腹腔鏡下手術パス(PDFファイル 0.25MB)

【 入院診療計画書 】
様
診療科:婦人科
月 日
6月14日
経過
入院日~手術前日
6月15日
手術当日(手術前)
●安全に手術に臨める。
6月16日
手術当日(手術後)
●辛いことや痛いことを看護師に伝えられる。
術後1日目
●辛いことや痛いことを看護師に伝えられる。
●入院治療を受ける準備ができる。
●術後の安静が保てる。
●回診後に歩行ができる。
<入院時>
●午後からの手術の場合は、朝9
時より点滴を開始します。
●身長と体重を測 ります。
●お名前の確認のため、ネームバンドを装着して頂きます。●朝、内服する薬がある場合は看
●ご家庭で内服しているお薬の確認をする場合がありま 護師が説明します。
す。外来で入院時に持参するように言われた薬を見せて
ください。
●手術予定時間は
●薬剤師や看護師が入院中の薬や点滴内容の説明をし
: 頃
ます。
●お部屋に戻ってからしばらくの間酸素マスクをつけ
ます。
●点滴は翌日まで継続します。夜中も看護師が巡回
して点滴を継続します。
●鎮痛剤を持続的に入れるチューブが背中に入り
ます。
●痛みが強い時は、坐薬や注射を使います。看護
師をお呼びください。
●朝から点滴(500ml)が2本あります。
(点滴は術後1日目までの予定です)
●手術の目的を理解できる。
達成目標
<腹腔鏡手術で入院なさる
様
説明者 : 主治医 説明日 :6月14日
主 治 医 : 病 名 : 卵巣嚢腫
病棟看護師長 :
症 状 :
治療・薬剤 ●血液を固まりにくくする薬( )は
(点滴・内 / から中止してください。中止していないと手術が
服)処置 予定どおり行えなくなります。手術後医師の指示があるま ●手術室に入室するときは、
で内服はしません。
<手術前日>
●おへその掃除をします。
●15時下剤を内服します。
●20時排便を促す坐薬を使用します
入れ歯、コンタクトレンズ、アクセ
サリー等の身に付けているもの
は、全て外します。
へ>
推定される入院期間: 入院日~手術後5日間
6月17日 ~
術後2日目~退院前日
6月20日
退院予定日
●辛いことや痛いことを看護師に伝えられる。
●術後5日間以内に退院できる。
●痛みが最小限となり、身の回りのことが自分で出来るようになる。 ●退院後の留意点が理解できる。
●排便があり、お腹の張った感じがなくなる。
●肺動脈塞栓症の合併がなく退院できる。
●2日目以降は点滴はない予定です
●排便がない時、坐薬か浣腸で排便を促します。
(整腸剤を希望される方は申し出てください。)
●退院予定日の1~3日前に退院診察があります。
●足の器械・心電図のモニターをはずします。
●元の部屋に戻ります。
(婦人科の外来で行います。お声を掛けますので病棟でお待ちく
●創には防水のテープを貼ります。
●腹部にドレーンが入っている場合は、問題がなければ ださい。)
回診で抜きます。
●心電図モニターをつけます。
●手術翌日からは、少しずつ散歩をしてみましょう。
●手術により、腹部にドレーンが入ります。
●血栓予防のため、足に加圧する機械をつけます。
●手術中は院内でお待ち下さい。
(※化粧はしないでください)
坐薬使用後、反応便の有無を確認します。
●祝祭日、日曜日を除き、朝8時30分から回診がありますのでベッドでお待ちください。
検査
●活動の制限はありません。
活動・安静度
●特別な栄養管理の必要性 □有 □無
食事
●朝血液検査があります。
●手術室に向かうまでは制限はあ ●帰室後安静です。3時間後に看護師の介助により ●朝の回診後、受け持ち看護師と歩きます。
向きを変えます。その後は、痛みにより自分で横を
りません。
歩行後、尿の管を抜きます。
向いたりしても大丈夫です。
ただし、ベッドから離れる時は点
滴台を押していくことを忘れない ●術後は翌日の回診時までベッドから降りないで下
さい。
で下さい。
●水分・食事は摂れません。
●手術後1日目の朝から水分が飲めます。
●血液検査があります(手術後3日目)
●活動の制限はありません。
(階段の利用は1週間は控えてください。)
●手術後2日目の朝から普通食に戻ります。
昼から全粥食が開始となります。
