盛岡グランドホテル調理部中国料理長名和弘志婚礼、宴会料理の中華部門で腕を振るう名和さん。和食と洋食の技法も取り入れ、本格的ながらも斬新なアイディアが光る中華料理を提案しています。ホテルの味を食卓でプロが教えるワザありお手軽レシピ「鶏丁」とは角切りにした鶏肉のこと。薄く衣をつけることで旨味を閉じこめた鶏肉と、カシューナッツの食感が味わえるレシピです。カシューナッツの代わりにピーナッツでもOK。また、生姜だけではなくにんにくを入れると違った味わいに。コンポチーティン宮保鶏丁(鶏肉カシューナッツの甘酢炒め) 材料(4人分) ●鶏もも肉………………… 200g ［鶏肉下味用調味料］ ●カシューナッツ…………… 100g ●塩、醤油、酒、胡椒………各少々 ●長ネギ……………………… 1本 ●根生姜…………………… 1かけ［合わせ調味料］ ●ピーマン(パプリカでも可) …1個 ●醤油……………………大さじ2 ●赤唐辛子…………………… 3本 ●砂糖………………大さじ1と1/3 ●卵………………………… 1/2個 ●酢…………………大さじ1と1/3 ●片栗粉……………大さじ2と1/2 ●酒………………………大さじ1 ●サラダ油……………………適量 ●水溶き片栗粉…………小さじ1/2 ●ごま油………………………少々 ●鶏ガラスープ（水でも可）…大さじ1 作り方 1 2 鶏もも肉は身のほうを包丁で軽く叩いて筋切りをし、1.5cm角に切ったら下味用の調味料と卵を加えよく混ぜる。さらに片栗粉大さじ2と1/2を加えて混ぜた後に、サラダ油大さじ1と1/2を加える。長ネギを1cm程度の小口切り、根生姜を1cm角の薄切り(7∼8枚)、ピーマンを1.5cm角に切る。 3 4 5 鍋(またはフライパン)をよく温めて一度サラダ油をなじませたら、再びサラダ油大さじ4を入れて鶏肉をほぐしながら炒める。鶏肉に火が通ったら一度鍋から取り出す。 6 5 の残った油に3 の赤唐辛子を入赤唐辛子は種を除き、輪切りにする。ボウルに合わせ調味料の材料をすべて入れて混ぜ合わせておく。 8 赤唐辛子を炒めて辛味と色を油に移して「宮保」とは、料理法のひとつ。唐辛子を多めの油で炒めて香りと辛さを油に移し、醤油や砂糖で味付けをしながら強火で炒めることを指します。今回のレシピもまさにその部分が美味しさのポイント。赤唐辛子が赤黒くなって油にほんのり赤い色が移るまでしっかりと炒めましょう。れ、赤黒くなるまで炒める。 7 Point 油に赤唐辛子の色が移ったら、 5 の鶏肉を鍋に戻してピーマン、ネギ、生姜を加える。ピーマンとねぎに火が通ったら合わせ調味料を上からかけ、とろみが付いたらカシューナッツを加えて合わせる。仕上げにごま油を少々加える。盛岡グランドホテル ∼盛岡を一望できる岩手の迎賓館的ホテル∼ 「天空のチャペル」に象徴される上質なウエディングは、岩手県内最多の挙式実績を誇り、長い歴史と伝統に培われた、行き届いたサービスや料理には定評がある。住盛岡市愛宕下１-10 ☎019-625-2111