菅原 航平

教 育 研 究 業 績 書
平成
氏名
研究分野
発達支援・心理学
27 年 6 月 30 日
菅原 航平
研究内容のキーワード
発達障害、障害児保育、保護者支援、保育者支援、睡眠
教育上の能力に関する事項
事
項
1. 教育方法の実践例
(1)障害児保育
年 月 日
概
要
平成 27 年 4 月
~至る現在
グループで調査を行い資料をまとめての発表
やワールドカフェ方式でのグループディスカ
ッション、心理検査の体験などアクティブラ
ーニングの要素を重視しての講義を行ってい
る
(2)子どもの支援Ⅰ(基礎・実習) 平成 25 年 4 月
~至る現在
オリエンテーションの充実や実習レポートに
コメントを付しての返却、個別相談への対応
等学生が主体的に学習ができるように工夫を
行っている。また、適宜学習成果を測定する
ようしており、ルーブリックや客観的な知識
確認テスト、評価アンケートなどを作成・実
施して、その結果を踏まえた成果の可視化や
教育改善を行っている。
2. 作成した教科書、教材
(1)子ども発達支援士養成プログ 平成 25 年 4 月 履修の手引き・ガイドの作成を連携大学の教
ラム履修の手引き・履修ガイ ~至る現在
職員と協働で行った。この手引き・ガイドは、
ド
子ども発達支援士養成プログラム受講者に配
布されるもので、実習ノートなどが含まれる。
この実習ノートには自己評価の項目等があ
り、その結果は実習の見直しなどにも活用さ
れている。
(2)子ども発達支援士履修カルテ 平成 25 年 4 月 履修カルテシステムの作成を連携大学の教職
システム
~至る現在
員と協働で行った。自己評価を行うための共
通評価観点の構成やシステムの仕様書の作
成、制作業者との打ち合わせなどシステム開
発全般を担当した。このシステムを活用する
ことにより、学生が関連科目での学修や実習
への参加状況などを自己管理することが可能
となっている。また、自己評価等のデータを
集計・出力することが可能なシステムとなっ
ていることから、成果の可視化やIR活動、
教育の質保証への活用も可能となっている。
3.
教育上の能力に関する大学等
の評価
(1)子どもの支援Ⅰ(基礎・実習) 平成 25 年 4 月 実習指導や実習先との調整を担当したこの科
における学生・卒業生からの ~至る現在
目の、授業評価アンケートの結果では、支援
評価
実習に関する満足度などは高く、就職した卒
業生から「勉強になったので、既定の30時
間よりももっと長い時間の実習を行いたかっ
た。
」というような感想も聞かれた。
4. 実務の経験を有する者につい
ての特記事項
5.
その他
職務上の実績に関する事項
事
1. 資格、免許
(1)臨床心理士
項
年 月 日
2.
特許等
3.