●手術後はうがいが出来ます。希望があれば看護師 ●体を拭いて着替えます。トイレのウォシュレットで陰部を ●2日目以降で、創部がすべて防水のテープで覆われればシャワー浴ができます。
清潔
が介助しますので声をかけてください。
洗浄して下さい。
●尿管が抜けて、初めての尿が出た時は看護師にお知
●手術室に向かうまでは制限はあ
●尿は管の中を自然に流れて袋にたまっています。 らせ下さい。その後は普段の通り排泄をして下さい。
排泄
りません。
●主治医より手術の説明があります。
●手術には、ご家族の来院をお ●排便はベッド上となりますので、看護師が介助しま ●もしも排尿の出る量が少なかったり、尿意があるけれど
(説明は御家族も同席して下さい。)
願いします。手術開始予定時刻 す。(朝、浣腸しているので、この日便が出ることはほ 尿が思うように出ない場合は看護師に伝えて下さい。
●入院生活について看護師より説明があります。
の30分~1時間前までにはおい とんどありません。)
でください。
(入院予定・入院中の日課・注意事項など)
●退院日が決定したら退院日の前日(退院が月曜日の ●正式な入院費が計算された時点でお
●手術終了直後に手術室前で切除した組織をご家
声をおかけしますので、それまではお部
場合は土曜日)に入院費の概算をお知らせします。
●手術中ご家族へPHSを貸出し 族の方にお見せします。家族控え室より呼ばれまし
●手術前日に麻酔科医師が診察に来ます。
屋でお待ちください。
たら手術室前でお待ち下さい。
ます。院内での待機をお願い致し
患者様及び 手術時の麻酔に関し質問や不安なことがある場合は質問
●退院前日には退院後の注意事項を看護師が説明しま
ます。
ご家族への してください。
●1階の会計にてお支払いが終了しまし
す。退院指導計画書もご参照ください。
説明
たら、再度病棟にお戻りください。診察券
●切除したの組織検査の結果は入院中にわかれば説明
などをお渡しします。
●手術に必要な書類・物品(手術同意書、麻酔問診表、 ●貴重品は必ずご家族に預けて
します。退院時に結果がわからない場合は次回の外来
ください。
和式寝巻1組、バスタオル1枚、T字帯1枚、ナプキン1
受診時にお話します。
枚、ゆるめの靴下1足)を用意してきてください。なお、基
本的な入院に必要な物品は入院案内をご参照ください。
●手術前日の夕食まで食事が食べられます。
●手術日の0時以降は飲んだり食べたりできません。
●手術前日はおへその掃除をして、入浴します。
●爪を切って下さい。
●制限はありません。トイレに行けます。
●うがい・歯みがきはできます。
●入院生活や手術に対して不安が最小限となるように努めます。 ●決められた時間に手術を受けら ●手術後、異常の早期発見が出来るように観察をします。
●肺動脈塞栓症防止・腸蠕動の促進のため、早期離床 ●退院後の生活への不安を最小限に出来るよう努めます。
・入院オリエンテーションの実施(病棟看護師)・手術オ れるように援助します。
・血圧・体温・心電図モニター・腹部・呼吸状態の観 を促していきます。
リエンテーションの実施(病棟看護師・手術室看護師)を ・最終排尿時間の説明 ・更衣 察や、静脈血酸素飽和濃度の観察 ・点滴や管の管 ・朝より少しずつベットアップをして歩行出来るようにして ●排便のコントロールが出来るよう指導と内服与薬をします。
行います。
の介助・説明 ・貴重品の管理に 理を行っていきます。
●退院後の留意点を説明していきます。
いきます。
・手術の説明(主治医) ・麻酔の説明(麻酔科医師)が ついての説明 ・手術中のご家族 ●痛みが最小限となるように努めます。
●管や輸液の管理(自然抜去の防止)をします。
の待機場所の説明をしていきま
あります。
・鎮痛剤の適宜投与(患者さんと相談をして使用して
・お腹の管や点滴ラインへの注意点を指導します。
す。
・入院中転倒事故の防止について説明します。(病棟看
●創痛の緩和をはかっていきます。
いきます。)
護師)
●なお、術後翌日はパジャマに着替えられます。
その他
本人署名:
同席者またはご家族署名:
続柄
(公財)東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科 2013.04改訂