と 集じん技術の - しまね産業振興財団

8/20(木) 開催
第5回 設計開発型ものづくり支援コース
集じん技術の
と
集じんは、有用粒子状物質を回収する技術として発達してきましたが、それにとどまらず、大気汚染防止装置、IT製品
製造工程や病院手術室で必要となる高清浄空間の創成装置など、多方面で活用されている微小粒子の分離技術として
も重要な操作です。
集じんは、ガス中に浮遊する“粒子(ダスト)”を捕集体に付着・分離する操作なので、粒子を何らかの方法で捕集体へ
移動(運動)させることが出来れば、粒子を除去することができます。しかし、集じんでは、ダストはもとより、粒子を取り巻
く同伴ガスの物理的・化学的特性は、対象となるプロセスなどにより、千差万別なので、同一のダストでも、最も適切な捕
集方法も異なることがある。つまり、対象ダストによって、用いるべき集じん装置・運転形態も当然、異なる可能性があり
ます。
集じん技術は、影響因子が多く、経験にたよる経験学の側面もあるが、このようなとき、集じん技術の成り立ち、考え方
を理解していなければ、装置の選択や設計はもちろん、装置の適切な運転もおぼつかなくなります。
そこで本セミナーでは、集じん技術開発に携わる技術者に加えて、集じん装置を利用する幅広いユーザーにも理解し
やすくなるよう、集じんの原理、その考え方、技術の実際を、系統的かつ平易に説明します。
セミナー開催概要
<<<予定内容です>>>
対象者:
設計、開発、生産技術、製造
1.集じん技術の基礎
(1).気体中分散微粒子の運動
(2).粒子の分離のメカニズム
2.集じん装置の評価法(集じん率、圧力損失)
3.集じん装置の分類と選定
(1).集じん装置の種類と分類(流通形式 障害物形式 隔壁形式)
(2).集じん装置選定の考え方
4.各種集じん装置の原理と性能
(1).流通形式集じん装置
(2).重力集じん装置
(3).遠心力集じん装置
(4).電気集じん装置
(5).障害物形式集じん装置
(6).慣性力集じん装置
(7).エアフィルタ
(8).湿式集じん装置
(9).隔壁形式集じん装置(バグフィルタ)
5.集じん技術の新展開と応用
(1).ナノ粒子の分離技術
(2).集じん技術の多機能化
(3).多機能化技術の展望
(4).高温集塵技術
日時: 2015/8/20(木) 10:15-17:00
会場:テクノアークしまね 大会議室
松江市北陵町1番地 TEL 0852-60-5112
松江駅からバスで約15分
参加費:2,000円
お支払方法は、連絡者あてに後日連絡いたします
定員:50名(先着順)
ただし、県内受講者優先です。
(受講の決定は、お申込書に記載の連絡者
あて通知をいたします。)
申込方法:裏面の申込書に記載のうえFAX、または、
Eメールにてお申し込みください。
申込締切:8月11日(火)
主催:(公財)しまね産業振興財団
協力機関:島根県産業技術センター
島根県鋳造関連産業振興協議会
6.バグフィルター関連国際規格の現状
副読本として、講師著書の
はじめての集じん技術 -基礎から応用まで※本書は参加費に含まれています。
(日刊工業新聞社)を使用します。
講師:金岡 千嘉男先生
金沢大学 名誉教授 石川工業高等専門学校 名誉教授。
[略歴] 1971年京都大学 工学研究科 化学工学。
1971-2004 金沢大学、助手、講師、助教授を経て教授。
2004-2011 石川工業高等専門学校長
その間、下記委員歴。化学工学会 英文誌編集委員,海外交流委員,代議員。粉体工学会 副会長、英文誌編集委員,
理事。エアロゾル学会 理事,副会長,海外交流委員長、理事。日本粉体工業技術協会 理事、ISO/TC24国内対策委員
長、集塵分科会コーディネーター
[著書]「はじめての集じん技術 -基礎から応用まで- 」日刊工業新聞社