主催 奈良県立橿原考古学研究所 (公財)由良大和古代文化研究協会 第 35 回 奈良県立橿原考古学研究所公開講演会 三角縁神獣鏡 研究の最前線 ~精密計測 から 浮かび上がる製作地~ 平成 27年 11月 3日 (火・文化の日) 13 時開演(12 時開場) 水野敏典 奈良県立橿原考古学研究所総括研究員 「三次元計測を応用した三角縁神獣鏡の研究」 清水康二 奈良県立橿原考古学研究所主任研究員 「鏡笵の再利用からみた三角縁神獣鏡」 菅谷文則 奈良県立橿原考古学研究所所長 「古墳と三角縁神獣鏡」 三角縁神獣鏡(奈良県天理市黒塚古墳出土 30 号鏡) 左:写真 右:三次元計測画像 奈良県 社会福祉総合センター 大ホール 近鉄橿原線畝傍御陵前駅下車 東出口より徒歩3分 入場無料 先着順(定員 550 名) 奈良県立橿原考古学研究所 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町1番地 Tel:0744-24-1101 Fax:0744-24-6747 http://www.kashikoken.jp/ 第 35 回 奈良県立橿原考古学研究所公開講演会 三角縁神獣鏡研究の最前線 ~精密計測から浮かび上がる製作地~ 開催趣旨 プログラム 1998 年、奈良県天理市の黒塚古墳から、33 13:00 開会挨拶 面という大量の三角縁神獣鏡が出土したことは、 菅谷文則 奈良県立橿原考古学研究所所長 今なお、多くの人々に強い印象を残しています。 三角縁神獣鏡は、鏡背面に神仙世界を表現す るとともに、外周に鋸歯文帯などを配する、縁 部断面が三角形の大型青銅鏡です。わが国の古 13:10 ~ 14:00 講演1 水野敏典 奈良県立橿原考古学研究所総括研究員 「三次元計測を応用した三角縁神獣鏡の研究」 墳などから、これまで約 560 面が出土していま す。そのなかには同じ文様をもつ鏡が 100 組以 上あることが知られています。 この鏡には中国三国時代の魏で製作され日本 14:00 ~ 14:50 講演2 清水康二 奈良県立橿原考古学研究所主任研究員 「鏡笵の再利用からみた三角縁神獣鏡」 列島にもたらされた「舶載鏡」と、日本列島で 製作された「仿製鏡」があるとの説が有力でし たが、その後、舶載鏡も列島内で製作されたと する説、逆に仿製鏡も含めてすべて中国製とす る説が唱えられるなど、今なお議論が盛んです。 三角縁神獣鏡は、早くから卑弥呼に下賜され た鏡であるとされ、日本列島の国家形成過程を 解明する上で中心的な研究対象となってきまし 14:50 ~ 15:05 休 憩 15:05 ~ 16:05 講演3 菅谷文則 奈良県立橿原考古学研究所所長 「古墳と三角縁神獣鏡」 16:05 ~ 閉会挨拶 た。そのため、鋳型の製作技術、鏡の製作地の 泉森 皎 (公財)由良大和古代文化研究協会業務執行理事 問題をあきらかにすることはきわめて重要です。 参加無料 今回の講演会では、当研究所による、最新の 三次元計測技術を用いた三角縁神獣鏡研究の成 果に基づき、その製作技術、製作地の問題に迫 参加申込は不要です。直接会場までお越しください。 先着順となります。(定員 550 名) ります。 平成 27 年 11 月 3 日(火・文化の日)13:00 開演(12:00 開場) 奈良県社会福祉総合センター 大ホール(奈良県橿原市大久保町 320 番地) 近鉄橿原線畝傍御陵前駅下車 東出口から北東へ徒歩 3 分、 センター西隣に橿原市営畝傍御陵前駅東駐車場(有料)あり。 奈良県立橿原考古学研究所 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町1番地 Tel:0744-24-1101 Fax:0744-24-6747 http://www.kashikoken.jp 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 平成 27 年度秋季特別展 人のかたちの埴輪はなぜ創られたのか 10 月 3 日(土)~ 11 月 23 日(月・祝) URL http://www.kashikoken.jp/museum/
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