術前経口補水療法についての説明術前経口補水療法とは ● 手術前の精神的不安に加え、術前の絶飲食は喉の渇きと空腹感を助長し、大きなストレスとなります。 ● 最近の研究によって、術前の絶飲食期間を短縮することで、術後の回復力の向上に効果があることが立証されました。 ● 術前の絶飲食をなくし経口補水液を摂取することで、術前の点滴が不要になります。術前点滴による医療事故のリスクもなくなるため、医療安全上のメリットも大きいと言われています。飲食制限の方法 ● 固形物に関して・手術前日夕食まで病院から食事（常食）がでます。・前日２１時に下剤を内服していただいた後は、固形物の摂取はできません。 ● 飲水に関して・当院では経口補水液としてアイソカル®アルジネードウォーター125ｍｌを採用しています。・術前の点滴は施行せず、手術室に到着してから点滴ルートを確保します。手術前日・手術前日 19:00～21:00 までの間に２本摂取していただきます。手術当日術前・手術当日は手術開始時間に応じて摂取時間と摂取量が異なります。午前手術の場合 6:00～6:30 までの間に２本または 8:00～8:30 までの間に２本午後手術の場合 6:00～6:30 までの間に２本かつ 11:00～11:30 までの間に２本（上記例は適宜変更することがありますので、入院後にご説明します）・手術当日は上記のアルジネードウォーター以外に手術の約２時間前まで以下の範囲内で自由に水分摂取をしていただきます。術前約２時間前まで摂取可能な水分の種類 [clear fluid] 水、お茶、コーヒー＆紅茶（ただしミルクや糖質を含まないもの）手術当日術後・麻酔が覚醒し吐き気など問題なければ、術後４時間から飲水を開始します。年説明医師月日説明対象者同席者