で
連続 右方連続 である.
y
x
O
は,
で連続である.
では左方連続,
では右方連続
y
−1
O
1
1 x
III 06902
区間 と 区間の記号
実数
,
に対して,実数の集合
などを 区間
という
また次のように,無限に延びたものも,区間と考える.
,
実数全体の集合
は
と表される.
集合の記号を省略して,たとえば,区間
を,単に「 区間
」と表現することもある.
また,区間
を 開区間 ,区間
を 閉区間 という.
III 06903
連続関数と不連続関数
関数
が区間 のすべての の値で連続である
とき,
は 区間 で連続 であるという.
関数
が定義域全体で連続であるとき,
は
連続関数 であるという.
,
,
, は連続関数.
例
例
y
のとき
のとき
のとき
で定義される関数は,区間
で連続であるが,
区間
ので連続関数ではない
1
,
O
x
で不連続である
III 06904
連続関数の基本法則
定理
関数
,
るとき,関数
,
,
は,いずれも区間
である.
また,
がある区間
が
でともに連続であ
,
で連続である.ただし, は定数
でない点では,関数
も連
続である.
III 07001