実務の経験を有する者につい
ての特記事項
4. その他
(1)佐賀県臨床心理士会理事
概
要
平成 24 年 4 月
臨床心理士資格認定協会認定
平成 27 年 4 月
~至る現在
事業広報部会(研修担当)
研究業績等に関する事項
著書、学術論文等
単著、共著
発行又は発表の
発行所、
発表雑誌等又は
の名称
の別
年月
発表学会等の名称
(著書)
概
要
(学術論文)
1 継続可能で 共著
効果的な構造
化の手続き―
広汎性発達障
害時の母子並
行面接事例か
らの検討―
平成 25 年 3 西九州大学短期大 PDD の 5 歳男児を対象に効果的
月
学部紀要 第43 な構造化を行うための手続を検
巻
討した。結果から、本人の認知的
特性と周囲の環境をしっかりと
アセスメントすること、できるだ
け本人の内適応にも配慮する事
が重要だと示唆された。また家庭
で継続するためには十分支援し
家族の負担感を軽減させること
が重要だということなどが示唆
された。
菅原航平,川邊浩史
2 入学前から 共著
卒業後までの
学生の学修行
動と生活態度
に関する考察
ー教学IRの
活用に向けて
ー
平成 26 年 3 西九州大学短期大 短期大学学生に対して、1年時と
月
学部紀要 第44 卒業時に行った学修行動等に関
巻
する調査の分析を行った。その結
果、専門分野への就職という明確
な目標を持って入学しているも
のの、自発的な学びの習慣を身に
付けずに入学する学生が一定数
いること等が明らかになった。
永田誠,平田孝治,川邊浩史,福
元健志,菅原航平,新川彰子
3 韓国の発達障 共著
害児支援ーネ
ットワークの
活用と支援の
専門性向上の
ための取組ー
平成 26 年 3 西九州大学短期大 韓国での発達障害児者支援につ
月
学部紀要 第44 いて、現地視察を行い、日本と同
巻
様に現場の対応力の不足や療育
環境の不足などの課題を抱えて
いることが明らかになった。これ
らの課題に対して韓国では、ネッ
トワークの中核になる総合福祉
館の設置や巡回相談の強化、管理
職研修などで対応していること
を報告した。
重松義成,川邊浩史,永田誠,青
木研作,赤坂久子,宮本絵美,菅
原航平
4 発達障害児に
対する療育支
援活動の実践
―保育者養成
機関としての
共著
平成 27 年 3 西九州大学短期大 大学間発達障害支援ネットワー
月
学部紀要 第45 クの事業の一部として学内を中
巻
心に行っている療育支援事業の
2年間の活動を記録し、設備や専
門性、園とのネットワークといっ
た保育者養成機関としての特色
を生かした役割を療育支援にお
いて果たすことを検討していく
必要性が示された。
特色を生かし
た支援に向け
て―
菅原航平,川邊浩史,赤坂久子,
馬場由美子,岩田智美
5 発達障害のあ
る子どもや保
護者の支援―
子どもと保護
者が集う、安心
して過ごせる
場の提供―
共著
平成 27 年 3 西九州大学短期大 発達障害を中心とした障害のあ
月
学部紀要 第45 る子どもと保護者を地域でどの
巻
ように支援していくことが重要
かということを、NPO 団体とし
て行った支援活動の事例と参加
者へのアンケート結果から検討
した。結果、保護者が孤立せず、
他の保護者や専門家との交流を
通して客観的にわが子の状態を
見つめることなどが重要である
ことなどが示唆された。
川邊浩史,菅原航平,清水健司,
海塚敏郎
6 学修到達目標
とコンピテン
シー評価の接
続に関する一
考―短期大学
―
共著
平成 27 年 3 短期大学コンソー 今日の教育機関に求められる
月
シ ア ム 九 州 紀 要 様々な能力について経済・社会的
第5巻
背景を踏まえ、いかなる観点と学
習到達目標を持って育成するこ
とが最良であるかを検討した。そ
の結果、人間性・知識・技能・行
動の4つの観点別能力要素をそ
れぞれ含む汎用・基礎的要素と専
門・応用的要素と専門・応用的要
素に区分されるコンピテンシー
概念の枠組みの中に集約された。
平田孝治,福元健志,菅原航平
(その他)
1「佐賀県内の 共著
幼稚園・保育所
等における発
達障害の可能
性のある子ど
もへの支援に
関する調査」報
告書
平成 26 年 10
月
大学コンソーシア
ム佐賀大学間連携
共同教育事業マネ
ジメント会議・質保
証ワーキンググル
ープ
佐賀県内の幼稚園・保育所におけ
る発達障害児支援の現状や保育
者に求める能力を明らかにする
ために、質問紙調査を行った結果
を報告書にまとめた(分析・考
察・編集を担当)
。152 園 1031
名から回答があり、研修ニーズと
しては、子どもと保護者に対する
対応方法等であることが明らか
となった。
"