のための 製品設計者 - しまね産業振興財団

8/4(木) 開催
第4回 設計開発型ものづくり支援コース
製品設計者
のための
日常生活で「プラスチック」が使われていないモノを見つけることが困難なほどに、「プラスチック」は我々の生活の中に
浸透しています。スマートフォンなど携帯通信機器の目まぐるしく進化している製品にもプラスチックは使われています。
小型化、薄型化、軽量化、省電力化、機能・性能の高度化、低コスト化などは、当然これから開発設計される製品にも
要求される要素となります。製品設計者はこれらの市場要求に応えるために、製品要件を整理して製品設計や部品設計
に当らなければなりません。
しかし、材料だけ、金型だけ、成形加工だけの断片的な偏った知識では良い成形品設計はできません。良い成形品設
計には、プラスチック材料特性、金型構造および成形加工の留意点を良く把握し、設計全体のバランスを図ることが重要
です。
本講座では、製品設計者や成形技術者に必要な材料、金型および成形加工の知識を学びます。金型構造と製品設計
との関係、成形不良を起こさないための成形品設計留意点を知ることにより、生産性向上やスムースな量産立ち上げ、
製品品質の向上へとつながります。 当日はいろいろなプラスチック成形品サンプルを持参します。図や写真だけではわ
かりにくいものも、実際に見て触っていただくことにより理解が深まるものと思います。
また、国際プラスチック博覧会(NPE2015 3月23日-27日 USフロリダ開催)視察報告をいたします。先端技術動向の参
考になるものと思います。
セミナー開催概要
<<<予定内容です>>>
1.プラスチックのものづくり
5.成形不良の発生原因と対策
1.1 製品設計を取り巻く環境
5.1 バリ
1.2 成形システムと代表的な成形法
5.2 シルバーストリーク
1.3 課題解決型のものづくり
5.3 白化、クラック
5.4 ウェルドライン
2.プラスチック材料
5.5 ヒケ、ボイド
2.1 プラスチックとは何か?
5.6 そり変形
2.2 プラスチック材料の性質
5.7 ショートショット
2.3 プラスチック材料の種類
5.8 寸法精度
2.4 プラスチック材料の選定
5.9 こすれ
5.10 ガス焼け
3.プラスチック成形金型と成形加工
3.1 射出成形金型の構造
6.海外視察報告
3.2 射出成形金型の機能
国際プラスチック博覧会:NPE2015
3.3 成形加工
(in オーランド フロリダ US)
日時: 2015/8/4(火) 10:15-16:45
会場:テクノアークしまね 中会議室
松江市北陵町1番地 TEL 0852-60-5112
松江駅からバスで約15分
参加費:3,000円
お支払方法は、連絡者あてに後日連絡いたします
定員:25名(先着順)
ただし、県内受講者優先です。
(受講の決定は、お申込書に記載の連絡者
あて通知をいたします。)
申込方法:裏面の申込書に記載のうえFAX、または、
Eメールにてお申し込みください。
申込締切:7月28日(火)
主催:(公財)しまね産業振興財団
協力機関:島根県産業技術センター
4.プラスチック成形品設計
4.1 プラスチック材料・金型・成形
加工の技術を総合して設計する
4.2 機能形状設計における留意点
※さらに詳細なプログラムは下記URLをご参照ください。
http://www.joho-shimane.or.jp/docs/2015060200015/
対象者: 新入社員、設計、開発、生産技術、製造、品質管理
副読本として、講師著書の
新人製品設計者と学ぶ プラスチック金型の基礎 (日刊工業新聞社) を使用します。
※本書は参加費に含まれています。
講師:伊藤英樹先生
伊藤英樹技術士事務所所長。技術士(応用理学部門)。
[略歴] 1982年福岡県立東筑高等学校卒業。1986年東京理科大学理学部物理学科卒業。アルプス電気(株)入社。製
品開発部勤務、パソコン・携帯電話および車関連分野におけるヒューマン・インターフェース製品の企画・開発・設計・
量産に従事。2009年伊藤英樹技術士事務所設立。現在、すみだ中小企業センター技術相談員、(社)日本技術士会会
員、型技術協会会員、品質工学会会員、(社)プラスチック成形加工学会会員、(社)プラスチック工業技術研究会会員
[著書]「新人製品設計者と学ぶプラスチック金型の基礎」日刊工業新聞社